所願満足の春


☆宿命が使命に変わった。

聖教新聞の見出しに目が止まった。
「踏ん張ろうと決めたから、宿命は使命になった」
さて、何が書かれているのか。通勤電車の中で読みふけった。
以下に、その体験談を要約する。



東京都武蔵野市の女子部副部長。
今、アパレルの仕事をしている。彼女(美喜子)の歩みは茨の道だった。
小学校4年、先天性の股関節脱臼で手術をした。
すでに信仰をたもち、ベッドで勤行した。松葉づえで学校へ。
中学3年生の春、急に髪の毛が抜け始めた。
夏休みには髪の毛が全部抜けた。
原因が分からず、かつらを着けるようにと病院から勧められた。
鏡の自分を見ることが辛かった。
2学期、学校は休まなかった。

女子高に進学。周りは身なりに気を使う。
彼女は、いつも変わらぬ髪型(かつら)だった。
修学旅行は行かなかった。行けなかった。
でも、もっと辛いことが起きた。
家族全員がひどい食中毒にかかり、全員が一晩中、高熱と下痢、おう吐で苦しんだ。
中学3年だった弟(伸明)は特に症状が重かった。
そして、翌日の夕方には、もう息をしていなかった。
現実とは思えなかった。彼女は思う。
「どうして伸明が死んで、私が生きているんだろう」
正直、死にたいと思ったこともあった。でも、弟の死の意味を考えるようになって、すこしずつ気落ちが変わっていく。
「私が生き抜かなければ」と誓うようになったのである。

彼女の母はこの出来事について、次のように語っている。
「息子を亡くしたこの地を去りたいとの思いがありましたが、池田先生の“人生の真実の勝負は、長い目で見なければ分からない”との言葉を抱きしめました。まず10年、頑張ろうと決めました」
数年たった時、母は再びの決意に立つ。
病気で苦しむ婦人部の激励に訪ね、負けないでほしいと励ますうちに、息子を亡くした自からの体験を語った。気付くと、彼女の母もその人も鳴いていた。同じ決意の涙だった。
心の中にあったわだかまり。
「どうして、わが子が‥」という疑問や後悔が、この時の涙で全てを洗い流してくれた。
母は語る。「踏ん張ろうと決めたから、宿命は人を励ます使命になったのです」

その娘は、中学3年生から美容室に行けなくなっていた。
修学旅行にも、成人式にも行けなかった。その彼女に髪が生え始める。
ある日、かつらを家に置き、出勤した。この日のことを母は語る。
「緊張したと思います。負けなかったね」
彼女は職場で経理の仕事に没頭し、女子部では白蓮グループで活動した。
折伏に挑戦する中、皆が、いろいろなことに悩んでいることを知った。
「それまでは、自分がかわいそうにしか思えませんでした。それが、人の苦しみに心を向けられるようになったのです。祈って、悩みに向き合う人は、悩みながら輝いていました。私も悩んでいる自分を認められるようになりました」
彼女の母は、3年前、悪性リンパ腫になった。抗がん治療で、今度は母の髪の毛が抜け落ちた。母は言った。「これで美喜子の気持ちもよく分かる。感謝だね」
3ヵ月で退院し、回復した母。
その母は夫(父)と共に、夢だった手作りパンの店を開業した。



体験をご家族の満面の笑顔の写真と、すさまじいまでの残酷な出来事とが対比され、読むほどに涙が止まらなくなりました。
人生には、残酷で絶望的な出来事があるものです。
けれど、その問題に負けるわけにいかないし、乗り越えるしかない。
思春期に髪の毛を失う悲しみ‥さぞかし辛かったことでしょう。
けれど、その髪の毛は元通りになりました。今の彼女のはじけるような美しい笑顔に、妙法の真実のチカラを見させていただきました。
「人生の真の勝負は、長い目で見なければ分からない」
「信心の根を張った人には、所願満足の春が必ず来る」
この池田先生の指導を胸に抱きしめた家族の物語でした。

追伸:私にも体験があります。その私の体験談が「創価の森ブログ」でした。
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by sokanomori3 | 2014-09-19 06:12 | 体験談 | Comments(12)
Commented by 千早 at 2014-09-19 07:40 x
人の宿命とは本当に怖いですね。
どんな思いで乗り越えられてきたんでしょう。
どんな宿命の嵐が来ても信心を疑うことなく貫いて、そうしていった時に、本当の信心の意味とか生きる意味とかがわかってくるんですかねえ…
強くならないと生きてはいけないんですよねえ…

Commented by 千早 at 2014-09-19 07:44 x
今回も内容よいですね。
また誰かに贈呈したいなあ…
Commented by うるとらまん at 2014-09-19 09:53 x
おはよー!髪の毛が抜け落ちた女子部の体験を読んでトミさんを思い出しました。   ガンとの壮絶な戦いでしたが人が喜んでいる姿をみると元喜になるとバッジが握れなくなる直前まで太鼓をたたき続けました。信心はしていませんでしたが、うるとらまん、人のために生きるんだよ。そうしたら、自分でも思ってもいなかった力が発揮できるよと何度も励ましてくれました。彼女が亡くなった時には沖縄の太陽トミさんと新聞に掲載され多くの人から愛されていました。           宿命は人を励ます使命となるとの言葉とトミさんの言葉が重なりました。私もそのような人生でありたいと思います。          
Commented by 千早 at 2014-09-19 19:23 x
ごめんなさい、2個目のコメントはSGIグラフの記事に入れたつもりが間違えてここに入れてしまったみたいです(笑)
Commented by sokanomori3 at 2014-09-19 21:35
千早さん、こんばんわ。
新聞の贈呈かと思いましたし、オカシナ感じはしませんでした。(^^)
まあ、御愛嬌‥ですね。
★菊川広幸
Commented by sokanomori3 at 2014-09-19 21:38
うるとらまんさん、こんばんわ。
さまざまな宿命ありますよね。
負けないこと、信じること、継続すること‥
それでだめなら一定ですね。
最後の最後まで仏道修行ですね。
★菊川広幸
Commented by sokanomori3 at 2014-09-20 14:15
千早さん、

>どんな宿命の嵐が来ても信心を疑うことなく貫いて、そうしていった時に、本当の信心の意味とか生きる意味とかがわかってくるんですかねえ…

何があっても、全部、御本尊様を信じ、乗り越えていく‥
これが私たちの生き方です。
それ以外にありませんね。(^^)
★菊川広幸
Commented by LION at 2014-09-21 20:21 x
素晴らしい体験に感動いたしました。この体験記事はいつの新聞に掲載されていたか、是非教えていただきたいです!宜しくお願い致します!
Commented by sokanomori3 at 2014-09-22 06:21
LIONさん、おはようございます。
この新聞、手元になくて記憶で申し訳ありませんが9月18日の聖教新聞だと思います。もし、18日でなければ17日です。
★菊川広幸
Commented at 2014-09-23 13:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by LION at 2014-09-23 20:56 x
菊川様
ありがとうございます!手元にありました!本当に素晴らしい体験で、菊川さんのブログを拝見しなければ見落としていました。本当にありがとうございました!
Commented by sokanomori3 at 2014-09-23 21:16
13:08さん、こんばんわ。
いろいろと数多い人からコメントを頂くものですから。あなたさまのことはうる憶えです。何かありましたらいつでもどうぞ。
尚、私は菊池でなく、菊川ですので、以後、宜しくお願いします。(^^)

LIONさん、どういたしまして。
★菊川広幸


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