光日尼(こうにちあま)


☆子を失った母の信心.


光日尼(こうにちあま)は安房国東条郡(千葉県)の在家信者です。
夫に先立たれ、武士である息子(弥四郎)にも先立たれました。
息子は「容貌も立派で素直」な誉れの息子でした。
弥四郎は光日尼ととともに大聖人の弟子でした。

弥四郎(やしろう)は、主君に仕える武士でした
このため何らかの戦(いくさ)に参加するように命じられていたようです。
弥四郎は大聖人に手紙を書きました。
「弓矢をとる人に仕えていて暇(いとま)がない上、事が急になり申し上げます。
世間は無常です。自分はいつ死ぬかも知れません。
私は武士ですから言い渡されれば逃げることはできません。
しかし、後生を思えば恐ろしくて仕方ありません。
どうか、お助け下さい」

このことに大聖人は経文を引いて指導されています。
その指導を受けて、弥四郎は問題を解決します。

それから時が過ぎ、一通の手紙が大聖人のもとに届きました

母の光日尼からの「弥四郎の訃報」の手紙でした
息子の死から2年を経ていました。
光日尼は大聖人に質問しました。
「弥四郎は人を殺した者なので、後生はどのような所に生れるのでしょう」
大聖人は返書をしたためられました。
「この訃報を知り、まるで浦島太郎の玉手箱を開けたようでした」
同苦され、希望の灯をともしていく返書でした。
「大きな罪であっても、悔い改め妙法を行じるならばその罪は消える」
「たとえ人を殺し“悪人”と呼ばれようと、あなたが追善を行なえば成仏できる。
まして弥四郎は法華経を信じていたのですから、親を導く身となられるでしょう」

光日尼は、大聖人の御指導に触れて一途に信心に励みました
数年後には、悲哀を乗り越えた体験をしたため、大聖人に手紙を出しました。
大聖人はその御返事に次のようにしたためられました。
「心の月は曇りがなく、身の垢は消えられた。あなたは即身の仏です」
「今、光日上人は、わが子を思うあまり法華経の行者になられました。
母と子は必ず共に霊山浄土に参ることができるでしょう。
その時の対面はどんなにか嬉しいでしょう」

光日上人(こうにちしょうにん)とまで讃えられた光日尼の信心。
現代において病気や事故で家族を失う、子供に先立たれることもありましょう。
その苦難にどう立ち向かうのか。
そのことを今に伝える光日尼の人生です。



<関連御書>
光日房御書(こうにちぼうごしょ)926ページ.
光日上人御書(こうにちじょうにんごしょ)932ページ.
光日尼御返事(こうにちあまごへんじ)934ページ.

大白蓮華2017年5月号を参考に作成いたしました。

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by sokanomori3 | 2017-05-05 05:01 | 御書の登場人物 | Comments(3)
Commented by 凡ちゃんこと永遠の凡夫 at 2017-05-05 20:06 x
大白蓮華のこのページの読んだ翌日くらいに、テレビで南スーダンにPKOで行ってた自衛隊員が帰国したニュースをやってました。
今回は無事でした。未来永劫無事であって欲しいです。

しかし、消防防災ヘリやドクターヘリも、飛び続ける以上は、いつか不幸な事故に遭遇する可能性があるように、
危険な任務や活動をやり続けていれば、やがて不幸な事案が発生する可能性はついて回るでしょうね。
だからといって、事故が恐いのでドクターヘリやめました。となれば、そのせいで多くの人が助からず亡くなってしまう以前の時代に戻ってしまうでしょうね。それも良くないですよね。
ジレンマです。


「何も起きない」ことを前提とした偽善は、そこら中にありますが、
(大災害があっても、そこでたくましく生き抜く人たちがいたように、そんな具体的事例があったように、)
「何か起きても」それでも人々を救える哲学や信念。そういうものがあるなら、それを多くの人々に広めたいですね。
Commented by sokanomori3 at 2017-05-06 19:55
永遠の凡夫さん、こんばんわ。

危険でない任務なんてないですものね。

>「何も起きない」ことを前提とした偽善・・

ですよね。その通りと思いました。
★菊川広幸
Commented by 凡ちゃんこと永遠の凡夫 at 2017-05-06 21:46 x
私は、日本のことしか考えてない狭い了見だったので今この瞬間まで気づきませんでした。

韓国は徴兵制なんですね。
だったら、お子さんが兵役についてる韓国SGIの母もいるかもしれませんね。

だとすれば、もし朝鮮半島で有事があるなら、戦場へ連れて行かれてしまうかもしれません。
そうならないように日夜、必死にお題目をあげている姿が脳裏をよぎりました。

光日尼は、決して過去の人では無かったんですね。
今この瞬間、この現在において苦悩と戦ってる方々が、大聖人様のお弟子様たちなのですね。


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