乙御前御消息・別名、身軽法重抄(2017年7月度座談会御書)


☆別名、身軽法重抄に学ぶ.
(べつめい、しんきょうほうじゅうしょうに まなぶ)

乙御前御消息(おとごぜんごしょうそく)。
別名、身軽法重抄(しんきょうほうじゅうしょう)。
7月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている乙御前御消息(1221ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

いよいよ ごうじょうの おんこころざし あるべし
こおりは みずより いでたれども みずよりも すさまじ
あおき ことは あい より いでたれども かさぬれば あい よりも いろ まさる
おなじ ほけきょうにては おわすれども こころざしを かさぬれば
たにん よりも いろ まさり りしょうも あるべきなり.


○漢字文.

いよいよ 強盛の 御志 あるべし
冰は 水より 出でたれども 水よりも すさまじ
青き 事は 藍 より 出でたれども かさぬれば 藍 よりも 色 まさる
同じ 法華経にては をはすれども 志を かさぬれば
他人 よりも 色 まさり 利生も あるべきなり.


○背景と大意.

建治元年(1275年)8月4日、日蓮大聖人 54歳の御時、身延から鎌倉の乙御前の母、日妙尼に授けられた御書です。
文永8年(1271年)に大聖人が佐渡に流罪され、弟子たちが弾圧されると多くの門下が退転しましたが、日妙尼は強盛な信心を貫き、鎌倉から佐渡、身延の大聖人のもとを訪ねました。この日妙尼の純真な信心をたたえられ、大聖人は「日妙聖人」という最高の称号を与えられました。
本抄では、一切経と法華経、諸経の人師と法華経の行者を比較され、大聖人こそ法華経の行者であり、迫害する人々は蒙古の攻めを受け、供養する日妙聖人は仏になると述べられています。
7月度の座談会講義の御文では、「いよいよ強盛な信心を貫きなさい。信心を重ねていくならば、厳然たる功徳の実証を現していくことができるのです」と述べられています。
夫と離別し、幼い娘を女手一つで育てながら、鎌倉から佐渡、身延まで訪ねた日妙尼。
その強盛な信心に対しても尚、「いよいよ強盛に」と指導されています。
このことにてついて、池田先生は次のようにご指導されています。
「大事なことは、常に前進の方向へ一念を定めることです。壁を乗り越える挑戦自体が、自身の境涯を確実にひろげいく因となることは間違いありません。
戦えば必ず生命は変わります。行き詰った時こそが本当の勝負です。
行き詰まりを打開する力こそ、いよいよ強盛の信心です」

○所感.

乙御前御消息には、次の御文が記されています。

「いくさには だいしょうぐんを たましいとす
 だいしょうぐん おくしぬれば つわもの おくびょう なり
 にょにんは おとこを たましいとす おとこ なければ にょにん たましい なし
 この よに おとこ ある にょにんすら よの なか わたりがとう みえて そうろうに
 たましいも なくして よを わたらせ たまうが
 たましいある にょにんにも すぐれて しんちゅう かいがいしく おわする うえ
 かみにも こころを いれ ほとけをも あがめさせ たまえば
 ひとに すぐれて おわする にょにん なり」
「かならず こころの かたきに よりて かみの まもり すなわち つよし」.

(「軍には 大将軍を 魂とす 大将軍 をくしぬれば 歩兵 臆病 なり
 女人は 夫を 魂とす 夫 なければ 女人 魂 なし
 此の 世に 夫 ある 女人すら 世の 中 渡りがたふ みえて 候に
 魂も なくして 世を 渡らせ 給うが
 魂ある 女人にも すぐれて 心中 かひがひしく おはする 上
 神にも 心を 入れ 仏をも あがめさせ 給へば 人に 勝れて おはする 女人 なり」
「必ず 心の 固きに 仮りて 神の 守り 則ち 強し」)

この御文の後に、今月の学習範囲の「いよいよ 強盛の 御志 あるべし」が続きます。
大聖人は、夫がいなければ世の中を渡りがたいのに日妙尼は大変立派である(趣意)と褒められ、さらに水が氷になるように、藍を重ねればさらに青色が鮮明になるように、強い決意と信心の継続が大切であるとご指導されています。
当時の時代背景を考えれば、蒙古が来襲した翌年であり、大騒ぎの鎌倉に生活していた日妙尼に信心のさらなる確信を与えようと記された御書と拝せられます。
また、日妙尼が聖人と称号される信心だからこそのご指導と思います。
私も「いよいよ強盛の信心」に進化させてまいります。

ひらがな御書の乙御前御消息のひらがな文、交互文を以下に示します。
hiraganagosho.web.fc2.com/a1218.html
hiraganagosho.web.fc2.com/b1218.html

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2017-06-24 13:52 | 座談会御書 | Comments(0)


創価の森通信Freedom   音声ソフト対応BLOG


by sokanomori3

プロフィールを見る

外部リンク

検索

カテゴリ

全体
ご案内
自在会情報
ひらがな御書
ひらがな御書物語り
ひらがな御書に学ぶ
自在の人
妙音・自由の人
前略 千早さま
千早抄 (体験談)
千早美術館
日本点字図書館見学記
視覚障がい書籍紹介
盲導犬
読者の皆さまへ
創価の森の小さな家
創価の森通信フリーダム
別館のご案内
座談会御書
勤行 唱題
体験談
創価学会歌
管理人より
聖教新聞
大白蓮華
グラフSGI
日蓮大聖人
牧口常三郎先生
戸田城聖先生
池田大作先生
池田先生の詩
一般書籍のご案内
学会書籍のご案内
ポエム
幹部指導
健康づくり
怪我・病気対策
健康ジョギング
障害者スポーツ
創価学会の記念日
創価学会総本部
公明党
仏法用語
御書の登場人物
新人間革命読書感想文
創価ニュース
政治
紛争・災害ニュース
九州大震災
希望の哲学
つぶやき
雑記帳
創価学会批判
創価学会の問題
夢修行
料理は魔法
大工は魔法
良死の準備
宮田幸一氏問題
サカマキガイ対策
任用試験
世界遺産見学
フェイクニュース
私の仕事
日顕宗
未分類

最新のコメント

kaisenさん、古くか..
by sokanomori3 at 22:05
菊川様お久しぶりです。 ..
by kaisen at 15:03
>天気のことすら祈ってい..
by 凡ちゃん at 00:32
超科学主義者でした・・・..
by 凡ちゃん at 00:00
会合の前日まで大結集に走..
by 師弟誓願 at 15:52
>「祈ると晴れる」と言わ..
by sokanomori3 at 06:24
【模範解答】 随筆..
by 師弟誓願 at 01:39
「難しい」の意味は何を指..
by 師弟誓願 at 01:36
千早さん、こんばんわ。 ..
by sokanomori3 at 22:58
日野原先生亡くなってしま..
by 千早 at 07:32
非公開さん、おはようござ..
by sokanomori3 at 05:54
凡ちゃんさん、こんばんわ..
by sokanomori3 at 21:29
karu44karu8..
by sokanomori3 at 21:26
まさに法華経の行者の人生..
by 凡ちゃん at 16:26
こんにちは、体調はいかが..
by karu44karu8866 at 09:13
2人の非公開さん、こんば..
by sokanomori3 at 23:29
ランさん、こんばんわ。 ..
by sokanomori3 at 23:27
千早さん、こんばんわ。 ..
by sokanomori3 at 23:24
凡ちゃんさん、こんばんわ..
by sokanomori3 at 23:22
非公開さんの皆さん、あり..
by sokanomori3 at 23:20

リンク

以前の記事

2018年 11月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月

ブログジャンル

ボランティア