カテゴリ:座談会御書( 52 )

阿仏房尼御前御返事(2017年10月度座談会御書)


☆阿仏房尼御前御返事に学ぶ.

(あぶつぼうあまごぜん ごへんじに まなぶ)

阿仏房尼御前御返事(あぶつぼうあまごぜんごへんじ)。
10月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている阿仏房尼御前御返事(1308ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

いよいよ しんじんを はげみ たもうべし
ぶっぽうのどうりを ひとに かたらんものをば なんにょ そうに かならず にくむべし
よし にくまば にくめ
ほけきょう しゃかぶつ てんだい みょうらく でんぎょう しょうあんらの
きんげんに みを まかすべし
にょせつしゅぎょうの ひととは これなり.

○漢字文.

弥 信心を はげみ 給うべし
仏法の 道理を 人に 語らむ 者をば 男女 僧尼 必ず にくむべし
よし にくまば にくめ
法華経 釈迦仏 天台 妙楽 伝教 章安等の 金言に 身を まかすべし
如説修行の 人とは 是れなり.


○背景と大意.

建治元年(1275年)9月3日、日蓮大聖人54歳の御時の御書です。
(現在は、建治2年との説が有力になっています)
阿仏房夫妻は、過去、念仏信仰をしていました。
本抄は、阿仏房の妻・千日尼が謗法の罪を質問したことに対して、謗法(ほうぼう)にも浅深、軽重があると述べられ、折伏の姿勢を指導されている御書です。
「謗法を放置すれば無慈悲である。折伏をすれば必ず難が競い起こる。そのときに御本尊を護持し、折伏し通すならば必ず功徳がある」と述べられています。
また、千日尼の信心と求道心をおほめになられています。

池田先生は次のようにご指導されています。(大白蓮華10月号47ページ)
「大聖人の仏法は常に今からである。今日が久遠元初の出発の日である。
仏法ゆえに悪口を言われ、悔しい思いをすることもある。
しかし、憎むならば憎むがよい!の心意気で進む人を大聖人は断じて護ってくださるのです」

如説修行(にょせつしゅぎょう)とは、「説の如く修行す」と読みます。
仏が説いた教え通りに修行することです。
その修行は六難九易(とくなんくい)に譬えられています。
sokafree.exblog.jp/26796690/

○所感.

今、世の中は「批判」を避ける時代と言われています。
批判はすなわち、和を乱す、喧嘩を売る、ケチをつける、因縁をつけるといったイメージが強く、政治や宗教などを真面目に話すことを避ける風潮があるようです。
会社などでも、強く言うとパワハラ、セクハラなどと騒ぎになる時代です。
基本的に考え方の違いで対立しやすい政治と宗教の話は、タブー視される傾向が強まっています。
軽薄でさしさわりのない話が主流で、熱い対話は敬遠がちに感じますが、実際には濃い人間関係では濃い話、本音の話は今も続いています。
このため、しっかりした折伏は、ある程度の人間関係の構築も必要でしょう。
仏法対話が原因して、恨まれ、疎遠になることもあります。
私も何人か、そのことが原因で人間関係が壊れたことあります。
悔しい思いをしましたが、それは仕方ない。
仏道修行です。このことは乗り越えなければなりません。
さあ、お題目で慈悲と勇気を奮い立たせましょう。
そして、如説修行を実践いたしましょう!



阿仏房尼御前御返事のひらがな訳全文を以下に添付します。
hiraganagosho.web.fc2.com/b1307

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by sokanomori3 | 2017-09-26 05:55 | 座談会御書 | Comments(2)

持妙法華問答抄(2017年9月度座談会御書)


☆持妙法華問答抄に学ぶ.

持妙法華問答抄(じみょうほっけもんどうしょう)。
9月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている持妙法華問答抄(467ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

じゃっこうの みやこ ならずは いずくにも みな く なるべし
ほんがくの すみかを はなれて なにごとか たのしみ なるべき
ねがわくは「げんぜあんのん ごしょうぜんしょ」の みょうほうを
たもつ のみこそ ただ こんじょうの みょうもん ごぜの ろういん なるべけれ
すべからく こころを いつにして なんみょうほうれんげきょうと
われも となえ たをも すすめん のみこそ
こんじょう にんかいの おもいで なるべき.

○漢字文.

寂光の 都ならずは 何くも 皆 苦なるべし
本覚の 栖を 離れて 何事か 楽みなるべき
願くは「現世安穏 後生善処」の 妙法を 持つ のみこそ
只 今生の 名聞 後世の 弄引 なるべけれ
須く 心を 一にして 南無妙法蓮華経と 我も 唱へ 他をも 勧ん のみこそ
今生 人界の 思出 なるべき.


○背景と大意.

弘長3年(1263年)、日蓮大聖人42歳の御時の御書です。
伊豆流罪赦免直後にしたためられたとされる御書ですが、詳細は明らかでありません。
本抄は、南無妙法蓮華経によって成仏できることを5つの問答形式で教えられています。
その5つの教えを以下に要約して申し上げます。

1.仏になるためには法華経を修行すべきである。
2.法華経が最も優れた法である。
3.法華経は釈尊の極説であり仏になる真実の道が説かれている。
4.爾前権経(にぜんごんきょう)で成仏を許されなかった女人、二乗などを含む
  すべての人たちを成仏させる教えが法華経である。
5.その修業方法は「信」が重要である。不信であっては仏の力も及ばず、
  苦悩から逃れることはできない。

この御指南の文末に、今月の御書講義文が記されています。

仏の境地を離れて何が楽しみとなるだろうか。妙法を持つ(たもつ)ことのみが一生の真の名誉であり、来世の導きとなる。ぜひとも全精魂を傾けて南無妙法蓮華経と唱え、他の人に勧めるべきである。それが人として生まれてきた一生の思い出になる

大聖人は本抄において、次のようにも仰せです。

 うけがたき じんしんを うけ あいがたき ぶっぽうに あいて いかでか むなしくして そうろうべきぞ.
受けがたき人身をうけ 値いがたき仏法にあひて 争でか虚しくして候べきぞ」(464)

 まいじさぜねんの ひがんを わすれ いかなる つきひ ありてか.
毎自作是念の悲願を忘れ 何なる月日ありてか」(466)

 りんじゅう すでに いまに ありとは しりながら がまんへんしゅう みょうもんみょうりに じゃくして 
 みょうほうを となえ たてまつらん ことは こころざしの ほど むげに かいなし.

臨終已に今にありとは知りながら 我慢偏執・名聞利養に著して
 妙法を唱へ奉らざらん事は 志の程・無下にかひなし
」(466)

 しょうがい いくばく ならず おもえば いちやの かりの やどを わすれて いくばくの みょうりをか えん
 また えたりとも これ ゆめの なかの さかえ めずらし からぬ たのしみ なり.

生涯幾くならず思へば 一夜のかりの宿を忘れて 幾くの名利をか得ん
 又得たりとも 是れ夢の中の栄へ 珍しからぬ楽みなり


「毎自作是念の悲願」とは寿量品の最後の一句です。
「どのようにしてこの仏法に入らせて成仏させるか」ということを「毎にこの念を作す(つねにこのねんをなす)」、すなわち広宣流布を願う境涯(仏の境涯)を述べられています。
そして人生の短さを知りながら、名聞名利に生きる愚かさを記されています。

○所感.

9月度大白蓮華の解説には、以下の文章が掲載されています。

「広宣流布に生き抜くことが、一生を飾る真実の思い出となります。
池田先生は「地味であったとしても、広宣流布のために動いたこと、語ったこと、苦労したこと、戦い切ったことは、時が経てば経つほど、深い光を放っていく」と教えられています」

私たちは尊い仏法を根幹として生き抜きたいものです。
仏とは広宣流布を悲願として生きる人生のことです。

功徳について、大聖人は以下の御文を記されています。

たもたるる ほうだに だいいち ならば たもつ ひと したがって だいいち なるべし.
持たるる法だに第一ならば持つ人随つて第一なるべし」(466)

私たちは世界一の仏法をたもっています。私たちは世界一幸せになることができます。
そのことを確信し、永遠に崩れない大境涯を信・行・学で築き上げましょう。



持妙法華問答抄の別記事を参考資料として以下に示します。
sokanomori.exblog.jp/16646396/
sokanomori.exblog.jp/20692264/

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by sokanomori3 | 2017-08-26 06:32 | 座談会御書 | Comments(2)

法華初心成仏抄(2017年8月度座談会御書)


☆法華初心成仏抄に学ぶ.


法華初心成仏抄(ほっけしょしんじょうぶつしょう)。
8月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている法華初心成仏抄(557ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

わが こしんの みょうほうれんげきょうを ほんぞんと あがめ たてまつりて
わが こしんちゅうの ぶっしょう なんみょうほうれんげきょうと よび よばれて
あらわれ たもう ところを ほとけとは いうなり
たとえば かごのなかの とり なけば そらとぶ とりの よばれて あつまるが ごとし
そらとぶ とり あつまれば かごの なかの とりも いでんと するが ごとし
くちに みょうほうを よび たてまつれば わが みの ぶっしょうも
よばれて かならず あらわれ たもう.

○漢字文.

我が 己心の 妙法蓮華経を 本尊と あがめ 奉りて
我が 己心中の 仏性 南無妙法蓮華経と よび よばれて
顕れ 給う 処を 仏とは 云うなり
譬えば 籠の中の 鳥 なけば 空とぶ 鳥の よばれて 集まるが如し
空とぶ 鳥の 集まれば 籠の 中の 鳥も 出でんと するが 如し
口に 妙法を よび 奉れば 我が 身の 仏性も よばれて 必ず 顕れ 給ふ.


○背景と大意.

建治3年(1277年)、日蓮大聖人56歳の御時の御書です。
8月度大白蓮華には「宛先の詳細は不明」とされていますが、内容はかつて念仏を唱えていた女性門下か、いまだ念仏への未練を残している女性に対しての御書と考えられます。
本抄は御書全集14ページ分の長編の御書で、次の内容が述べられています。

1.法華経が仏の本意であり、末法では南無妙法蓮華経のみが成仏の根本法である。
2.良き師と良き旦那と良き法が寄り合って祈りが叶う。
3.信じ実践すれば必ず成仏の境涯を得ることができる。
4.反対する人も「毒鼓の縁」(どっくのえん)によって成仏の因を刻むことができる。
5.大聖人の仏法を実践すれば三類の強敵(ごうてき)が出現する。
6.その難を恐れず信心を実践することが肝要である。
7.唱題行によって己心の仏性が顕れて成仏する。

今月の座談会講義の勉強内容は最後の7.唱題行での成仏の部分になります。
大聖人は「唱題で己心の仏性が呼ばれて顕れる」と「鳥」の習性に譬えて御指南されています。
大白蓮華49ページの解説には「唱題根本に進んでいく限り、決して行き詰まることはありません」と書かれ、池田先生の「唱題の人が勝利の人である。題目をあげ抜いた人には、諸天が続々と参集する。最大に幸福の方向へと導いてくれる」との御指導が紹介されています。

○所感.

法華初心成仏抄には、次の御文が記されています。
(最初に平仮名文、後に漢字文を示す)

「よきしと よきだんなと よきほうと この みっつ よりあいて いのりを じょうじゅし
 こくどの だいなんをも はらうべき ものなり」(550)
「ほけきょうを じゅじし たてまつらん ひと かならず ほとけに なるべし」(551)
「ぼうぜん ものは どっくのえんと なって ほとけに なるべきなり」(552)

「よき師と よき檀那と よき法と 此の 三 寄り合いて 祈を 成就し
 国土の 大難をも 払ふべき 者なり」
「法華経を 受持し 奉らん 人 必ず 仏に なるべし」
「謗ぜん者は 毒鼓の 縁となつて 仏に なるべきなり」.


「良き師弟と正しい法の祈りで成仏し、大難をも払拭できる。批判者すら成仏に導くことができる」とご教示されております。今に当てはめるならば「創価学会の祈り」になります。
大聖人の南無妙法蓮華経の唱題を創価学会員として唱える・・
まさにそれは「良き師弟と正しい法の祈り」となります。

先日、私は広宣流布大誓堂の誓願勤行会に参加したしました。
大聖堂の敷地には戸田先生のお歌が石碑になっていました。
そこには「妙法の広布の旅は遠けれど、共に励まし、共々に征かなむ」とのあり、その解説として池田先生の言葉が次の内容で刻まれておりました。

「恩師のこの和歌を永遠の原点となし、異体を同心として仏意仏勅のために共戦しゆくこことをここに誓うものなり。この和歌の精神に違背する者は、もはや魔類であり、我らの同志に非ざるものなり。昭和52年5月3日 創価学会会長 池田大作」

創価とは「共に励まし、共々に広宣流布に前進する」組織です。
その根本をしっかと胸に抱いた唱題が万難を排すのです。
「批判ばかりで広宣流布をしない宗門」のお題目ではありません。
私たちは学会員であることを最高の誇りとして唱題したいものです。
さあ、祈りましょう! 幸せになりましょう!



創価の祈りは必ず叶います。その実証の記事を以下に示します。
sokanomori.exblog.jp/13976309/

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by sokanomori3 | 2017-07-24 22:40 | 座談会御書 | Comments(2)

乙御前御消息・別名、身軽法重抄(2017年7月度座談会御書)


☆別名、身軽法重抄に学ぶ.
(べつめい、しんきょうほうじゅうしょうに まなぶ)

乙御前御消息(おとごぜんごしょうそく)。
別名、身軽法重抄(しんきょうほうじゅうしょう)。
7月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている乙御前御消息(1221ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

いよいよ ごうじょうの おんこころざし あるべし
こおりは みずより いでたれども みずよりも すさまじ
あおき ことは あい より いでたれども かさぬれば あい よりも いろ まさる
おなじ ほけきょうにては おわすれども こころざしを かさぬれば
たにん よりも いろ まさり りしょうも あるべきなり.


○漢字文.

いよいよ 強盛の 御志 あるべし
冰は 水より 出でたれども 水よりも すさまじ
青き 事は 藍 より 出でたれども かさぬれば 藍 よりも 色 まさる
同じ 法華経にては をはすれども 志を かさぬれば
他人 よりも 色 まさり 利生も あるべきなり.


○背景と大意.

建治元年(1275年)8月4日、日蓮大聖人 54歳の御時、身延から鎌倉の乙御前の母、日妙尼に授けられた御書です。
文永8年(1271年)に大聖人が佐渡に流罪され、弟子たちが弾圧されると多くの門下が退転しましたが、日妙尼は強盛な信心を貫き、鎌倉から佐渡、身延の大聖人のもとを訪ねました。この日妙尼の純真な信心をたたえられ、大聖人は「日妙聖人」という最高の称号を与えられました。
本抄では、一切経と法華経、諸経の人師と法華経の行者を比較され、大聖人こそ法華経の行者であり、迫害する人々は蒙古の攻めを受け、供養する日妙聖人は仏になると述べられています。
7月度の座談会講義の御文では、「いよいよ強盛な信心を貫きなさい。信心を重ねていくならば、厳然たる功徳の実証を現していくことができるのです」と述べられています。
夫と離別し、幼い娘を女手一つで育てながら、鎌倉から佐渡、身延まで訪ねた日妙尼。
その強盛な信心に対しても尚、「いよいよ強盛に」と指導されています。
このことにてついて、池田先生は次のようにご指導されています。
「大事なことは、常に前進の方向へ一念を定めることです。壁を乗り越える挑戦自体が、自身の境涯を確実にひろげいく因となることは間違いありません。
戦えば必ず生命は変わります。行き詰った時こそが本当の勝負です。
行き詰まりを打開する力こそ、いよいよ強盛の信心です」

○所感.

乙御前御消息には、次の御文が記されています。

「いくさには だいしょうぐんを たましいとす
 だいしょうぐん おくしぬれば つわもの おくびょう なり
 にょにんは おとこを たましいとす おとこ なければ にょにん たましい なし
 この よに おとこ ある にょにんすら よの なか わたりがとう みえて そうろうに
 たましいも なくして よを わたらせ たまうが
 たましいある にょにんにも すぐれて しんちゅう かいがいしく おわする うえ
 かみにも こころを いれ ほとけをも あがめさせ たまえば
 ひとに すぐれて おわする にょにん なり」
「かならず こころの かたきに よりて かみの まもり すなわち つよし」.

(「軍には 大将軍を 魂とす 大将軍 をくしぬれば 歩兵 臆病 なり
 女人は 夫を 魂とす 夫 なければ 女人 魂 なし
 此の 世に 夫 ある 女人すら 世の 中 渡りがたふ みえて 候に
 魂も なくして 世を 渡らせ 給うが
 魂ある 女人にも すぐれて 心中 かひがひしく おはする 上
 神にも 心を 入れ 仏をも あがめさせ 給へば 人に 勝れて おはする 女人 なり」
「必ず 心の 固きに 仮りて 神の 守り 則ち 強し」)

この御文の後に、今月の学習範囲の「いよいよ 強盛の 御志 あるべし」が続きます。
大聖人は、夫がいなければ世の中を渡りがたいのに日妙尼は大変立派である(趣意)と褒められ、さらに水が氷になるように、藍を重ねればさらに青色が鮮明になるように、強い決意と信心の継続が大切であるとご指導されています。
当時の時代背景を考えれば、蒙古が来襲した翌年であり、大騒ぎの鎌倉に生活していた日妙尼に信心のさらなる確信を与えようと記された御書と拝せられます。
また、日妙尼が聖人と称号される信心だからこそのご指導と思います。
私も「いよいよ強盛の信心」に進化させてまいります。

ひらがな御書の乙御前御消息のひらがな文、交互文を以下に示します。
hiraganagosho.web.fc2.com/a1218.html
hiraganagosho.web.fc2.com/b1218.html

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by sokanomori3 | 2017-06-24 13:52 | 座談会御書 | Comments(0)

弥三郎殿御返事(2017年6月度座談会御書)


☆決戦の御書に学ぶ.

弥三郎殿御返事に書き込みのある御書の写真を添付します。
b0312424_21121163.jpg


弥三郎殿御返事(やさぶろうどのごへんじ)。
6月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている弥三郎殿御返事(1451ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

ただ ひとえに おもいきるべし ことしの せけんを かがみとせよ
そこばくの ひとの しぬるに いままで いきて ありつるは
この ことに あわんがため なりけり
これこそ うじがわを わたせし ところよ
これこそ せたを わたせし ところよ
なを あぐるか なを くだすかなり.

○漢字文.

但 偏に思い切るべし 今年の世間を鏡とせよ
若干の 人の死ぬるに 今まで生きて有りつるは 此の事に あはん為なりけり
此れこそ 宇治川を 渡せし所よ 是こそ 勢多を 渡せし所よ
名を揚るか 名をくだすかなり.


○背景と大意.

建治3年(1277年)、日蓮大聖人56歳の御時、門下の弥三郎に与えられた御書です。
弥三郎の詳細は明らかではありませんが、念仏僧と法論できるだけの教学力を備えた人物であり、所領を持てる身分であったことがうかがえます。
本抄で大聖人は、法論に臨む弥三郎に問答の内容を想定し、破折の方法いついて御指南され、「今まで生きて有りつるは此の事にあわん為なり」「名を揚ぐるか名をくだすかなり」と、弥三郎を激励されています。

当時、法論は命がけだったのでしょう。
今回の学習範囲の前文に以下の御文があります。

かまえて かまえて しょりょうを おしみ つまこを かえりみ
また ひとを たのみて あやぶむ ことなかれ.
構へて構へて 所領を惜み 妻子を顧りみ 又 人を憑みて あやぶむ事 無かれ

日蓮大聖人の仏法は世界一正しい仏法です。他宗は誤った宗教です。
その正邪は文証、理証、現証で決せられます。
しかしそれは、何も仏法の法論のことだけではありません。
生活、仕事などあらゆる分野に正邪があります。

そもそも正とは何で、邪とは何でしょうか。
正(しょう):本当であること。正しいこと。間違いがないこと。
邪(じゃ):正しくないこと。良くないこと。悪いこと。
正は、一に止める(とどめる)と書きます。
何かを果たすため、一番の方法、最高の存在という意味です。

正は安全で利益があります。邪は危険で損をします。
私たちは世界一の正法を実践しています。
ですから必ず世界一幸せになれるのです。

池田先生は「まず、勝つと決める。その上で行動を起こす」と述べられています。
河合師範の指導には「決めて、祈って、行動する」との指導があります。
河合師範の指導の記事うURLを以下に示します。
sokafree.exblog.jp/22302359

「ただ偏に思い切る」そして「祈り、行動する」・・
そうして、創価三代会長(牧口先生・戸田先生・池田先生)、無数の学会員が勝利してきました。
私たちも不二の戦いで勝利したいものです。

○所感.

私の所有の御書、弥三郎殿御返事の最終ページに「会社での幽閉生活。これを戦う為に生まれてきたのだ」と記したメモがあります。(上写真)
私が窓際族の時に書いたものです。
まさに「名を揚ぐるか名をくだすかなり」の命を懸けた戦いでした。
当時の窓際族体験のURLを以下に添付します。
sokanomori.exblog.jp/15414796

各々の宗派が「わが宗教には功徳がある」と言っています。
しかし、その教義の通りの功徳は本当にあるでしょうか。
私は信心根本で会社の圧力の中で戦いました。
そして宿敵は退職、私は執行役員に昇格しました。
sokafree.exblog.jp/26870641
私は絶体絶命の状態を脱し「名を揚げた」のです。

思い返せば、本気で決意して信心で戦って負けたことはありません。
不思議です。つくづく偉大な宗教と感じます。

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by sokanomori3 | 2017-05-24 21:57 | 座談会御書 | Comments(20)

5分間のチカラ(御書講義)


☆勇気と希望を伝える.


昨日の座談会は内容がてんこ盛りでした。
そのメインは2人の女子部の体験発表でした。
青年大会に参加した歓喜の話や進学、就職活動の体験が語られました。
1人は東京芸大に合格して、その作品を見せていただいた。
1人は大学4年生で早々と就職を勝ち取って、来年から社会人なる。
輝いているんです2人とも。もう、泣きそうなるぐらい素晴らしい体験でした。
未来の創価学会を背負う大人材に大拍手でした。

私の担当は御書講義でした。与えられた時間は5分。
この5分を印象のない大白蓮華の棒読み講義にだけはしてはならない。
5分は「あっという間」です。でも、鮮烈な5分、突き刺さる5分にしたかった。
会合は夜の7時半に始まったのですが、その2時間前からあれこれ考えました。
とくに今回の会合は未来ある女子部(学生部)がいた。
だから何としても印象に残る講義にしたかった。

会合前に30分間唱題しました。
良い講義に欠かせないのがお題目なんです。
御書を開きました。そこに2001年の窓際族の時のメモがありました。
「2001年6月12日、進退伺を出した日、これを読む」
進退伺とは、当時対立していた常務との抗争を代表取締役に提出した文書です。
進むも退するもできない。よって、会社で判断してください。
その判断に私は従いますよ、という内容でした。
そのメモのある御書が、今回の座談会御書だったのです。
以下にその御書記事のURLを以下に示します。
sokafree.exblog.jp/26811707

座談会会場には10分前に到着しました。
会場は唱題してましたから、さらに10分、御書講義の成功を祈りました。
「日本一の御書講義をさせてください!」と祈りました。
今月の御書は四条金吾殿御返事。「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちい給うべし」「臆病にては叶うべからず」の有名な御書です。全員で御書を拝読し、講義に入りました。
以下にその講義内容を再現いたします。

この御書は、一言でいうならば「臆病であってはならない」「信心は無敵だ」という御書です。
まず、47ページの背景と大意を見てみましょう。
日蓮大聖人は、佐渡流罪からご帰還され、大勝利されて身延に入山されました。
大聖人の勝利の一部始終を見て歓喜した四条金吾は、君主の江間氏を折伏します。
そのことが原因して金吾は迫害を受けます。
金吾は大聖人に指導を受けながら忍耐で戦いました。
結果、信頼を回復、三倍の領地を得るという大勝利しました。
けれど、その大勝利の後も苦難は続きます。襲撃を受けたのです。
今月の御書は、その金吾に対する大聖人の御手紙です。
では、48ページに戻りましょう。
ここに「敵を皆、ことごとく打ち破る」という経文が記されています。
信心根本で勇気を持って信心をするなら、敵を打ち破れるというのです。
私は、この御書を座談会の前に開いて一通り読みました。
(このとき会場で御書を開きました)
私の御書には次のように書かれてありました。
「2001年6月12日、進退伺を出した日、これを読む」
これは当時、会社の常務との抗争に巻き込まれ、会社に進退伺を提出したのです。
当時、私は部長職で、部門には10人の部下がいる立場でしたが、この抗争で私は部門を外され、窓際族となり、朝出社して夕方まで、何一つ仕事を与えられないというイジメを受けました。
そのイジメは2年3ヵ月も続きました。
このとき、私はこの四条金吾の御書を何度も何度も食い入るように読みました。
10回ということはないです。20回、30回と呼んで、必死に信心をしました。
この苦難の3年の間に、私は御書全集を3回拝読し、300万遍のお題目をあげ、10人の仏法対話をして2つの本尊流布を果たしました。この御書の通り、私は信心で戦ったのです。
結果、どうなったか。私をイジメた常務は退職、私は執行役員になりました。
まったく、この御書の通りなんです。私は勝利しました。
人生、無傷で歩める人なんかいません。
必ず人生には、恐ろしいことや苦難が必ずあります。
どうかその時には、この御書を開いてください。
私もこれらかもこの御書ととともに苦難を乗り越えて行きます。
以上で御書講義を終わります。
ありがとうございました。



2人の女子部は真剣に聞いていました。
人生には山もあるし谷も、まさかの坂もある。
そのとき、信心根本に立ち上がってほしい。そのメッセージは伝わったと思いました。
会合終了後、体験発表した女子部に声をかけました。
「ずっと見守っていますからね」・・
この会合には本年3月に入信したばかりの男子部も参加されていました。
その男子部を折伏した壮年部員が次のように言いました。
「菊川さんの講義、よかった。彼は今、仕事で悩んでいるんです」・・

つくづく思うことは「あの苦難があってよかった」ということ。
離婚も窓際族も、その他の様々な苦しみ、悲しみも、全部財産なんですね。
その私の財産となった体験記事URLを以下に添付します。
離婚:sokanomori.exblog.jp/15414508
窓際:sokanomori.exblog.jp/15414796

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by sokanomori3 | 2017-05-21 06:20 | 座談会御書 | Comments(8)

四条金吾殿御返事・別名、法華経兵法事(2017年5月度座談会御書)


☆別名、剣形書・法華経兵法事.
(べつめい、けんぎょうしょ・ほけきょうへいほうのこと)

四条金吾殿御返事(しじょうきんごどのごへんじ)。
別名、剣形書(けんぎょうしょ)・法華経兵法事(ほけきょうへいほうのこと)。
5月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている四条金吾殿御返事(1192ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

なにの へいほう よりも ほけきょうの へいほうを もちい たもうべし  
「しょよおんてき かいしつさいめつ」の きんげん むなしかる べからず  
へいほうけんぎょうの だいじも この みょうほう より いでたり  
ふかく しんじんを とりたまえ  
あえて おくびょうにては かなうべからず そうろう.

○漢字文.

なにの 兵法 よりも 法華経の 兵法を もちひ 給うべし  
「諸余怨敵 皆悉摧滅」の 金言 むなしかる べからず  
兵法剣形の 大事も 此の 妙法より 出でたり  
ふかく 信心を とり給へ  
あへて 臆病にては 叶うべからず 候.

○背景と大意.

弘安2年(1279年)10月23日、日蓮大聖人が58歳の御時、四条金吾に与えられた御書です。
過去に何度も座談会御書に取り上げられている有名な御書です。
この御書に関して記した記事を以下に示します。
別記事1:sokanomori.exblog.jp/11718144
別記事2:sokanomori.exblog.jp/20252280

日蓮大聖人が佐渡流罪から御帰還された後、四条金吾は主君の江間氏を折伏します。
しかし、江間氏は極楽寺良観の信者であったため、金吾は次第に疎まれ、讒言(うその告げ口)から迫害され、「法華経の信仰を捨てる誓約書」を書くように強要されます。
金吾は大聖人の教えのまま忍耐し、信頼も回復。
結果、三倍の領地を受ける勝利の実証を示します。
本抄は、その中で敵の襲撃を受け、「敵に襲われたが難を脱した」との報告に対する御返事です。

今月の学習範囲では「どのような兵法よりも法華経の兵法を用いなさい」「深く信心を起こしなさい」「臆病であってはならない」と励まされています。
「諸余怨敵 皆悉摧滅」(しょよおんてき・かいしつさいめつ)とは、一切の魔を打ち破ることができるという法華経薬王品の文です。

○所感.

大白蓮華5月号の巻頭言に、池田先生は次のように記されました。

「池田君、何があっても青春は“当たって砕けろ”の勇気で行こうよ!」
若き日、敬愛する先輩が声をかけてくれた励ましが、今も胸に温かく蘇る。
「青春の哲学」とは何か。
それは「思い切ってやってみろ!」という一言に要約される。
こう結論したのは、アメリカの教育思想家ボーンである。
「思い切ってやりさえすれば、非常に多くのことを成しうる」という。
いつの世も、青年の前には分厚い壁が立ちはだかる。
特に現代は、若き心を委縮させる重圧があろう。
その中で、挑戦の勇気を解き放ち、思いきり青春桜を咲かせているのが創価の誉れの青年たちだ。
「僕も変われた。君も必ず変われる」
「私も人間革命できた。貴女も必ずできる」
そう自信を持って語りゆく青年の連帯が世界を変える・・

この巻頭言を先生は次の言葉で締めくくられました。
「若き君よ、共々に思いきり試みようではないか!」

本抄では「臆病であってはならない。深く信心を起こして戦いなさい」と御指導されています。
池田先生は「当たって砕けろ!」との青年の心を教えてくださっています。
世の中には、石橋を叩いても渡らない人がいます。
そして、挑戦する人を見て「無謀だ!」「甘い!」と口先だけで批評するのです。
かのイチロー選手ですらそのような批判をされました。
sokafree.exblog.jp/26091608

笑われても、馬鹿にされてもいいのです。
私たちは日蓮大聖人、池田先生の弟子です。
決めて、祈って、当たって砕けろ!と挑戦する。
その心意気こそ、青年の証ではないでしょうか。

以下に、河合師範の指導のURLを示します。
sokafree.exblog.jp/22302359

ひらがな御書の法華経兵法事の交互文・解説文を以下に示します。
交互文:hiraganagosho.web.fc2.com/b1192
解説文:hiraganagosho.web.fc2.com/c1192

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by sokanomori3 | 2017-04-24 20:30 | 座談会御書 | Comments(0)

立正安国論(2017年4月度座談会御書)


☆自他共の幸福を実現する.


立正安国論(りっしょうあんこくろん)。
4月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている立正安国論(32ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

なんじ はやく しんこうの すんしんを あらためて 
すみやかに じつじょうの いちぜんに きせよ  
しかれば すなわち さんがいは みな ぶっこくなり ぶっこく それ おとろえんや  
じゅっぽうは ことごとく ほうどなり ほうどなんぞ こわれんや  
くにに すいび なく どに はえ なくんば みは これ あんぜん 
こころは これ ぜんじょう ならん.

○漢字文.

汝 早く 信仰の 寸心を 改めて 速に 実乗の 一善に 帰せよ 
然れば 則ち 三界は 皆 仏国なり 仏国 其れ 衰んや 
十方は 悉く 宝土なり 宝土 何ぞ 壊れんや 
国に 衰微 無く 土に 破壊 無んば 身は 是れ 安全 
心は 是れ 禅定 ならん.


○背景と大意.

文応元年(1275年)7月16日、日蓮大聖人が39歳の御時、鎌倉幕府の最高権力者の北条時頼に提出された国家諌暁の書です。
天災、飢饉、疫病の原因は 世の人々がみな正法に背き 捨てて 悪法を信じていることにより、善神が去って 悪鬼、魔神が住みついているためであるとされ、各種の経典を例に出され、謗法(ほうぼう)を犯すことで三災七難が起こると述べられています。
その一凶は 法然の念仏であるされ、この一凶を断つために 布施を止め、正法に帰すならば 平和楽土が実現できることを述べられています。

今回学ぶ御文は、立正安国論の結論の部分になります。

あなたは信仰の心を改め、速やかに真実の仏法に帰依しなさい。
そうすればこの世界はすべて仏国になる。仏国は衰えることはない。
国土はことごとく宝と変わり破壊されることはない。
身は安全になり心は平安になるのである
」(趣意)

大白蓮華4月号51ページの講義には小説・人間革命の一文が記されています。
一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」・・
人間革命とは境涯革命です。その一念の変革が全人生を変える。
日蓮大聖人が残してくださった仏法史上最大、最高の御本尊を信じ切り、祈り、仏としての命を開き、行動することで自他共の大幸福を得られる。
小説・人間革命の先生のお言葉は立正安国論の御文と同義であります。

○所感.

大白蓮華57ページの講義に次のように記されています。
法華経には、この娑婆世界を即、寂光土へと変革していく教えが示されています。
日蓮大聖人は、その実践を立正安国として示されました。
「立正」とは正法の流布であり、「安国」とは、社会の繁栄と平和を目指すものです


創価学会員の人生とは、最高善たる日蓮大聖人が実証として残された南無妙法蓮華経を根本とし、この題目で大聖人と不二となり、一身の安堵を願うエゴイズムを打ち破り、自他共の幸福を築く自分自身になることなのだと思います。
自らの誤りも他の誤りも誡め、自他共に折伏し、仏道修行して人間革命する。
この大幸福境涯を周囲に広げる活動こそ広宣流布です。
これが立正安国の大精神であり、創価魂と言えるでしょう。

創価の信仰とは「信・行・学」(しんぎょうがく)の実践です。
池田先生は日蓮大聖人の直系の弟子です。
私たちは世界一の師匠・池田先生の弟子です。
その誇りと歓喜をもって、生涯、広宣流布の人生を歩みたい。
広宣流布の人生が即ち、立正安国の人生なのですから。

さあ、今日も明日も、鮮烈に御本尊を信じ切り祈りましょう。
そして自分にしかできない広宣流布を果たしましょう!

ひらがな御書の立正安国論交互文、立正安国論の別記事を以下に示します。
http://hiraganagosho.web.fc2.com/b17.html
http://sokanomori.exblog.jp/16612478/
http://sokanomori.exblog.jp/19772137/

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by sokanomori3 | 2017-03-25 06:14 | 座談会御書 | Comments(29)

経王殿御返事(2017年3月度座談会御書)


☆日蓮大聖人の魂の本尊.

御書全集の経王殿御返事の写真を以下に添付します。
b0312424_62532.jpg

経王殿御返事(きょうおうどのごへんじ)
3月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている経王殿御返事(1124ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

ただし ごしんじんに よるべし
つるぎなんども すすまざる人の ためには もちいる ことなし
ほけきょうの つるぎは しんじんの けなげなるひとこそ もちいる ことなれ
おにに かなぼう たるべし
にちれんが たましいを すみに そめながして かきて そうろうぞ しんじさせ たまえ
ほとけの みこころは ほけきょう なり
にちれんが たましいは なんみょうほうれんげきょうに すぎたるは なし.

○漢字文.

但し 御信心に よるべし
つるぎなんども すすまざる人の ためには 用る 事なし
法華経の 剣は 信心の けなげなる 人こそ 用る 事なれ
鬼に かなぼう たるべし
日蓮が たましひを すみに そめながして かきて 候ぞ 信じさせ 給へ
仏の 御意は 法華経 なり
日蓮が たましひは 南無妙法蓮華経に すぎたるは なし.


○背景と大意.

文永10年(1273年)8月15日、日蓮大聖人が52歳の御時、佐渡から四条金吾に与えられた御書。金吾の子である経王御前の病気平癒の祈念を願ったことに対する返事です。
四条金吾に与えられた御本尊は、正法・像法二千年の間、未曽有の大曼荼羅であり、大聖人が全生命を注いで図顕したものであることが述べられ、この御本尊を強盛に信じるならば、いかなる願いでも必ず満足して幸福になれることをご指南されている御書です。

今月の御書の御文の前に、次の有名な御指南があります。

また この まんだら よくよく しんぜさせ たまうべし
なんみょうほうれんげきょうは ししくの ごとし いかなる やまい さわりを なすべきや
きしもじん じゅうらせつにょ ほけきょうの だいもくを たもつものを しゅご すべしと みえたり
さいわいは あいぜんの ごとく ふくは びしゃもんの ごとく なるべし.

此の 曼荼羅 能く能く 信ぜさせ 給うべし
南無妙法蓮華経は 師子吼の 如し
いかなる 病 さはりを なすべきや
鬼子母神 十羅刹女 法華経の 題目を 持つものを 守護 すべしと 見えたり
さいはいは 愛染の 如く 福は 毘沙門の 如く なるべし.


本抄では、「日蓮が魂を墨に染め流して書いた御本尊です。鬼に金棒となるのです」「この御本尊を深く信じなさい。南無妙法蓮華経は師子吼である。いかなる病も乗り越えられるし、大福運を得られるのです」(趣意)と述べられています。
閻浮提第一(世界一)の力ある御本尊であるとの確信を持てるかどうか・・
御本尊を日蓮代大聖人の魂と確信できるかどうかが問われるのです。

○所感.

有名な御書であり、私自身、過去に何度拝したことでしょう。
10回、20回ではありません。きっと50回は開いた御書です。
苦難に直面し、悲しみに沈み、突破口が見つからない・・
その時々に御書を開き、凝視し、魂に染めてきました。

大聖人は御本尊の功力について、1.病魔に犯されない、2.諸天善神が守護する、3.福運が増して幸福になる、4.恐れの心、不安がなくなる、5.今世のみならず来世も善所となると仰せです。
大白蓮華50ページには「病」とは体の病気のことだけでなくあらゆる苦しみや悩みとも考えられますと記されており、そのように私も受け止めてきました。
一切の障害を乗り越えて行ける信心なのです。

池田先生は、大白蓮華3月号巻頭言に次のように述べられております。

法華経に説かれる「現世安穏」とは、苦難のないことではない。
どんな苦難にも負けない境地である。
御書に「大難にあうことをもって成仏が決定(けつじょう)する。
これこそ、真に現世において安穏である」(825)と仰せである。
使命を担い立つ人生に試練は避けられない。


不詳の私としても、何度難に遭い、何度宿業に泣いたことでしょう。
そのたびに御本尊への祈りで乗り越えてきたし、そのたびに命が磨かれ鍛えられました。
30代までの私と今の私とでは、強さ、幸せの度合いは1万倍も違います。
苦労や苦難から逃げていては成長はありません。
御本尊根本で立ち向かう中で強くなれるし幸せになれるのです。
私は確かに、この御書の通り、「1.病魔に犯されない、2.諸天善神が守護する、3.福運が増して幸福になる、4.恐れの心、不安がなくなる」の功徳を頂きました。
ですから「5.今世のみならず来世も善所」も確信できます。

経王殿御返事のひらがな漢字口語文のURLを以下に示します。
短い御書ですので、全文を拝されるとよいかと存じます。
http://hiraganagosho.web.fc2.com/b1124

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by sokanomori3 | 2017-02-25 06:43 | 座談会御書 | Comments(15)

妙一尼御前御消息(2017年2月度座談会御書)


妙一尼御前御消息に学ぶ.
(みょういちあまごぜんごしょうそくに まなぶ)

2017年2月度大白蓮華の表示の写真を以下に添付します。

b0312424_23515636.jpg<写真解説>
大白蓮華2月号の表紙の真っ赤な梅の花の写真です。
池田先生が東京で撮影された写真と解説に書かれてありました。
春の訪れを告げるような希望あふれる美しい梅です。
ひらがな御書にも梅の花の写真があります。
その写真ページを以下に示します。
hiraganagosho.web.fc2.com/g1



冬は必ず春となる信心.

以下に、2月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載された妙一尼御前御消息(1253ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

ほけきょうを しんずる ひとは ふゆの ごとし
ふゆは かならず はると なる
いまだ むかし より きかず みず ふゆの あきと かえれる ことを
いまだ きかず ほけきょうを しんずる ひとの ぼんぷと なる ことを
きょうもんには「にゃくうもんぽうしゃ むいちふじょうぶつ」と
とかれて そうろう.

○漢字文.

法華経を 信ずる 人は 冬の ごとし 冬は必ず 春となる
いまだ 昔より きかず みず 冬の秋と かへれる事を
いまだ きかず 法華経を信ずる人の 凡夫となる事を
経文には 「若有聞法者 無一不成仏」と とかれて候.

○背景と大意.

建治元年年(1275年)、日蓮大聖人54歳の御時、鎌倉の妙一尼に与えられた御書です。
妙一尼の夫は、大聖人の竜の口の法難・佐渡流罪の大難に遭われたとき、所領を没収されるなどの難に遭い、しかも、大聖人が佐渡流罪がご赦免になれた報を聞く前に亡くなりました。
夫に先立たれた妙一尼でしたが、幼い病気の子を抱えながらも、佐渡や身延に従者を送るなど純粋な信心を貫きました。
大聖人はこの妙一尼に「冬は必ず春となる」との有名な御文を書き送られました。
法華経を信じ実践する人は「冬が必ず春になるように、必ず成仏する」と仰せなのです。
文証として、法華経方便品の「若有聞法者 無一不成仏」(もし法を聞くこと有らば、一人として成仏せざること無し)を示され、妙法を信持しきった人が必ず仏になる(凡夫のままではない)とご教示されているのです。

ひらがな御書の「妙一尼御前御消息の背景と大意」を以下に示します。
http://hiraganagosho.web.fc2.com/c1252

妙一尼御前御消息の別記事のURLを以下に示します。
http://sokanomori.exblog.jp/17425175

○所感.

この御書について、池田先生は2月号の巻頭言に次のように記してくださっています。

「地区、ブロックという、地涌の人華(にんげ)を咲かせて広げゆく大地がある。
その豊かな土壌が「一生成仏」のために、心の慈養を尽きることなく贈ってくれる。常に励ましの陽光が惜しまずに降り注がれ、どんな凍てついた心も温め、蘇生させずにはおかない。
日本中、世界中のいずこにも、この希望の光の天地が開かれているがゆえに、「冬は必ず春となる」という幸福のドラマが生み出される」・・

さらに池田先生は巻頭言の末尾に1人の婦人部の姿を伝えてくださっています。

「あの大阪の戦いの折、関西本部の勤行会に幼子を連れ、遠慮がちに後ろに参加していた母がいる。夫の失業や姑の介護に直面しつつ、地区の太陽として、「蝸牛(かたつむり)のような歩みでも、苦しむ人と一緒に勝ちたい。皆に功徳を受けさせたい」と戦ってくれた。
その誓い通りに、自他ともの幸福勝利を飾られた。
幼子らも大学教授となり、後継の道を歩んでいる」・・

凡夫とは六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)を輪廻する人生です。
大聖人の信仰は、六道やエゴの二乗を仏にすると仰せです。
しかも、自他共に「冬は必ず春となる」信仰です。
「新・幸福論」という本に十界論が詳しく述べられています。
その「新・幸福論」と、ひらがな訳「妙一尼御前御消息」のURLを以下に示します。

新・幸福論:http://sokafree.exblog.jp/26579087
平仮名訳:http://hiraganagosho.web.fc2.com/b1252

「冬は必ず春となる」とは、すなわち、宿命転換、人間革命のことです。
これは、個人の上でも、組織の上でも同じこと。一切を好転させるのです。
池田先生は巻頭言で「どんな凍てついた心も温め、蘇生させずにはおかない」と表現されましたが、本当にその通りと思います。
私自身がそうだったからです。私の人生も苦労の連続でした。
苦難にもがき苦しむ私を、池田先生が、組織の方々が、幾度も温めてくださった。
そして、大難から何度も蘇生することができたのです。

気付けば「六道輪廻の命」を変えていただきました。
ありがたい師匠です。ありがたい創価学会です。

私の幸福を5年間に渡って記したブログ(終了したブログ)があります。
その創価の森の小さな家ブログを以下にご案内申しげます。
http://sokanomori.exblog.jp

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by sokanomori3 | 2017-01-24 00:34 | 座談会御書 | Comments(6)


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