カテゴリ:体験談( 43 )

どう生きるか


☆中途失明、51歳からの挑戦.


○不思議なタイミング.

昨日、ひらがな御書ホームページを公開しました。
その日の聖教新聞に、偶然にも自在会メンバーの体験が掲載されました。
白杖を右手に持ち、左手で奥さんの右腕を持つ 笑顔の壮年の写真。その横に 「障がいがあるという意味」、また 「中途失明、51歳からの挑戦」と書かれていました。
この自在会の壮年の体験を、以下に抜粋します。

○どう生きるか.

31歳で判明した 網膜色素変性症。
失明の危険がある難病で、徐々に視力が奪われていく。51歳で失明した。
「仕事を失い、家も失い、目も見えない」
長年調理師として働いて、家族を守ってきたのに‥悔しかった。唱題の中、涙が止まらない。やがて、池田名誉会長の言葉に奮い立つ。
「人生は断じて引いてはならない。負けてはならない。負けないことが 勝利である」
白杖を用いた歩行訓練を始めた。翌年、盲学校に入学する。
初年度前期は、全教科で赤点だった。

点字での試験のこと。
「しんぐの しょうどくは どのように したら よいのでしょう」
1 「にっこうよく させる」
2 「あるこーる しょうどく する」
3 「やくざいを もちいて しょうどく する」
“日光浴だろう”
しかし、これは不正解だった。
“えっ、寝具でしょう? あっ、鍼具(しんぐ)か!”
点字には漢字表記はない。難しさを肌で感じた。

点字の習得、学力向上、無事故の通学を祈った。
3年後、「あん摩マッサージ指圧師」の国家試験に合格し、治療院の開業を果たす。新米でありながら、推薦を受けて 現在、新宿区マッサージ師会の会長を務める。
この挑戦を支えたのは自在会の会合だった。
「○○さん、来てる?」
「はーい、いるよー!△△さんは?」
「こっちだよー!」
会合前に自然に始まる掛け声。
「声が前を向いていました。皆さんが顔を上げているのが、音の響きで分かるんです。それは、心が前を向いている証拠です。思ったんです。信心の実証って、どうなるか以上に、どう生きるかということなんだと」

この自在会の壮年に 旧友から声が かかった。
「頑張る姿に、俺たちは勇気をもらっているよ!」
これは、調理師時代の友人との 同窓会での声である。

○所感.

私には自在会の友がいます。友というか 今となっては 兄妹のような人です。
同じなんです。頑張る姿に勇気をもらっていること。(^^)
さて、それにしても不思議です。この体験談が掲載されたこと。
新しいホームページの旅立ちを 祝ってくださったのでしょうか。
このような記事は 私の励みにもなります。

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by sokanomori3 | 2014-03-17 21:30 | 体験談 | Comments(2)

自在会を支える


☆点字翻訳で自在会を支える.

聖教新聞に掲載された94歳の婦人部の体験談です。

新聞記事の写真を示し、次に記事内容を要約してご紹介します。

b0312424_215282.jpg

写真解説.

「家族写真が 掲載されています。
花束を持って 椅子に座っている94歳の体験者の周囲を 7人の家族(息子や孫たち)が囲んでいます。
全員が 満面の笑顔で 肩を寄せ合っています。
写真の横には 点字翻訳40年 母の手は子のため人のため との見出しがあります」



○冒頭文.

大阪市の関西文化会館に、一人の婦人が訪れた。
手には、聖教新聞に連載された池田名誉会長の指導の点字訳を携えていた。
やがて、数か月に一度、新しい点字訳を持参するようになる。
はじめの10数年は、点筆(てんぴつ)で作業を行った。
漢字をひらがな表記に変え、一字一字、穴を空けていく。
現在はタイプライターを使用している。
この地区副婦人部長は、94歳になった今も、黙々と点字を打ち続ける。
(以下は、体験内容の要約です)

○苦難を乗り越えて自在会に貢献.

私は生まれてすぐに養女にだされました。
心臓弁膜症を患い、小学校、中学校は休んでばかり。
22歳で結婚。時代は戦争へ。広島に疎開しました。
農作業をしていた朝、異様な光を感じた直後、空に原爆のキノコ雲を見ました。
妊娠していた私は、2歳の長男の手を引き、おなかに気を配りながら夢中で逃げました。

のちに、大阪で 夫が仏法の話を聞き、創価学会に入会しました。
その6年後、「疲れたわあ」と仕事から帰った夫は、横になり、そのまま帰らぬ人となりました。5人目の子供はまだ2歳でした。
御本尊の前で手を合わせ、祈り続けました。
“くじけたらあかん。信心があるんやから”と自分を奮い立たせました。

夫を失ってから数年後、点字を打ち始めました。
ふと 新聞を見たら、書いてあったんです。
「読みたくても、点字の本が無いから 寂しい」って。
それから、やってみようと思いました。
小説 人間革命 全12巻、そして こんにちまでに 新 人間革命 第18巻まで翻訳しています。点字は、間違えないように打ってきました。
よく関西文化会館に、点字訳を持って行きました。
目の見えない同志の人たちが 喜んでくれました。

○体験発表者の声.

「こんな私が、人に尽くせるなんてね。
今は、新 人間革命 第19巻の宝塔の章をやっています。
日蓮大聖人の御一生についても打ちたいなあって 思っています。
どこまで打てるかは分かりませんけど‥
ほんまに偉大な先生です。
世の中に こんな人 いてるんかなって、いつも思います。
先生と巡り合えたことは最高の幸せやなあ。
私らは、戦争もあったかもしれんけど、いい時代にうまれたんやなあ。
これからの目標?
もちろん冊子を一冊一冊、完成させていくだけです。
今年中に こんだけしよって いうのをね」

○大阪自在会メンバーの声.

私は、1974年(昭和49年)網膜剥離で失明しました。
当時、本の内容が録音されたテープはありましたが、点字の本だと自分で読めますし、ほんとうに嬉しかったです。
小説 人間革命の点訳以外に、御書講義の点訳もあり、共学試験のために学ぶこともできました。私たち自在会は、ずっと支えられてきたんです。
ただただ感謝しかありません。
(大阪自在会の 元婦人部責任者の声)

○取材後記.

この94歳の副婦人部長は、朝の勤行を終えると、開目抄(かいもくしょう)の一節を暗唱するのが日課という。
次男の死など、さまざまな悲しみに襲われたが、そのたびに信心を強くした。
関西の同志が愛する歌 常勝の空は、「今再びの 陣列に 君と我とは 久遠(くおん)より」から歌い始まる。
100年に及ばんとする体験者の歩みに、師匠直結の魂が脈打っている。

(以上、聖教新聞2014年2月2日より)

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by sokanomori3 | 2014-02-03 21:40 | 体験談 | Comments(2)

短所も長所に変わる


☆「しょうがない」からの脱却.

聖教新聞に掲載された視覚障がいの男子部の体験談です。

最初に新聞記事の写真を示し、次に記事内容をご紹介します。

b0312424_7201548.jpg

写真解説.

「27歳の体験発表者が 青いダウンジャケットを着て 笑顔でガッツポーズをしている写真が掲載されています。
タイトルに 「先天性むこうさい症と闘う」  「しょうがないからの脱却」  「全て自分次第」  「限界なんて感じない」 と 青い字で大きく書かれています」



○視力0.1の弱視.

先天性無虹採症(せんてんせいむこうさいしょう)。
光の量を調節するための虹採(こうさい)が生まれつき発達しない病。
視力は0.1ほど。矯正はできなかった。
病気が発覚したのは、生後3ヵ月。治すことはできない。

母(支部婦人部長・52歳)は、その1年前に入信していた。
地域の同志は、信心で乗り越えていこうと、真剣に丁寧に激励を重ねた。
母は気丈に子育てに励む。

しょうがないと思うようになったのは、中学1年生のころ。
体育の授業を終えると、生徒たちが移動を始めた。
体育館の入り口には上履きが並んでいた。
私は、上履きに書かれてある自分の名前が見つけられず、一足ずつ手に取り、目の前まで持ってきて確認した。
女子生徒の声がした。
「におい嗅いでるんちゃうん。きもっ」
とっさに否定した。胸がえぐられた。
「メガネをかけたらええやん」と言われたことも。
修正しても見えないことを説明したくなかった。
「べつに分かってもらえんでもええわ。しょうがない」

高校を卒業して、視覚特別支援学校に入学した。
あんま、マッサージ、指圧師の資格を取得。鍼灸(しんきゅう)の資格の国家試験は落ちた。
整骨院に就職した。毎日通勤し、働くのは、思いのほか大変だった。
社会人としての忙しさに余裕をなくし、真剣に祈れない。
“勉強も仕事もあるし、全部やるなんて無理。しょうがないやろ‥”
日曜日、男子部の部長から電話がかかってくる。
携帯電話の電源を切った。
先輩が家に来ると、「用事があるんです」と断った。

○祈って、行動して、掴んだ実証.

1年に1度の国家試験は、2度の不合格に。
“しょうがない”と心の中でつぶやくが、“これでいいのか?”と、自分自身に嫌気がさした。
牙城会として会館に着任していたとき、「どないしたん?」と先輩が声をかけてくれた。
状況を知った先輩たちからのアドバイス。
家に帰って、御本尊の前に座った。

起床と就寝時間を決め、生活のリズムを整えた。
1日の行動を頭に浮かべ、集中して題目を唱え、仕事や活動に励んだ。
折伏にも挑戦し、2人に弘教(ぐきょう)を成し遂げた。

そして‥3回目の試験。
合格ラインは160点満点で96点以上が合格ライン。
「120点で合格する!」と祈った。
1ヶ月後、合格通知には、120点と印字されていた。
次に、「30歳までに開業したい」と祈り、具体的に柔道整復師の学校に通い、合格を掴んだ。

昨年8月、勤め先の上司から、思いがけない話があった。
「店を譲りたい。決断力があるし、スタッフもついてゆけるだろう」
27歳の院長として出発を果たした。

今、目のことは、短所とも障がいとも思わない。
弱視だからこそ、患者さんの声色の変化までよく聴こえる。
歩く時の音で、誰かが分かる。
短所も長所に変る。すべては自分次第。

(以上、聖教新聞2014年1月25日より)

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by sokanomori3 | 2014-01-26 23:40 | 体験談 | Comments(1)


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