<   2015年 07月 ( 25 )   > この月の画像一覧

続・功徳(くどく)


☆新しく歩むべき道が生まれました.^^

私は27歳から現在まで、ずっと「企画」や「開発」を仕事にしてきました。
その道は、楽しくも苦しく、厳しくもやりがいのある仕事でした。
しかし、この2年余り、この仕事がうまく運べなくなってしまいました。
企画が通らなくなったのです。

企画 は、数カ月に渡って調査し、組み上げるもので、10~20ページほどの企画書にかかるコストは数十万円から数百万円に相当します。
企画が通れば商品化となり、数カ月から半年、あるいは数年かけて新商品が生れます。
しかし、近年、企画が通らなくなり、特に、この1年数カ月は鳴かず飛ばずでした。
連続する企画の失敗に自己嫌悪になった私は、その職務から身を引きました。
その時の記事は、→ここをクリック!
そして、熟慮し、次なる仕事をどうしようかと考えました。
「現行商品の改良をしようか」と思いました。
私が過去の商品の改善を職務にしたことはありません。
誰もが知っている、慣れ親しんだ商品の改良です。
古く埃をかぶった商品もありました。
外に出向き、関係各社からヒアリングを行い、各種資料を読みあさりました。
そして、問題点を拾い出し、対策を立案してレポートにまとめました。

2ヶ月、考え抜いて作成したレポートです。
絶対に価値ある内容と思っていましたが、このレポートが評価されるかどうかとなると、まったく自信がありませんでした。
近年の私の提案が成就しないことがあまりにも続いたからでしょうか。それとも、この内容が否決された場合、私のやりたくない仕事をさせられるという不安からでしょうか。
あるいは、年齢と共に鈍る感性に対する恐怖からでしょうか。
否決される場面ばかりが思い浮かぶのです。
私は、会社オーナーとの打ち合わせ当日、磁石に吸い寄せられるように学会本部に出向き、30分ほど唱題しました。
御本尊様に祈りなら、私の28年間を振り返りました。
「よくも、好きな仕事を28年もやったものだなあ‥感謝しなければならないなあ‥私のこれからに何があろうと、この28年の勝利は限りなくありがたいことだったなあ‥」

御本尊 をまっすぐ見据え、次のように祈りました。
「御本尊さま、大聖人さま!
私はこの企画が通らないと、もはや歩むべき道はなくなります。
私の思いは全て記しました。これが通らなければ、私が老いぼれたか、あるいはもはや古臭い人間になった証左でしょう。
でも、企画が通らないというならば、それが最も正しい答えだと信じます。
歩む道がなくなり、仕事において不慣れな仕事に従事するとしても、私はくじけません!
必ず、今の家と生活を守り、私の広宣流布を果たしてまいります!
では、行ってまいります!」
死地に赴くような気持ちでオーナーが待つビルに向かいました。
陽炎の立つ猛暑の午後でした。
私はオーナーと対峙し、20ページ余りの資料を説明しました。
聞き終えたオーナーは言いました。
「100点満点です。やってください」

ビックリしました。私の仕事は許可され、これから数年分の仕事が生れたのです。
しかも、もっともやりたかった仕事でした。
否、これ以外の仕事はやりたくなかったのです。
会社を良くしたいと願い、これしかないという渾身の企画でしたから。
もし、この道が閉ざされたら‥私には歩むべき道はなかったのです。
功徳(くどく)だとすぐに分かりました。
企画が「的を得た」のは仏智(ぶっち)だったのです。
モヤモヤしていた世の中が、希望と勇気の世界へと変わったのです。
暗闇が真昼のようになったのです。(^^)

私はこの仕事に全力で取り組み、会社の利益に貢献し、必ず実証を示します。
素晴らしい仕事をして、必ず実証を示します!



追記:営業マンが売り上げを果たし、技術者が製品を作ることで給与を頂いているように、私は企画で給与を得ています。
企画を職務としている者が、企画を果たせないなら「ただ飯喰らい」になります。
過去の栄光で渡っていけるほど、世の中は甘くありません。
今回の企画は、私にとっては分水嶺となる企画でした。(^^)
私は、過去から数えきれない功徳を受けています。
功徳の過去記事は、→ここをクリック!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2015-07-31 06:53 | 管理人より | Comments(6)

しあわせの王子


☆朗読「しあわせの王子」You Tube(約8分)を添付します。


私は青春時代、いつも心の中に“ある言葉”がありました。
「何か良いことをしなければならない」
この言葉が、いつも私に問いかけてくるのです。
けれど、何も良いことができないのです。
そもそも、何が良いことなのかが分からない。
その苦しさ、その悲しさ。私は満たされない心で虚しく生きていました。
今、職場で、プライベートで、良いことができる自分になりました。
善なる人生こそ、幸せの正体でした。
このYou Tubeの物語、素敵ですよね。
使命を果たし尽くすまで、生きて生きて生き抜く‥
利他の人生への憧れは尽きません。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2015-07-30 06:34 | つぶやき | Comments(7)

永世中立国スイスの「民間防衛」


☆スイス政府が配布している本.

以下に、「民間防衛」と題される本の写真2枚を添付いたします。
b0312424_20101255.jpg

b0312424_20161984.jpg<写真解説>
1枚目は、本の表紙の写真で、真っ赤な表紙に白抜きで「あらゆる危険から身を守る、民間防衛、スイス政府編」と記され、スイスの象徴たる十字架マークが入っています。
2枚目は、核シェルターのイラスト部分で、解説文としてできるだけ地下深いところにつくらなければならないこと、非常はしご、非常脱出口を整備する必要性が書かれています」






スイスはヨーロッパの中央に位置している小さな国です。
周囲をドイツ・フランス・イタリア・オーストリアに囲まれています。
九州の面積と同じ程度の領土に約700万人のスイス人が生活していますが、国境は陸続きであり、周囲の国が野心を持てばたちまち征服されかねません。
このため、スイスは国家としての独立を維持するため、「国民皆兵」という独自の概念を所有し、数時間以内に20万人を超える兵士を動員し、有事の際は、アルプスの山並みを自然の砦として、侵略者に多大な損害を与えると宣言しています。
戦争放棄の国、永世中立国のスイスですが、放棄しているのは「侵略戦争」の意味で、防衛上の戦争は「正当な権利」としています。

兵役者は、自宅に自動小銃を保管しています。
各家庭に、自動小銃がある国‥それがスイスです。
兵役義務は20歳から30歳の男子で、50歳まで定期的な軍事訓練に参加させて有事に備えています。例えるなら、ハリネズミのような国防体制と言えるでしょう。
スイス政府からは、この体制を維持するため「民間防衛」という書籍を全家庭に配布しており、戦争になった場合の国民の義務を記しています。

この本には、スイスが他国に占領された場合のことまで書かれてあります。
「(占領という)悲劇的な事態になっても、われわれは決して闘争をやめてはならない。レジスタンスが秘密のうちに始められ、それが次第に活発になり、解放の日まで続けられる」
「反撃の日まで耐えながら、何百万というビラを撒く」
(ビラには以下の文言が入れられる)
「スイス国民に告ぐ!勇気を失うな。絶望にとらわれてはならない。何ヵ月、何年に及ぼうとも、じっと、こぶしを握り締め、怒りを心の中で噛みしめなけばならない」
「われわれが効果的に行動ができるときが来たら、時を逃さず立ち上がろう」
「同じ心と、同じ決意をもって、当分の間は威厳と規律とをもってこの試練に耐えよ」
このような内容まで書かれている本です。

さらに、占領下での解放放送{ラジオ)の内容も書かれています。
「抑圧者の存在は、知らぬふりをせよ。敵の前では、つんぼ、めくら、無感動になれ。敵は国民を馬鹿にするだろう」
「われわれがここだと思う時期に、われわれすべてが一致して攻撃に移ろう」
これは、国外に脱出した政府要人によって、ラジオなどを通じて祖国に送られる放送の内容として記されているのです。

所感.
軍事力によって国の独立は守れるとの意識が、国民一人一人にしみわたっている国と感じました。これが、永世中立国スイスの真実の姿でした。
この本を読んだきっかけは、先日の安保法制勉強会が発端です。
その記事は、→ここをクリック!
私はインターネットでスイスの安全法制を調べ、この本を知りました。
早速購入し読んだのです。読んで衝撃を受けました。
私は「知らないことすら知らない」というレベルなのです。
スイスは軍事力による闘争で、平和を維持する仕組みの国でした。
読んで、「日本人には考えがなさ過ぎるのではないか」と感じました。
無理もありません。義務教育で「国防」のことなど何一つ学んでいないのですから。
けれど、多少なりとも学ばないと、政治分野は語れない。
この本はとても勉強になります。ぜひ、皆さまにも読んでいただきたいです。
日本の常識が、世界の非常識とならないためにも。



別記事に、「国民防衛」の文章の一部を掲げます。
冒頭文の記述は、→ここをクリック!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2015-07-28 20:10 | 一般書籍のご案内 | Comments(11)

書籍「民間防衛」参考資料


☆スイス「民間防衛」文書のご紹介.

以下の文章「民間防衛」の一部の抜粋です。ご参考までに示します。
文末に、訳者の「あとがき」も一部抜粋いたしました。

12ページ.
この本は、わが国が将来脅威を受けるものと仮定して描かれたものである。
われわれが永久に平和を保障されるとしたら、軍事的防衛や民間防衛の必要はあるだろうか。すべての人々は平和を望んでいる。にもかかわらず、戦争に備える義務から解放されていると感じている人は誰もいない。
スイスは侵略を行うという夢想を持っていない。
しかし、生き抜くことえを望んでいる。スイスはどの隣国の権利も尊重する。
しかし、隣国によって踏みにじられることは断じて欲しない。

13ページ.
今日のこの世界では、戦争は数多く発生しているし、暴力行為は後を絶たない。
われわれには危険がないと断言できる人がいるだろうか。
絶えず変動している国際情勢を、ことさら劇的に描くことはやめよう。
しかし、最少限度言い得ることは、世界が、われわれが望むようには少しもうまくいっていない、ということである。
恒久平和を信じたいものだが、それに向かって進んでいると示してくれるものはない。
安全保障は、われわれ軍民の国防努力いかんによって左右される。
自由と独立とは、われわれの財産の中で最も尊いものである。
自由と独立とは、断じて与えられるものではない。
言葉や抗議だけでは、決して守りえない。
手に武器を持って要求して、初めて得られる。

25ページ.
国民各自は、戦争のショックをこうむることを自覚していなければならない。
その用心なくして不意打ちを受けると、悲劇的な破局を迎えることになる。
われわれは決して闘争をやめてはならない。レジスタンスが秘密のうちに始められ、それが次第に活発になり、解放の日まで続けられる。

30ページ.

こんにちの戦争は総合戦争である。
したがって、国民が生き残ろうと思えば、対策も総合的でなければならない。
まず第一は軍事的手段による防衛である。
レジスタンスは、国民各自の意思に基づく行為である。
軍隊は、外部から加えられる攻撃と、領土の内部で誘発される混乱に対処できるように、準備されていなければならない。
準備の度合いは、いかなる奇襲をも不可能とし、また、どのような侵略の企ても引き合わないようにさせるものでなければならない。

訳者あとがき.
本書は、スイス政府により、全国の各家庭に配られたものである。
本書を一読された方はすでに気づかれたように、内容は相当ショッキングである。
まず、真に平和を望む者は、平和を守るための努力を惜しんではならないということである。単なるスローガンで平和を守ることは不可能である。
とかくわれわれ日本人は、防衛というと軍事問題を中心に考えがちであるが、スイスの場合、近代戦は全面戦争であり、これに対しては全面防衛が必要だとしている。
全面防衛とは、政治、経済、心理面での防衛に民間防衛と軍事防衛を加えたものである。
英国の民間防衛研究所は、本書の評価で「第三次世界大戦が勃発しても生き残るのはスイス人だけであろうし、彼らはそれに値する」と述べている。



追記:スイスが自由と平等の国であり、その誇るべき祖国を全員で守るという、“深い決意”を感じる書籍でした。本書の読書感想文は、→ここをクリック!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2015-07-28 20:09 | 一般書籍のご案内 | Comments(0)

本間一夫 生誕100周年


☆5000円以上の寄付者に限定CDプレゼント.
b0312424_65884.jpg

日本点字図書館から一通の封筒が届きました。
振込用紙と共に、写真の書類が同封されていました。
その用紙には、次のように書かれていました。

「2015年は、点字図書館の創立者 本間一夫の生誕百年の記念の年に当たります。
このたび本間の事業への思いを振り返る記念CDを制作することになりました。
5000円以上をご寄付いただいた方に、無料でCDを差し上げます。
本年を機会に、より多くの皆さまに、本間一夫のことを知っていただけたら幸いです。CDは、9月上旬から、順次発送する予定です。
2015年12月末までに、ご寄付いただいた方を対象とします」

CDのカバーには、「生誕百年記念、声とエッセイで振り返る 本間一夫」と記され、当人の笑顔の写真が掲載されていました。
(写真はイメージで、内容は変更される場合がありますとのこと)
早速、寄付をするつもり。CDが楽しみです。(^^)
その点字図書館は、→ここをクリック!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2015-07-27 07:04 | 自在の人 | Comments(0)

安保法案勉強会


☆安保法案に関する勉強会に参加しました。


公明党議員を囲んでの2時間あまりの会合がありました。
批判的な人、肯定的な人、様々な意見が交錯した会合でした。
戦争をしてはならないという意見、戦争をしないためという意見、憲法違反だという人、そうではないとの説明、日本とアメリカとの関係を親分子分(おやぶんこぶん)という人、アジア情勢が危険なのでスピードが必要だという人‥
左の人、右の人、十人十色である。皆、感じていることが違う。
内容もさることながら、運びについても意見が違った。
今の運びは損だという人、説明不足という人、いや、公明党はよくやっているという人、もっとこの部分をアピールすべきと言う人‥
この勉強会で、驚いたのはスイスの話でした。
あるご婦人が質問したそうです。
「日本はなぜ、スイスのような永世中立国になれないのか」
公明党は、そのご婦人に話されたそうです。

「スイスは、20歳から30歳の男子の兵役義務があり、国民の10%が軍人です。永世中立国とは他の国と同盟を結ばない国の意味で、けして非武装ではありません。
むしろ、ハリネズミのように武装している国です。
軍の訓練を受けた人は、自動小銃を各家庭に置き、有事の際に即座に戦えるようにしています。ですから、各一般家庭に自動小銃が保管されているのです。
橋は爆薬が仕掛けられる仕組みがあります。
新築の家には核シェルターの設置が義務づけられています」

莫大な軍事費と国民の兵役を有するスイスの話は衝撃でした。
各家庭に機関銃がある生活とは何でしょうか?
「何故、そこまで強大な軍事力を持つ必要があるのだろう?」と考えさせられました。
平和国家スイスというイメージとは程遠い話だったのです。
スイスの平和が、ものものしい兵役と武器によって作られているとは‥
考えてみれば、全世界が途方もない軍事力を持っています。
そこまでしなければならない現実とは、一体、何なの?と思いました。
少し、スイスについて学びましょうか。そこから何かが見えるかもしれない。
学んで、あらためて、このテーマをお話したいと思います。
次の記事は、→ここをクリック!



追記:「非武装中立」という国はあるのでしょうか?
スイスの国防基本戦略は、「敵国にとって、侵略のメリットよりも損害の方が大きい」というものだとのこと。すなわち、「指一本擦れたら、ひどいことになるぞ!」というもの。
悲しいですが、その現実を知る必要があるようです。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2015-07-25 22:54 | 公明党

生命という日記


☆私は一冊の日記帳です.^^

昨日の聖教新聞が、「5年日記」について語っていた。
東京オリンピックまで残り5年、その時、私たちはどうなっているのか。
名字の言は、その問いかけから始まっていた。
ある婦人が5年日記を書き、「去年のきょうはこんなことがありましたね」と夫と話をしながら広宣流布(こうせんるふ)に生きている姿が描かれていた。
そして、文末に次のように語るのである。
「さあ、きょうも一歩前進の生命の日記をつづろう」.

5年日記 を購入したことがある。
その記事は、→ここをクリック!
この日記、今となっては自宅のどこかにあるのか分からない。
廃棄したのかも知れない。記憶にもない。(^^)
おそらく10日ほどでギブアップしたのです。
考えてみると、人生は1つの日記帳のようなもの。
私は55年生きているので、我が人生は55年日記ということになる。
と、思ったが、仏法の眼から見ると過去世(かこせ)がある。
55年どころか、5千年とか、5万年とか、もう途方もない日記帳があり、そこに良いことも悪いこともぎっしり書かれている。

報い としては、次のようなことになるのでしょう。
「100年前のきょう こんなことしましたね、その罪の報いです」
「50年前のきょう こんなことしましたね、ご褒美です」
良いことも悪いことも、そうやって出てくる。
「過去の因を知らんと欲せば 其の現在の果(か)を見よ 未来の果を知らんと欲せば 其の現在の因を見よ」(231)
これは、自分という一冊の日記帳から出てくる報いの方程式です。
過去は変えられない。でも未来は変えられる。
大きな善の宿業を積めば、過去の悪しき宿業の量に勝り幸福になれる。
最大の善とはお題目であり、広宣流布の行動です。
大きな善をつづる日記にしたいもの。
だから、私も次のように語りたい。
「さあ、きょうも一歩前進の生命の日記をつづろう」.

生きとし生ける者は、皆、一冊の日記帳なのでしょう。
先日、「私は街灯です」という詩を書きました。
その詩は、→ここをクリック!



同生同名(どうしょうどうみょう)と呼ばれる二神(にしん)の話があります。常に人の両肩にあって、行動の善悪を記録して、閻魔王に報告する神です。
その記事は、→ここをクリック!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2015-07-25 06:31 | 聖教新聞 | Comments(9)

四条金吾殿御返事(2015年8月度座談会御書)


☆別名、八風抄(はっぷうしょう)

四条金吾殿御返事(しじょうきんごどのごへんじ)。
以下に、8月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている四条金吾殿御返事(1152ページ)、別名・八風抄(はっぷうしょう・八風御書ともいう)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

けんじんは はっぷうと もうして
やつの かぜに おかされぬを けんじんと もうすなり
うるおい おとろえ やぶれ ほまれ たたえ そしり くるしみ たのしみ なり
おおむねは うるおいあるに よろこばず
おとうるに なげかず とうの ことなり
この はっぷうに おかされぬ ひとをば かならず てんは まもらせ たもうなり
しかるを ひりに しゅを うらみなんどし そうらえば
いかに もうせども てん まもり たもう ことなし.

○漢字文.

賢人は 八風と申して 八のかぜに をかされぬを 賢人と申すなり
利 衰 毀 誉 称 譏 苦 楽なり
をを心(おおむねは)は 利(うるおい)あるに よろこばず
をとろうるに なげかず 等の 事なり
此の八風に をかされぬ人をば 必ず 天は まほらせ 給うなり
しかるを ひりに 主を うらみなんどし 候へば
いかに 申せども 天まほり 給う事なし.

○背景と大意.

極楽寺良観を信望する江間氏を折伏し、やがて建治2年(1276年)に領地替えの命令が下った四条金吾。その苦難の金吾に大聖人が与えられたお手紙です。
四条金吾は、親の代から江間氏に仕えていました。
理不尽な迫害を受ける金吾に、それでも尚、大聖人は「恩ある主君に仕え切っていくことが正しい生き方である」とご指南されます。
さらに、八風に犯されない賢人を諸天は必ず守ること、大聖人門下の祈りは叶うこと、弟子として堂々と振る舞うことの重要性を述べられています。
八風とは、人々が望む四順(しじゅん→うるおい・ほまれ・たたえ・たのしみ)と、人々がいやがり避ける四違(しい→おとろえ・やぶれ・そしり・くるしみ)の八つの事象、すなわち良いことで傲慢になったり、悪いことで失意に沈むという問題に犯されない「賢人」として生きることをご指南されているのです。
八風の別記事は、→ここをクリック!

○所感.

本抄では、毀誉褒貶(きよほうへん)の世の中で、目先の損得に惑わされることなく、信心根本で生き抜くことを教えられています。
毀誉褒貶の意味は、「ほめたりけなしたりする世評」のことで、大聖人は不確かな世間の評価で一喜一憂せず、信心根本で強く賢く生き抜くことで必ず諸天が守ることを述べられています。
私自身、世間や会社関係者などの評価や反応を気にして、迷い、自分が自分でなくなる局面を数多く経験してきました。
しかし、周囲を気にして自分を見失い、自分の意志と反対の歩みをいつまでも続けることはできません。それでは、精神を病む原因にもなることでしょう。
心から納得し、信念を持って元気に生きるには、行学の二道(にどう)が不可欠です。
大白蓮華8月号の池田先生の巻頭 言を以下に抜粋します。

「どんな試練にもたじろがない信念の哲人(てつじん)がいる。
どんな悩める友にも希望を贈る対話の達人がいる。
どんな難局にも活路を開く勇気の賢人がいる。
御書を根本として大哲学の連帯を広げてきたのが創価学会である。
世には興味本位や悪意や邪見の文言が渦巻いている。
人を誑かし、不幸へ引きずりこむ悪知識は多い。
その中にあって、御書という明鏡に照らせば、常に生命を正視できる。
揺るぎない生命観、人生観、社会観に立って、一切を正しく見晴らしていくことができる。
信心の利剣で悪縁を断ち切り、迷いなく常楽我浄(じょうらくがじょう)の正道を進んでいける。行学の二道こそ、全人類の幸福常勝の翼である」

確かに、世の中は悪知識が多く、厳しい現実に満ちています。
この現実に翻弄され、苦しむ迷う人生にしたくありません。
金吾は、見事、江間氏の信頼を勝ち取り、領地三倍の功徳(くどく)を得ました。
その勝利は、金吾が大聖人のご指導をしっかりと実践したからにほかなりません。
時代は変われど、このことは永遠の勝利の方程式です。
大聖人は「苦をば苦とさとり 楽をば楽とひらき 苦楽ともに思い合せて 南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ」(1143)とも述べられています。
楽は広宣流布へと開き、苦は人間革命の種子となる‥
この根本原理で大聖人とともに威風堂々の歩みをしたいものです。
皆さん、共々に頑張りましょう!(^^)

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2015-07-24 06:22 | 座談会御書 | Comments(4)

ひらがな御書物語り<ご案内>


☆ひらがな御書物語りの連載記事をご案内します。
b0312424_6415037.jpg

b0312424_6421054.jpg<写真解説>
1枚目の写真は、大誓堂(だいせいどう)を東南から撮影したもの。曇り空の下、威風堂々、聳え立つ映像です。2枚目は南側の道路を撮影した写真で、雨に濡れた道路に大誓堂が映り、「逆さ大誓堂映像」となりました。

7月4日、千早さんとうさぎさんが誓願勤行会に参加されました。
この出来事に際し、ひらがな御書ホームページのボランティア、並びに、自在会関係者など11名が信濃町に集結、交流を深めました。
その交流を、「ひらがな御書物語り」として8編の記事にまとめました。
(アンダーラインをクリックするとジャンプします)

1.ひらがな御書物語りの予告
2.ひらがな御書HPの誕生から今日までの歩み
3.誓願勤行会を終えた千早さんとの再会
4.民音博物館を見学(関係者6名)
5.ひらがな御書祝賀会に11名が集結
6.創価大学展示会、東京富士美術館見学(関係者4名)
7.創価大学の森の散歩(文学の池、周桜見学)
8.祝賀会参加者への御礼

千早さんの願いがカタチとなった ひらがな御書ホームページ。
そのホームページに関係する1人1人に、感謝で一杯です。
全てが善意であり、全てが慈悲であり、全てが利他の人々が集まりました。
ひらがな訳、校正、点字御書データ作成、誤字脱字チェック‥
皆さま、本当にありがとうございます!
みなさまのお蔭で、ホームページは前進しています。
これからも宜しくお願いします!(^^)



追伸:逆さ広宣流布大誓堂(こうせんるふだいせいどう)映像いかがでしょう。
雨の日だからこそ、このような風景も見えるのです。
雨の日の信濃町もステキですよ!^^
以上で、このシリーズを終了します。(完)

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2015-07-23 06:43 | ひらがな御書物語り | Comments(0)

感謝、感謝、また感謝


☆“7.4祝賀会”参加の皆さまへ.

2015年7月4日の「ひらがな御書祝賀会」に参加された皆さまへの感謝の言葉.


ひらがな御書は2012年11月1日にスタートしました。
当時、ブログというカタチで制作しました。
やがて、ひらがな御書はホームページになりました。
ひらがな御書HPは、→ここをクリック!
今、ホームページ2周年、100編のひらがな訳を目標に歩んでいます。
このほど、千早さんを信濃町にお迎えして祝賀会を行ないました。
参加者の皆さまに御礼を申し上げたいと存じます。

ちよさん、あなたはボランティア1号となられ先駆けた人。
そしてSさんをご紹介くださった。感謝しています。
Sさん、あなたさまがいなければひらがな御書は信用できないサイトになっていたことでしょう。偉大なるお力添えをいただき、感謝に耐えません。
佐藤牧子さん、あなたさまは不思議な人です。なぜ巡り合えたのでしょうか?
点字御書、誠にありがとうございます。
ゆりこさん、本当に凄いご支援をいただきました。そして今も沢山。^^
あなたはひらがな御書のエンジンであり、スクリューです。
勝谷広幸(かつやひろゆき)さん、自在会への広報、誠にありがとうございます。
あなたさまにお会いし、自在会という世界を広く深く知ることができました。
Kさん、使命あるあなたさま、お会いできて光栄です。
千早さんの椅子のことは生涯忘れ得ぬエピソードになりました。
勝谷さんの娘さん、あなたは偉大な父と偉大な母校と、偉大な語学力がある。
あなたの使命は大きい。益々のご活躍を御祈念申し上げます。
すみれさん、よく来てくれましたね。元気なあなたの姿、嬉しかった。
千早さんに会ってもらえた。私に悔いはありません。

参加できなかった晋之介さん、浜口コウさん、お力添えありがとうございます。
またいつの日かお会いしましょう。
晋之介さんの記事は、→ここをクリック!
浜口さんの記事は、→ここをクリック!

千早さん、うさぎさん、ようこそ誓願勤行会へ。
「真珠の涙を流された」とのこと。これで三度ですね。^^
千早さん、あなたがいればこその私たちです。
どうかお体大事にされて、生きて、生きて、生き抜いてくださいね!
うさぎさんとは落ち着いたお話はできませんでしたが、千早さんのサポートを最初から最後までしっかりされて、もう、涙ものでした。
またきっとお会いできますよね。さらに交流を深めたいです。

さて、千早さん、以前、次のように語られていた。
「読めなくて 困ってる本人から何か動き出さないとね。
音声ソフトが 漢字を読み間違えないように、
現実 手元にある だいびゃくれんげの御書朗読部分を
ぼちぼち聞き書きして ひらがな訳してみようかな。
思いは みんなで共有したいこと。
それって ネットに載せること?
じゃあ ブログでも 作ろうか…?
一行でも ないより あった方が いいかも」

3年前 千早さんが寺泊御書を分ち書きされた。
それは、自らのためでなく、同じ境遇の自在会の方々のために、たとえ一人でもいいからと、小さな一歩を踏み出されたものでした。
私は、その無心の一歩を見た最初の一人になりました。
「一行でもないよりあった方がいいかも」‥
そうです。ひらがな御書の一編は、すなわち「あった方がよい」。
私は、ひらがなでの分ち書きが、視覚障がいをお持ちの方々の大きな価値となることをあなたから教わりました。そして決意しました。
「ひらがな御書をやろう」‥あのとき踏み出せて本当によかった。
ブログは失敗したけれど、あの失敗が全部生かされ、今のホームページになっております。今も不完全だけれど、この不完全なカタチも、未来の誰かの糧になり、もっとすごいサイトが必ず誕生する‥私はそう信じています。
これからも亀の歩みですけれど頑張ります。

原点となる最初のひらがな御書ブログ挨拶文を以下に示します。
菊川広幸挨拶、→ここをクリック!
千早さん挨拶、→ここをクリック!

ひらがな御書と歩んだ3年。今、基盤が整いました。
一丈の堀(いちじょうのほり)を越えました。
これから十丈の堀(じゅうじょうのほり)を越えたいと思っています。
以上、語り尽くせませんが、御礼の言葉といたします。
皆さま、今まで本当にお世話になりました。
これからも、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございました!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
ブログトップへ
by sokanomori3 | 2015-07-21 22:37 | ひらがな御書物語り | Comments(7)


創価の森通信Freedom   音声ソフト対応BLOG


by sokanomori3

プロフィールを見る

外部リンク

検索

カテゴリ

全体
ご案内
自在会情報
ひらがな御書
ひらがな御書物語り
ひらがな御書に学ぶ
自在の人
妙音・自由の人
前略 千早さま
千早抄 (体験談)
千早美術館
日本点字図書館見学記
視覚障がい書籍紹介
盲導犬
読者の皆さまへ
創価の森の小さな家
創価の森通信フリーダム
別館のご案内
座談会御書
勤行 唱題
体験談
創価学会歌
管理人より
聖教新聞
大白蓮華
グラフSGI
日蓮大聖人
牧口常三郎先生
戸田城聖先生
池田大作先生
池田先生の詩
一般書籍のご案内
学会書籍のご案内
ポエム
幹部指導
健康づくり
怪我・病気対策
健康ジョギング
障害者スポーツ
創価学会の記念日
創価学会総本部
公明党
仏法用語
御書の登場人物
新人間革命読書感想文
創価ニュース
政治
紛争・災害ニュース
九州大震災
希望の哲学
つぶやき
雑記帳
創価学会批判
創価学会の問題
夢修行
料理は魔法
大工は魔法
良死の準備
宮田幸一氏問題
サカマキガイ駆除
任用試験
日本・世界遺産見学
フェイクニュース
私の仕事
日顕宗
沖縄の戦争
公明党候補一覧
未分類

最新のコメント

とろサーモンさん、永遠の..
by sokanomori3 at 07:45
非公開さん、おはようござ..
by sokanomori3 at 07:40
うるとらまんさん、おはよ..
by sokanomori3 at 07:36
千早さん、おはようござい..
by sokanomori3 at 07:33
素晴らしいと思います。 ..
by うるとらまん at 04:48
千早さんがやってきたの記..
by 千早 at 16:54
あ、私のコメントなんだか..
by 千早 at 15:45
> その後、嫉妬に狂った..
by 凡ちゃんこと永遠の凡夫 at 11:41
菊川さん、記事紹介どうも..
by 千早 at 08:16
やっぱり、池田先生の小説..
by とろサーモン at 01:49
とろサーモンさん、こんば..
by sokanomori3 at 22:49
こんばんわ、菊川さん。池..
by とろサーモン at 23:50
千早さん、読解力? 私..
by sokanomori3 at 20:58
菊川さん、読解力がない私..
by 千早 at 15:55
凡ちゃんさん、こんばんわ..
by sokanomori3 at 23:01
非公開さん、こんばんわ。..
by sokanomori3 at 22:58
非公開さん、こんばんわ。..
by sokanomori3 at 22:56
農業をアグリカルチャーと..
by 凡ちゃん at 15:21
とろサーモンさん、おはよ..
by sokanomori3 at 05:57
代配ゆきんこさん、おはよ..
by sokanomori3 at 05:51

リンク

以前の記事

2018年 11月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月

ブログジャンル

ボランティア