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フォルクスワーゲン(VW)問題は内部告発か


☆VWとEUが不正放置との報道あり.

読売新聞(9月29日)の記事(VWの不正)の写真を添付します。

b0312424_2383338.jpg<写真解説>
フォルクスワーゲンの不正発覚に関する紙面の写真です。「VWとEU不正放置」「欧州で報道」「数年前から把握」との見出しがあります。



フォルクスワーゲンは「ビートル」Beetleとよばれる可愛らしいクルマがヒットし、四輪自動車としては世界最多の累計生産台数「2152万台」の記録を打ち立てた伝説の自動車メーカーである。
その老舗で不正が発覚、今、騒ぎになっている。
VWは私自身、子供のころからの憧れのクルマであった。そのVWが確信犯的不正を働いてしまった。
悲しみと共に、なぜ?との思いが消えない。

フォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車が排気ガスを不正に逃れていた問題について、欧州の報道は次の3点を語っている。
2007年に指摘がポルシェからされ、次に、VW社内の技術者が2011年に違法性を指摘していたとされる。さらにEUでは、2013年に「排ガス量を不正に操作するソフトウェアの存在」を認識していたとされる。
はっきりとした事実は分からないが、恐ろしい出来事であることに変わりはない。
不正対象車は1100万台とされ、リコールが開始されるようだ。
ともかく、これはVWの致命傷になる事件である。
一体、誰が、どうして、このような不正を実行したのだろうか?
そもそも2011年に内部告発に類似する出来事があったとするなら、その時点から3年以上も経過している。今に発覚したように見えて、長く水面下の抗争があったようだ。
今、VWの前社長は詐欺容疑で取り調べを受けている。
焦点は「組織ぐるみ」かどうかが問われることになる。

私は会社の商品の中に問題を発見し、それを会社側に通報した。
結果、私は2年3ヶ月、組織から外され窓際族となった。
その体験記事は、→ここをクリック!
そんな経験がある私にとって、この事件は対岸の火事ではない。
なぜ、VW問題が放置されたのかと考える時、「売上」という企業の重大目標が「そうさせた」可能性がある。
どうしても利益を出さなければならない。責任を追及される。
掲げた目標は何が何でも達成させなければならない。
と、そのとき、道徳というタガを「仕方なく」外すのだ。
厳しい結末への道になった。これは茨の道だ。
この狭間で苦しんだ社員が沢山いたことだろう。
そして本当の苦難はこれからであり、もはや避けようもない。
ともかく、罪は償い、頑張るしかない。
何十年かかろうとも。

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by sokanomori3 | 2015-09-30 23:41 | 紛争・災害ニュース | Comments(23)

自転車通勤の幸せ


☆幸せな秋の朝の風景.

私の自転車(籠とハンドル)の写真を添付します。
b0312424_2141159.jpg

写真解説.「自転車のサドルにまたがり、自転車の前方を撮影した写真です。鈴(りん)のついたハンドルと金属製の頑丈なかごが写っています。購入から5年経過しているため、留め金が赤く錆びています」

すっかり秋になりましたね。^^
自転車こいで、はるか東京の職場へ向かいます。
まずは、自転車のカゴにカバンを入れて最寄り駅まで。
仕事、行きたくない日があります。
宝くじは買いません。当たれば仕事をしないでしょうから。
宝くじの記事は、→ここをクリック!
55歳で定年退職の職場もあります。60歳定年もある。
なぜ引退の期日があるのか、体で分かる年齢になりました。
能力が落ちる。体力が落ちる。気力が落ちる。
すなわち、仕事がはつらつとできなくなる。
私は55歳ですから、「やっぱり、そうだよな」と身に染みて分かるのです。
しかし、仕事を離れた先輩からは「働きたい」とよく耳にします。
人はないものねだりなんですよね。

若かりし頃、職場の大先輩から聞いた話があります。
「俺は、ある社長の付き人でカバン持ちをやっていた。
来る日も来る日も、社長と遊び歩いていた。
キャバレー、スナック、マージャン。毎日、豪遊していたんだ。
ある日、朝まで遊んでタクシーで帰るとき、バス停に並ぶ工場勤めの人たちを見た。まだ太陽も昇らない早朝だった。
肩から弁当の入ったカバンをさげて、ずらりと並んでいるんだ。
そのとき思ったよ。あゝ、仕事がしてぇーってなあ。
心の底から、そう思ったもんだ。
無性にまともな仕事がしたくなったんだ。
それで俺は、この会社にきた」

私が20代のころ、50歳近い職場の先輩が語ってくださった話です。
バス停に並ぶ無口な工員たちの神々しい姿を思い浮かべました。
思い浮かべた風景は、冬で寒いのです。
工員たちは手をポケットに入れて立っています。
吐く息が白い。そんな身の引き締まる風景です。
私はもともと、美しく着飾ったファッションショーのような姿を特別美しいとは思いません。どちらかというと、普通の生活の姿に美しさを感じます。
芸能人の世界にあこがれたことは一度もありません。
それはTVの画面の中の話ですからね。
庶民の中にヒーローもヒロインも沢山見てきました。
その素晴らしい人は多く学会員でした。
私の故郷のヒーローは、→ここをクリック!

今は通勤が一番楽しい季節です。暑すぎもせず、寒すぎもせずで。^^
自転車の別記事は、→ここをクリック!

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by sokanomori3 | 2015-09-29 06:51 | Comments(4)

同志誹謗は本当に怖い


☆私は論争を絶対にしません.

怖いですよ、同志誹謗は。後で悔いることになりますから。
ネットも同じです。全部、宿業となって積み重なります。
二百億劫地獄を超える大苦を受けることになります。
御義口伝(下)766ページに、「今日蓮等の類は不軽なり」とあり、次の御文が続きます。(はじめにひらがな文を示し、次に交互文を示す)

おんぎくでんに いわく 
この もんは ふぎょうぼさつを きょうせん するがゆえに 
さんぽうを はいけん せざる ことに ひゃくおくこう 
じごくに おちて だいくのうを うくと いえり  
いま まっぽうに はいって にちれんとうの たぐい 
なんみょうほうれんげきょうと となえ たてまつるものを 
きょうせん せんことは かれに すぎたり.

御義口伝に云く 
此の文は 不軽菩薩を 軽賤するが故に 
三宝を 拝見せざる事 二百億劫地獄に 堕ちて 大苦悩を受くと云えり  
今末法に入つて 日蓮等の類い 南無妙法蓮華経と 
唱え奉る者を 軽賤せん事は 彼に過ぎたり.

学会員で信心している人は不軽菩薩です。
大聖人は言われています。「こんにち にちれんの たぐいは ふぎょうなり(今日 蓮等の類は 不軽なり)」(766)と。
ですから私は、ネットで「売り言葉に買い言葉」の論争はしない。
言葉尻をとらえて、あることないこと軽賤することは怖いことです。
軽賤とは「人を軽んじ、ばかにすること」です。
「ばかか、お前!」これもいけません。
言われている方が負けているように見えるかもしれない。
しかし、黙して忍耐の歩みをする者が最後に勝ちます。
創価の森の小さな家<別館>にて、自己の価値観を強制する問題を「怒りの正体」と題するシリーズで語っています。
その「怒りの正体」は、→ここをクリック!

追記:ただし、学会員を陥れるような言論には私も批判することがあります。
日顕宗のような学会員を脱会に導くような言論は今後も批判します。
この場合は、内も外もありません。

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by sokanomori3 | 2015-09-28 06:21 | 別館のご案内 | Comments(15)

前略 千早さま(30)


☆You Tube問題についてのご質問.

You Tube問題の考察と対処方法のアイデアを申し上げます。

「音声ソフトでYou Tubeを見ることができない」
この1週間あまりの出来事のようですが、一体、何が起こったのか。
私もショックで、どうしたらいいのか?と困惑しています。
この問題の解決の道は、今の私には皆目見当が付きません。
まず、他所のブログなどに貼られているYou Tubeは見えるでしょうか?
もし、他所のYou Tubeが見れて、フリーダムだけが見れないというのであれば、このブログの欠陥ということになります。
さて、では、このブログの問題ということであったとしても、今の私の知識ではなぜそうなっているのかは皆目見当がつきません。
そもそも、パソコンを再購入して、PCトーカーが入っていないものですから、ますますチンプンカンプンです。あゝ、困った!という状況です。
とりあえず、他所ブログで見れるかどうかを教えてください。

このままではどうしようもないですから、1つの応急処置の案をご提示します。以下の方法に関してご意見をください。

例.You Tubeの上のタイトルにジャンプ機能を持たせる。

以下に、麦の唄(中島みゆきCOVER)を添付します





この方法の場合、You Tubeサイトにジャンプをしますから、記事から離れます。結果、ややこしい付帯する言葉を拾ってしまうかもしれません。
それと、CMが入っていると、随分長い「前置き」の話が続くかもしれません。
以下に、CMが入っているYou Tubeも添付します。
これがどのような支障となるのか、その支障は操作で簡単に対応できるのか‥
そういうことも教えていただければと思います。

→幸せの王子(10秒ほどのCMが入っています)

CMは2回目のジャンプでは消えてしまいます。1回目だけあります。
(おそらく、CMは1日に1回の表示と思います)
以上、ご回答ください。

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by sokanomori3 | 2015-09-27 07:59 | 前略 千早さま | Comments(5)

大白蓮華10月号より(感想文)


☆わざわひの幸はこれなり.

満たされることは幸せです。恵まれることも幸せ。
でも、恵まれることが不幸の原因になることがあるという。
大白蓮華(だいびゃくれんげ)10月号に掲載されていた池田先生の指導(2004年8月21日)を以下に示し所感を述べます。

吉川栄治がある青年に語った。
「君は不幸だ。早くから美しいものを見過ぎ、美味しいものを食べ過ぎるということは、こんな不幸はない。喜びを喜びとして感じる感受性がうすれるということは、青年として気の毒だ」と。
今も私の胸に焼きついて離れない言葉である。
人生の土台を築く大切なときに、何もかも恵まれ、ちやほやされて、何一つ不自由がない。苦労がない。そういう人生は、ひとつも幸福はない。
一番不幸だ。偉大な人間に育つはずがない。
苦難がないことが幸福ではない。苦難に負けず、たとえ倒れても断じて立ち上がり、乗り越え、勝ち越えていくところに、人生の真の幸福があり喜びがある。

(100ページ・嵐は誉れより)

ありがたいことだ、その通りだと心の底から思いました。
私は体も弱かったし、頭も悪かった。イケメンでもないし、何か秀でたこともなかった。もちろん、金持ちのドラ息子でもない。
いつもさえない人間だった。そして、その不幸におびえながら生きた。
唯一の希望が創価学会でした。あとは暗闇でした。
その希望の創価学会で、輝かしい青年や女子たちが乱舞していました。
私は会場の片隅で見ながら、自身の落ちこぼれ人生を嘆きました。
私は美しいものを学会以外にほとんど見ることなく、美味しいものはめったに食べられない青年期を生きたのです。
この不幸な私の青春は、恵まれた青春だったのでしょうか。

私は福子(ふくし)として、庶民の子として生まれました。
財産なんかありません。地位も名誉もありません。
でも、それが全部、功徳(くどく)だったのかも知れない。
御書には、災いの中に幸福があるとの御文があります。
「わざはひの幸はこれなり」(1164)
苦労なき人生に幸せはないのかも知れませんね。
甘いばかりの人生だと薄っぺらですしね。^^
10月号座談会御書は、→ここをクリック!

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by sokanomori3 | 2015-09-25 21:03 | 大白蓮華 | Comments(3)

自殺者年間2万5000人


☆厚生労働省が対策強化.

日本経済新聞(9月22日)の新聞記事写真を添付します。
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日本経済新聞に国内の自殺者が年間2万5000人に及ぶとのこと。
その対策に苦慮している現状が語られていました。
過去、自殺者は年間3万人を超えていましたが、この数年は減少傾向にあります。しかし、その総数は2万5000人を超えているのであり、憂うべき死者数であることに変わりはありません。
問題は、20歳代、30歳代の死因の1位が自殺という現実です。
病死、事故死を上回る自殺は、深刻な社会問題であり、厚労省は「地域自殺予防センター」を来年度末までに倍増する計画とのこと。
このセンターは、悩みの電話相談が主たる業務ですが、自殺未遂者が6ケ月以内に再び自殺を試みることが多く、カウンセリングなどの対策強化も検討しているとのことでした。



このようなニュースに痛ましさが年々強くなります。
10年単位で見れば何十万人が自ら命を絶つ‥まるで原子爆弾の死者数です。
自然災害や事故で亡くなられる数も、この自殺の数にはまったく及びません。
辛いです。悲しいです。何とも言葉がありません。
戸田先生は、私たちの体を仏の器と言われています。
やっぱり、命、大事にしてもらいたいです。
仏の器記事は、→ここをクリック!

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by sokanomori3 | 2015-09-25 06:11 | つぶやき | Comments(0)

妙密上人御消息(2015年10月度座談会御書)


☆妙密上人御消息.
(みょうみつ しょうにん ごしょうそく)

妙密上人御消息(みょうみつ しょうにん ごしょうそく)。
以下に、10月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている妙密上人御消息(1241ページ)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

こがねは やけば いよいよ いろ まさり
つるぎは とげば いよいよ とく なる
ほけきょうの くどくは ほむれば いよいよ くどく まさる
28ぽんは まさしき ことは わずかなり
ほむる ことばこそ おおく そうらえと おぼしめす べし.

○漢字文.

金はやけば 弥色まさり 剣はとげば 弥利くなる
法華経の 功徳は ほむれば 弥 功徳まさる
二十八品は 正き事は わずかなり
讃むる 言こそ 多く候へと 思食すべし.

○背景と大意.

建治2年(1276年)3月、日蓮大聖人 55歳の御時、妙密上人(みょうみつしょうにん)に与えられた御手紙です。
冒頭、五貫文(ごかんもん)の受理の記述があります。
一貫文は銅銭千枚で、米としては一石、現在のお金に換算すると数十万円の価値に相当します。ですから五貫文はたいへん高額なご供養です。

本抄では、仏教伝来から700年が経過し、末法において南無妙法蓮華経を最初に唱えたのが大聖人であられたこと、また、法華経で説かれている内容を実践されたことで、過去の誰もが経験したことのない大難に遭われたことが述べられます。
その大難とは、罵り(ののしり)、打たれ、あるいは傷を被り、あるいは二度に渡る流罪、さらに死罪のことです。
その出来事を、大聖人は次のように述べられています。
「たとえば だいとうに だいずを ひたし しょうすいに たいぎょの あるが ごとし(譬えば 大湯に大豆を漬し 小水に大魚有るが如し)」(1240)
大聖人は、ぐつぐつ煮えたぎる湯の中にひたされ、大きな魚が少しの水にいるような厳しい生活をされたと語られています。

大聖人は、竜口法難のおり、松葉ヶ谷(まつばがやつ)の草庵(そうあん)が襲撃されたとき、法華経第五の巻をもって顔を三度にわたって殴打されました。
本抄には、「ほけきょうの だい5の まきを もって にちれんが おもてを すかど うちたりしは にちれんは なんとも おもわず うれしくぞ はべりし(法華経の第五の巻をもて 日蓮が面を 数箇度 打ちたりしは 日蓮は何とも思はず うれしくぞ侍りし)」(1241)と記されています。
この法華経第五の巻には、如来滅後の末法に法華経を弘通するならば必ず三類の強敵(ごうてき)が競い起こり、刀杖の難(とうじょうのなん)に遭うと説く勧持品が納められていました。
顔面を打たれたことすら、大聖人は「うれしい」と述べられています。
このように日蓮大聖人は、一切衆生を幸福にするために、大慈悲の心で広宣流布を全うされたのです。

10月度座談会御書は、この御書の文末の御文です。
「讃むる ことばこそ」大事であるとのご指南で結ばれています。
大聖人の仏法の功徳が無量無辺であることの素晴らしさを語っていく大事さを述べられています。
具体的には、新聞啓蒙、仏法対話、座談会での体験発表など、ありとあらゆる活動での大聖人の仏法の賞賛が、功徳になると拝せられます。

○所感.

私は創価学会を心から尊敬し、愛しています。
学会員であることが私の誇りであり幸せです。頂いた功徳は数えきれません。
私は「創価の森の小さな家」ブログで、功徳の感謝で5年間記事を綴りました。振り返れば、ブログで学会を批判したことは一度もありません。
そのお陰でしょうか。私は今も、日々、功徳をいただいています。(^^)
私の功徳の記事は、→ここをクリック!
その創価の森ブログは、→ここをクリック!
創価の正義を語るならば相応の難は覚悟しなければなりません。
けれど、その難は功徳になることは間違いありません。
難の恐怖に対する最大の武器はお題目です。
誓い、祈り、行動する。そのとき難に対する恐怖は克服されます。
否、なくなるまで祈り切ることが大事と思います。
今もひるむ気持ち、恐れる気持ちが私には湧いてきます。
でも、その時は、お題目を唱え切ることで乗り越えています。
今まで、乗り越えられなかった難はありません。

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by sokanomori3 | 2015-09-23 22:12 | 座談会御書 | Comments(4)

盲導犬サーブの物語り 4


☆天国に行ったサーブ.

書籍・盲導犬サーブ慰霊碑のメッセージの写真です。
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写真解説.「サーブの碑文(いしぶみ)を飾る8行の文章の言葉です」

前回の記事は、→ここをクリック!
1986年4月、サーブの銅像が名古屋駅前に建てられました。
その像は、ハーネスをつけた三本足のサーブでした。碑文には「盲導犬サーブよ。あなたは全盲のご主人を守ろうとして」と刻まれています。(サーブの像は、現在、名古屋市中区の市バスターミナル近くに移動されています)

銅像 になった盲導犬サーブ。
その銅像が披露されたのは、サーブが9歳の誕生日を迎える前々日でした。
サーブは、学校の子供たちとの交流を続けました。
韓国との国際交流もこのとき始まり、ソウルのパラリンピックの折には、日本の盲導犬たちが入場行進を行いました。
サーブが広げてくれた愛の波紋‥
それは遡れば、河西さんが日本一周の旅のあとに描いた夢と、イギリス人盲導犬訓練士から学んだ理想とが結実したものでした。
サーブはアニメとなり、映画となり、テレビドラマにもなりました。
そのドラマは、動物愛護協会賞を受賞しました。
サーブは1988年6月13日、獣医科病院で、おだやかに息を引き取りました。
11歳2ケ月、人の年齢に例えると70歳でした。
盲導犬としての使命を、精一杯果たしての旅立ちでした。

告別式 が、協会の大広間で開催されました。
全国から600人もの人々が集まり、サーブの遺体は花で覆い尽くされました。
サーブに、亀山さんが感謝の言葉をささげました。
「サーブ、きみはわたしに生きる勇気与えてくれました。
雨の日も、風の日も、そして雪の日も。
わたしを守ってくれたサーブ、ありがとう!」
思い出の数々が語れました。亀山さんの見えない目から、涙が溢れました。
「でも、できることなら、もっともっと、長生きしてほしかった。
サーブ、きょうでお別れです!」
サーブとの別れからしばらくして慰霊碑が建てられました。
その石碑には次の文章が刻まれています。
「盲導犬たちよ、天国で遊んでください。
盲人の目となり、最良の友となり、明日への光となって、愛と献身に生きたあなたたちの日々は、私たちの心に生き続けています。
盲導犬たちよ、ハーネスを外して飛び跳ねてください」

感想文.
連載で大まかなストーリーをご紹介したしましたが、深い描写と様々な人たちの思いとが一杯詰まっている素晴らしい本です。
盲導犬といえばレトリバーで、シェパードは警察犬というイメージでしたから、なんとなく違和感を当初感じていました。けれど、本を読み進めるうちに、この犬のやさしさが心に沁みてきて、その偉大な魂に平伏する思いで読み終えました。
この物語は、調教師と子犬の提供者、パピーウォーカー(盲導犬の子犬を育てるボランティア)、さらに利用者、そして無数の善良なる人々がすべてつながっていて、物語りを読み終えるころには、心が清さと美しさとで満たされました。
良書とはこういう書籍を言うのでしょう。
私自身、人間が上で、犬は下という概念を持っていましたが、すっかり認識が変わりました。犬も人間のように素晴らしい命を同等に持っているということを、いまさらですが学ぶことができました。
この本には、記事でご紹介できていない数々の感動のドラマが語られています。ですから、皆さまも実際の本を手に取り、じっくり読んでいただきたいです。
最後に、物語の主人公である天国のサーブに感謝を申し述べます。
サーブ、勇気と希望をありがとう!(^^)
このシリーズの最初の記事は、→ここをクリック!

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by sokanomori3 | 2015-09-23 06:10 | 盲導犬 | Comments(0)

盲導犬サーブの物語り 3


☆それからの盲導犬サーブ.

サーブが子犬たちと横になっている写真ページの映像。
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写真解説.「ラブラドール・レトリバーの子犬5匹がサーブに寄り添っている写真の下に、“サーブは子犬たちにもやさしかった”と書かれています」

前回の記事は、→ここをクリック!
事故から3か月後のことです。
亀山さん夫婦が、サーブのいる訓練所を訪問しました。
「サーブに会いたい。会ってお詫びしたい」と、必死の思いでやってきたのです。サーブは亀山さん夫婦を見つけました。

一本の前足
 で踏ん張って、よろよろと駆け出しました。
そして、亀山さんに飛びつくようにすり寄りました。
「あゝ、こんな体になってしまって。あゝ、サーブ!」
サーブは鼻をすり寄せて甘えるのでした。
以来、毎月、夫婦は訪れました。
サーブは帰り時間が近くなるとそわそわしました。
亀山さん夫婦が帰宅すると、サーブはいつまでも悲しそうで、食事もとらないこともありました。
でも、ここからサーブの本当の使命が発揮されたのです。
なんと、サーブは亀山さんと国会に出向き会議場で質疑応答することになったのです。そして、自動車損害賠償保険で盲導犬が支払いの対象になるきっかけを作りました。「盲導犬は、杖や義足と同じである。故に支払いの対象である」と。
大勢の報道カメラマンのフラッシュを浴びたサーブ。
こうして第二の歩みが開始されました。

有名 になったサーブは活躍を続けます。
サーブは、小学校、中学校などで行われる交通安全講習会などに出演し、数えきれなほどの子供たちや大人たちを魅了し続けました。
寄せられる手紙は数万通におよびました。
サーブの活躍は枚挙に暇はありません。
世界的なニュースになる出来事が起こりました。
それは簡易裁判所の調停で、事故で三本足になったサーブに、「損が賠償金として加害者の自賠責保険から216万円の支払いを行う決定が出たのです。
これは盲導犬が、保険の支払いを受けた世界でも初めての出来事でした。
アメリカの新聞には、次の記事が掲載されました。
「サーブという盲導犬は、主人を守って自動車事故で左前足を失ったが、法律的に「盲導犬は盲人の方の一部」とみとめられ、法廷は9000ドルの支払いを命じた。
サーブは重症のため安楽死が考えられたが、子供たちから「殺さないで」という手紙が殺到したため、足を切断して生かされることになった」

外務省 をつうじて、サーブに「テキサス名誉州犬」の称号が送られてきたのは、その2か月後でした。
その任命書には次のように書かれていました。

「本証は、テキサス州の法のもと、サーブをテキサス名誉州犬に任命し、名誉犬としての権利、特権、報酬を与える。この証として、私はここ州都オースチンにて著名し、州の紋章を押印するものである。1985年4月21日
テキサス州知事 マーク ホワイト」

この称号の発端は、新聞記事を読んだ一人の婦人が、「この献身的なすばらしい盲導犬に名誉勲章を与えてください」という手紙をホワイト知事に出したことでした。サーブはこうして、功労賞のメダルを首にかけてもらいました。
そして、サーブは亀山さんとともに、このテキサス州に返礼のために出向き、州関係者、障がい者の団体責任者、視覚障がい者、ボランティアの方々が集まった会場で交流を深めたのです。サーブの名は海外にまで轟き渡りました。
2年後、名古屋駅にサーブの像が建てられました。
次の記事は、→ここをクリック!

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by sokanomori3 | 2015-09-22 20:43 | 盲導犬 | Comments(2)

盲導犬サーブの物語り 2


☆盲導犬サーブの悲劇.

書籍・盲導犬サーブの写真入り表紙の写真を添付します。
b0312424_2052547.jpg

写真解説.「三本足のシェパードが芝生の上に立っているカラー写真に、水色の文字で“盲導犬サーブ”と表題がある本の表紙です」

前回の記事は、→ここをクリック!
旅先で盲人の家であたたかい歓迎を受け、そのことがきっかけで盲導犬訓練士となった河西さん。その河西さんのもとで訓練されたサーブ。
いよいよ、サーブは訓練を終えて盲導犬としての生活を開始します。

魔法の杖
(つえ)、それが盲導犬です。
盲導犬が盲導犬として機能するかどうかは、主従の関係がしっかり成り立つ必要があります。主人が不安がって迷うようなことがあれば、盲導犬も不安になります。
訓練された盲導犬を使いこなす利用者の訓練も必要です。
このため、利用者は、訓練所に1か月程度宿泊し、共同訓練が必要です。
サーブは、主人となる亀山道夫さんとの共同生活で信頼関係を結び、やがて密接な主従の関係が生まれました。亀山さんは感嘆の声をあげました。
「サーブ、きみは、あたたかい魔法の杖だね」
「きみは、僕の気持ちがわかるんだね」
サーブは、黒い瞳を輝かせ、亀山さんの声を聴いていました。
亀山さんとサーブの間には、一体感のようなものが生まれました。
河西さんが言いました。
「亀山さん、そろそろ卒業です。では地元での訓練をしましょう」
訓練は、実際の地元の町でも行われました。
そして、サーブは亀山さんの家族の一員となりました。
サーブと亀山さんの幸せな生活は3年ほど続きました。
しかし、ある日、悲劇が襲いました。

悲劇 は1982年1月末、雪の降りしきる早朝に起こりました。
まだ薄暗い国道を、亀山さんとサーブが歩いていました。
この道は、何度も通っている道でした。
「こんな雪の中、サーブ、ごめん。足、つめたいだろう?」
心の中で、亀山さんはつぶやきました。
サーブの動きに従って、亀山さんは大きく右にまがっていきました。
トラックらしい大型車が、ゴォーッと地響きを立てて横を通り過ぎていきました。そのあとに続くクルマの音を耳にしました。
と、そのとき、サーブがすばやく右がわから亀山さんの前に出て、サーブの急な動きに引っ張られて体が横になり、ななめ後ろに倒れそうになりました。
あぶない!と恐怖を覚えた瞬間、右に握っていたハーネスのハンドルがもぎ取られ、サーブがいなくなりました。
はげしい衝撃音が聞こえ、亀山さんはどこかにたたきつけられました。
「サーブ、サーブ!」と声を出しましたが、サーブは戻ってきません。
サーブは亀山さんをかばい、鉄の怪物と接触したのです。
亀山さんのけがは浅かったものの、サーブは重症を負ったのです。

三本足 になった盲導犬サーブ。
暴走するダンプカーから亀山さんを命をなげうって守ったサーブ。
そのサーブは、もはや盲導犬としての仕事はできません。
離れ離れなった亀山さんの耳に、信じられないうわさが流れてきました。
「サーブは再起不能で、安楽死させられるらしい」と。
亀山さんはショックを受けました。
訓練士の河西さんに「ほんとうでしょうか?」と問い合わせをしました。
河西さんは言いました。
「亀山さん、だれがサーブを殺すことができますか? 私は取材に来た記者に言いました。安楽死させたりしませんと。それがなぜか、間違って伝わったんです」
このようなやりとりのあと、サーブの足は切断されたのです。
いくつもの新聞が、「主人を守って交通事故」、「身代わり事故の盲導犬」として報道しました。この報道に感動した読者から、手紙やお金が協会や新聞社にぞくぞくと寄せられました。
「三本足のサーブの写真に、なみだがあふれました」
「わずかなお金ですが、サーブに好きなものを食べさせてあげてください」
「サーブを引き取らせてください」
沢山の声が、お金が届けられました。
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by sokanomori3 | 2015-09-21 22:10 | 盲導犬 | Comments(2)


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