曾谷殿御返事(2014年8月度座談会御書)


☆成仏用心抄(じょうぶつようじんしょう).

曾谷殿御返事(そやどのごへんじ:御書1056ページ)。
別名を成仏用心抄(じょうぶつようじんしょう)といいます。
以下に、8月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)の曾谷殿御返事(成仏用心抄)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな訳.

この ほうもんを にちれん もうす ゆえに ちゅうげん みみに さからう  
どうり なるが ゆえに るざい せられ いのちにも およびしなり  
しかれども いまだ こりず そうろう  
ほけきょうは たねの ごとく ほとけは うえての ごとく 
しゅじょうは たのごとくなり  

○御書原文.

此法門を 日蓮申す故に 忠言耳に逆う 道理なるが故に
流罪せられ 命にも 及びしなり 然ども いまだこりず候
法華経は 種の如く 仏は うへての如く
衆生は 田の如くなり

○背景と大意
.

日蓮大聖人(にちれんだいしょうにん)が、身延から曾谷入道に宛てられた御書。
内容は、成仏のために用心すべきことについて述べられています。
「忠言耳に逆らう」とは、孔子の言葉で、「真心からの忠告は、欠点や過ちを鋭く指摘するのことから、忠告された人は素直に聞き入れにくい」との意味です。
大聖人は、悪を強く責められ、竜の口の法難、また、死罪にも等しい佐渡流罪となられました。そのような大難を受けても、毅然と「いまだこりず候」と述べられます。
仏法を破壊する者を見ながら、謗法(ほうぼう)を責め糾明もしなければ、その人は「仏法の敵(かたき)」となってしまう‥
そのことを、本抄の中で「器千杯分の漆の液に、わずか1本のカニの足をを入れるだけで漆の効力を失う」、「積み上げた信心の功徳を一気に失う」とご指南されています。
そのために、こりてはならない、仏は法華経(南無妙法蓮華経)の種を植える存在であると述べられ、広宣流布の実践を生涯貫かれるようにご指導されています。

○参考資料.(本抄の主要な御文について)

以下に、曾谷殿御返事(そやどのごへんじ)、別名・成仏用心抄の主要な御文を抜粋する。最初に ひらがな文、次に漢字文を示す。

○ひらがな訳.(1056ページから抜粋)

「ほけきょうの てきを みながら おいて せめずんば しだんともに むけんじごくは うたがいなかるべし」
「ほうぼうを せめずして じょうぶつを ねがわば ひのなかに みずをもとめ みずの なかに ひを たずぬる ごとく なるべし はかなし はかなし」
「ほけきょうを しんじ たもうとも ほうぼう あらば かならず じごくに おつべし」
「うるし かんばいに かにの あし ひとつ いれたらんが ごとし どっけじんにゅう しっぱんしっこは これなり」
「これらの ぎを たがえさせ たまわば にちれんも ごしょうは たすけ もうすまじく そうろう」

○御書原文.(1056ページから抜粋)

「法華経の敵を見ながら 置いてせめずんば 師檀ともに 無間地獄は 疑いなかるべし」
「謗法を責めずして 成仏を願はば 火の中に水を求め 水の中に火を 尋ぬるが 如くなるべし はかなし はかなし」
「法華経を 信じ給うとも 謗法あらば 必ず 地獄にをつべし」
「うるし千ばいに 蟹の足一つ 入れたらんが如し、毒気深入・失本心故は 是なり」
「此等の義を たがへさせ 給はば 日蓮も 後生は 助け申すまじく候」

○語句解説.

曾谷入道(そやにゅうどう).
下総国(しもうさのくに:現在の千葉県)葛飾郡曾谷に住したことから曾谷氏と称した。
師檀(しだん).師匠と檀那のこと。
謗法(ほうぼう).正法を謗じて信受しないこと。また、正法を憎み、人に正法を捨てさせることをいう。不信の人をさすこともある。
毒気深入・失本心故(どっけじんにゅう・しっぽんしっこ).
「毒気が深く入り本心を失うがゆえに」と読む。

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# by sokanomori3 | 2014-07-25 00:03 | 座談会御書 | Comments(2)

東北出張で考えたこと


☆平和は幸福の基盤。

以下に、東北出張の時に搭乗したJALの飛行機の写真3枚を添付します。
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写真解説.「1枚目は、JALの飛行機の外観の写真です。白い機体にJAL EXPRESSと書かれ、尾翼に鶴のマークがあります。2枚目は雲の上を飛ぶ飛行機の窓から撮影した写真で翼が写っています。3枚目の写真は機内の座席天井部の空調とスポットライトの写真です」

先日、東北に出張した。
そのときの記事は、→ここをクリック!
疲労困憊した週末、休み返上の出張になりました。
前日、ウクライナ上空でマレーシア航空の旅客機が撃墜され、乗客298人全員が死亡したニュースが流れました。その生々しい事件の翌日でした。
私が乗る飛行機は、晴天の上空を飛んでいました。
298人の死亡。その家族や友人知人の悲しみ‥その事件が浮かんでは消えました。
「上空1万メートルで、突如、機体が爆発するというのはどんな感じなんだろう」
「爆風に包まれ、放り出される瞬間とは、どういう苦痛が伴うのだろう」
そんなことを考えながら、私は非常口横の座席に座っていました。
今、ウクライナに、パレスチナ自治区に戦火が広がっています。
そして、撃墜された飛行機の被害者の国々は激怒しています。
当然のこと。許されることではありません。
「平和‥それは幸福の基盤。平和がなければ、私たちの営みは存在しない。
ひとたび戦争になれば‥今のあらゆる生活と仕事は消え失せる。
平和を維持し、守ることが、どれほど大変か。大事か。
私たちはこの美しい平和の国に、もっと強く感謝するべきではないのか」
そんなことを空の上で考えていました。
別館の関連記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori3 | 2014-07-24 06:39 | 管理人より | Comments(1)

浜口コウさん


☆八重洲北口で初顔合わせ。(^^)


以下に、八重洲北口と浜口さんに頂いたボールペンの写真を添付します。
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b0312424_6102967.jpg写真解説.「1枚目は、東京駅館内の八重洲北口の看板の写真。2枚目はノートの上に“浜口さん、ありがとうございました”とノートに書き、その横にボールペン(頂いたANAのボールペン)を置いた写真です」
浜口コウさんは、ひらがな御書のボランティアスタッフである。
過去、お会いしたことはない。
メール、お電話だけだった。

その浜口さんから突如、電話があり、東京駅でお会いすることになった。
飛行機で上京され、空港から東京駅にいらっしゃった浜口さん。
その束の間の移動時間の合間に、この会談が実現したのである。
携帯電話の説明に導かれるように歩くと、そこに浜口さんがいらっしゃった。
電話では分からないもの。
想像していた容姿の浜口さんではなかった。
男らしく、魅力に満ちた人で、一目見て、「カッコいい!」という人であった。「男が男に惚れる」というが、一目ぼれした。(^^)
さて、落ち着いた場所で話をしたいのであるが、東京駅は人だらけで、飲食店舗はどこも満席‥そこで駅の外に出た。すると猛烈な大雨だった。
台風のように降り注ぐ雨‥浜口さんは傘をお持ちでなかったのでコンビニで購入し、大雨の中、やっと道の向こう側のレストランに入った。
改めて挨拶をし、ひらがな御書の御礼を述べ、そこから内容の濃い会談となった。
浜口さんは60歳を超えられているが、高校生の時代から信心根本に歩まれ、その信心の炎は衰えることはない。
浜口さんの細胞には広宣流布(こうせんるふ)の決意が浸透していらっしゃるかのようだ。
私は、この対話の中で、仏法用語の教義をご教示いただいた。
が、その内容は語れない。
浜口さんとしては、ブログで流されるのは本意でないからである。(^^)
ただ、一言、申し上げるなら、スッキリ、クッキリ‥難解な仏法の哲理が鮮明にお教えいただいたのである。今も浜口さんの声は私の胸中で雷鳴のごとく響き続けている。
この会談で、創価学会への憧れがまた一つ生まれた。
学会員というのはスゴイもの。素晴らしいもの。(^^)
この日の豪雨、この日の烈々とした浜口さんの話‥
私、生涯、忘れないことでしょう。
浜口さん、本当にありがとうございました!

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# by sokanomori3 | 2014-07-23 06:19 | ひらがな御書 | Comments(2)

前略 千早さま (15)


☆お誕生日おめでとうございます。^^

千早さん、お誕生日、おめでとうございます。
もう、あなたの誕生日が終わろうとしているこんな時間‥
時計の針は23時を過ぎてしまいました。
あなたに以前、「佐渡御書を誕生日のプレゼントにします」と申し上げていて、ぎりぎりの投稿を、やっと果たしました。(^^:
遅くなりましたが、お受け取りください。
その佐渡御書のひらがな訳は、→ここをクリック!
昨日からの土日の連休で作成し、本日の早い時間で投稿しようと思っていたら、急遽、東北出張が舞い込み、結果、この時間です。
その出張の記事は、→ここをクリック!
この佐渡御書ですが、原稿はちよさんがくださったもの。
その文章を組み上げる作業の中で、一字一句が鮮烈に身に染みました。
本抄には、死罪、流罪にした権力者や誹謗中傷する人たちを、「彼らがいなければ私は仏になれなかった」と記され、さらに「この大難で、過去世の罪業を全て消滅させることができる」との喜びを述べられます。そして、「迫害を加えた人たちが地獄の苦しみを味わうことが不憫でならない」とも語られています。
あらためて、この内容に驚くばかりです。
異常な迫害を続ける人々です。許しがたい人たちです。
ウソにウソを重ね、悪辣な陰謀で大聖人を殺害しようとした大悪人たちです。
普通なら、「地獄に落ちてしまえ!」と立腹して当然のこと。
しかし、大聖人は感謝され、なおかつ、その相手の行く末を心配されている‥
そして、弟子たちに、「私に続きなさい」とご指南されている。
仏の境涯というのは途方もないものです。本当にスゴイ。
大聖人が一番苦労され、一番努力され、一番大きな難を受けられました。
そして、全部に、完璧に勝利されました。
今さらながら、この比類なき世界一の大聖人に感謝したいと思います。
千早さん、どうか体調を大事にされ、笑顔で前進されてください。
いつまでも、いつまでもお元気で!(^^)
お誕生日、おめでとうございました。

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# by sokanomori3 | 2014-07-20 23:42 | 前略 千早さま | Comments(4)

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)


☆耐え忍ばねばならぬ時期もある。

仕事、仕事、仕事‥
朝の7時に家を出て、帰宅するのは夜の11時前後。
そんな仕事を続け、くたくたになりながら金曜日の夕方を迎えました。
土日の連休には、日ごろできないことを目一杯やろうと思っていました。
が、急遽、東北出張が決定。(><:
土日にかけて「しんどい」仕事が舞い込みました。
しかも、この仕事、土日で完結しないのです。月曜日以降、早急にレポートを作らなければなりません。今、重大な業務を抱え、来週の月曜日以降のスケジュールに余裕がないところに、ドーン!ともう一つの仕事が来たわけです。正直、シビレました。(^^:
結果、学会活動も、友人との会談も、書きたい記事も、全部できなくなりました。
昨日、会社で出張準備をして、帰宅したのは深夜。
本日は、これから羽田に行き、飛行機で現地に動きます。
週末の最後の最後、全力で走ってゴールする寸前、次なるレースが始まる‥
キツイです。体を休める時間もありません。
そもそも、私は、休みがいつ取れるのでしょうか?

思うのですが、私はどうしてこんなに仕事をするのでしょう。
今年は4月ごろから多忙な日々で、毎日走りながら食事をしているような慌ただしさ。
過去の別館記事は、→ここをクリック!
ホテルのランチなどで、主婦の人たちが優雅に食事をしていたり、定時に仕事を終えて、外が明るいうちに帰宅しているサラリーマンの人たちがいたり、そういう優雅な世界を横目で見ながら、少々、ガッカリの週末出張なのです。
ともかく、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)で、今を耐えるしかありません。
じっとこらえて、今に見よ‥ですね。(^^)

読者の皆様、「この記事書きます」「あの記事書きます」と申し上げ、一向に筆の進まぬこの頃、どうかお許しください。
とにかく、ハードスケジュール出張に、行ってまいります!
その出張の記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori3 | 2014-07-19 06:42 | 読者の皆さまへ | Comments(3)

昭和人間のつぶやき


☆昭和がふるさと。(^^)

昭和と名付けられた時代に、私は生まれた。
まだ、21世紀なんて ほど遠い時代‥
冷房装置は扇風機が最先端だった。
テレビはブラウン管だった。回転式の脱水機能のついた洗濯機もない。
まだ、多くの家では、タライと洗濯板(せんたくいた)だった。
貧しかったが、急速な成長を遂げていた。
戦争の傷跡が癒され、平和を満喫していた時代だった。

私は食べるものに事欠いたことはなかった。
小学校では給食があったし、教科書も新品が配布されていた。
川は美しく、町には活気があり、人々には笑顔が溢れていた。
極めつけに凄いことは、我が家が創価学会だったことである。
我が家には御本尊があり、創価家族の中で温かく育まれた。
しかし、私は小学1年生の時、小児結核となり、長期にわたり自宅療養した。
そこから少々暗い子供時代が始まった。
私の人生は恵まれたものとは言えないが、それでも辛酸を舐めた人生でもない。
今から、冷静に振り返るなら、素晴らしい宗教があり、池田先生という偉大な師匠がいたから、実はとても幸せだった。
もし、この信仰がなかったら、もし、池田先生がいなかったら‥
今の幸福は絶対にないし、今の考え方も、今の私の存在もない。

やがて21世紀が訪れ、そうしてすでに13年が過ぎ去った。
昭和という時代は、すでに四半世紀の昔に位置している。
今、ジェット機が縦横無尽に空を飛び、陸路は最先端の列車やクルマが走っている。
昭和人間の私は、21世紀は輝かしい時代になると信じていた。
でも、3.11の地震があり、あれから時代は冷却化したように思う。
原発の問題。尖閣諸島を巡る隣国との争い。
手のひらを返したように悪辣な批判を浴びせる隣国の人たち。
一方、死んだはずの軍国日本の靖国はいまも生き、
その亡霊のような神社の復活を願う人々が無数にいる。
一体、何だろうと思う。

けれど‥
21世紀は、やはり希望の世紀である。
そうでなければならない。
皆が、幸せになれる基盤を作らなければならない。
誰かが大金持ちでありながら、誰かが飢えて死ぬようなことがあってはならない。
不幸は追放されなければならない。
地域で会社で、国で世界で。

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# by sokanomori3 | 2014-07-18 11:56 | 管理人より | Comments(1)

特集・アジアの輝き


☆グラフSGI 8月号のご案内.

グラフSGI 8月号は、「すばらしき人々・アジアの輝き」と題され、マレーシア、インド、シンガポール、韓国、中国の特集になっています。
以下に、目次と記事内容をご紹介いたします。

○目次.

1ページ.
池田先生が撮影されたシンガポールの海岸の写真。(真っ青な海に沢山の船が停泊し、その中の一隻が白波を立てて進む写真です)
「桜梅桃李と自分らしく光り輝いていくことだ。信心を貫いていくならば、人が真似ることのできない自分らしい最高の魅力を発揮していくことができる」との池田先生のコメントあり。
2ページから33ページ.
アジア各国の男女青年部の特集が30ページのボリュームで掲載されています。
マレーシアの文化祭、インドの法華経展、中国を訪問した創価学会青年部訪中団、香港の合唱団、韓国の未来部の会合、そのアジアの同志の笑顔の集いの記事です。
34から37ページ.
SGI NEWS。
アルゼンチン、アメリカからの顕彰、アメリカ創価大学卒業式と卒業生の声など。
38ページから.
読者の声など。

○グラフ紹介.

アジアの同志の美しい笑顔が満載の8月号です。
その中で、マレーシアで行われた法華経展の記事に引き付けられました。
(グラフSGIの6~7ページ)
「イスラム文化圏で初の法華経展」との表題で、7万1000人が鑑賞、来場者からは「法華経に貫かれる平和と共生の思想を広めたい」との声が寄せられていました。
私自身、法華経展に参加した一人として、この展示会の凄さは身に染みています。あの感動が、イスラム文化圏に与えたインパクトはけして小さくはないでしょう。
それと、中国(香港)、韓国のSGIメンバーの紹介記事が良かったです。
中国と韓国とが、日本批判を強める時代背景の中で、ここにはまったく別の世界がある。それがとても嬉しいです。
香港の青年部の溌剌とした姿、韓国未来部の可愛らしい笑顔‥
韓国創価学会は、当初、無実の罪で投獄されるメンバーが相次ぐなど迫害されましたが、今は韓国社会が認める優良団体となり、やがて大学、市などから236もの顕彰が送られ、2009年には文化勲章(国家勲章)が池田先生に授与された内容が記されています。
ここには、領土問題や、ネガティブキャンペーンはありません。
幸福追求運動に共感し、たたえ合い、励まし合う国境なき学会員‥
感じることは、池田先生の凄さ、現地メンバーの命がけの信心、そして、SGIメンバーの若さです。未来ある青年が一杯いるんですよね、世界に。
それが創価学会ですよね。(^^)

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# by sokanomori3 | 2014-07-17 06:24 | グラフSGI | Comments(3)

養命酒


☆飲んだり、飲まなかったり。(^^)

以下に、養命酒の新聞広告と養命酒の外箱の写真を添付します。
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b0312424_6103157.jpg写真解説.「上写真には、養命酒の新聞広告で、還暦(60)、古稀(70)、米寿(88)などの解説の上に「長寿を祝って健康に!」と書かれている。下写真は養命酒の外箱で、赤い箱の中央に薬用養命酒と記されている」

五十肩を患ってから、運動をほとんどしなくなり、体力が落ちました。
疲れが翌日も残り、体が重い。
そこで、養命酒を購入しました。効能は、胃腸虚弱、冷え性、肉体疲労、虚弱体質など。
服用は、1日3回、朝昼晩、おちょこ一杯服用することと記されている。
私は夜、食前に飲むだけである。効果があるのかどうかは、現在不明。
飲んだり、飲まなかったりしている。
こういうものは、「継続が力」であり、これでは効果は望めまい。
なぜ、養命酒なのか‥それは宣伝広告で刺激を受けたから。
何事も、実際に試してみないと分からない。
けれど中途半端な行動では、中途半端な効果しかえられない。
分かっているが、どうしても朝や昼に飲む気がしないし、今、思案中です。
ともかく、年齢を重ねるごとに、様々な知恵を巡らし、創意工夫して健康づくりをしないと、若い時のように溌剌と生活できないのでチャレンジしています。

昨日の夜は、養命酒を飲んでいません。
昨日は会社の飲み会で、ビール、ワインを飲み、帰宅時間も遅かった。
それで、朝から体が重く、すでに疲れている。(^^:
うむむ、この悪しき流れを変えなければ‥
そんなことを考えている今日この頃です。^^

追伸:この記事に使用した広告写真は、旧創価の森ブログから転用したもの。
その旧ブログの記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori3 | 2014-07-16 06:48 | 健康づくり | Comments(4)

でんでん虫となめくじ


☆でんでん虫となめくじの話。

天空に星がまたたき、お月さまが輝いていました。
でんでん虫が葉っぱの上で夜空を見上げていました。
梅雨の合間の晴れた夜。つかの間の星空‥

すると、一匹のなめくじが でんでん虫の足跡を見つけました。
でんでん虫の這った跡が、月明かりにキラキラと輝いていたのです。
なめくじは、その道しるべを追い、でんでん虫のいる葉っぱの上に顔を出しました。
「やあ、でんでん虫さん、こんばんわ」
「やあ、なめくじさん、こんばんわ」
でんでん虫となめくじは、2匹並んで仲良く夜空を眺めました。
「きょうは、やけに綺麗な夜空ですね」
「世界中がキラキラ輝いているね」
月明かりは、でんでん虫の甲羅(こうら)を輝かせました。
巻貝のようなでんでん虫は宝石のように見えました。

「でんでん虫さんの立派な甲羅、うらやましいな」
「でも、重く大きいからなかなか不便なんだよ」
「どうして、でんでんむしさんには甲羅があり、僕にないのだろう?」
「きみは身軽でいいじゃないか。わずかの隙間にもはいれるし」
言われてみればそうである。
でんでん虫は甲羅が重く邪魔に思っていたし、なめくじは甲羅がないことを嘆いていたが、どっちにもいいことがあったりする。
それに気づいたでんでん虫となめくじは愉快になりました。
「わっはっは、そりゃそうだ」
「わっはっは、そりゃそうだ」
2匹はお月さまの下で、腹を抱えて笑いました。

やがて月は地上に落ち、しらじらと夜が明けました。
星が見えなくなった空を見て、なめくじは言いました。
「でんでん虫さん、僕はこれで帰ります」
するとでんでん虫は寂しそうに言いました。
「なめくじさん、もっとここにいたらいいのに」
なめくじは言いました。
「夜が明ければ鳥やトカゲやらが来る。僕にはあなたのように甲羅がないから、発見されたらペロリと食べられてしまう。だから、もう帰らないといけないんだ」
「そう、じゃあ、さようなら」
「うん、じゃあ、さようなら」
なめくじはいなくなりました。太陽が顔を出しました。
でんでん虫は木陰の涼しい場所に身を寄せ、甲羅の中に身を隠して眠りました。
天空には鳥が舞い、地上にはトカゲが走りました。
でんでん虫は、夕方までぐっすり眠りました。



注釈:でんでん虫の殻を、あえて甲羅と表現いたしました。
本来は、甲羅とは言いませんね。(^^)

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# by sokanomori3 | 2014-07-14 06:06 | ポエム | Comments(8)

ドライアイが急増中‥らしい


☆ハードコンタクトを紛失しました。(^^:

b0312424_647852.jpg写真解説.「眼科に置いてあったドライアイ対策の小冊子の表紙写真です。紺色の表紙に、白い文字で"涙の話・気になるドライアイ"との題名が記され、水滴のイラストが描かれています」

先日、雨天の時、右手に傘、左手にカバンを持って渋谷を歩いていた。
空から雨がパラパラと降る中、ビルを見上げていた。と、そのとき、私の右目からコンタクトレンズがポロリと落ちた。
落ちそうになると、すぐに手のひらで目をふさぐが、両手に物を持ち、しかも路面は雨にぬれていたから機敏に動けなかった。夕方でもあり、雨天で少し薄暗く、落ちた場所を左目で見るが、コンタクトレンズは見当たらない。
しゃがんで探していると、小学生の女の子が、「どうかしましたか?」と声をかけてくれた。
「コンタクトレンズを落としたんだけど、とても見つけられない。もう、諦めたから大丈夫」と笑顔で言うと、「そう‥」と言って、お母さんの顔を見た。
お母さんは、「仕方ないよね」という顔をして、お辞儀をして歩いていった。
心根のやさしい女の子‥学会員かも知れない。(^^)
このようなことで、翌日、眼鏡屋に行き、眼科医の検査を受けて再購入した。
待合室に、「ドライアイ」の小冊子があった。
私もドライアイの疑いがある。読むと、次のような内容が書いてあった。



まぶたの上に「主涙腺(しゅるいせん)」という涙の生産工場がある。
ここから出てきた涙は、目を潤し、約10%は蒸発し、残って古くなった涙は、目の内側にある穴(涙点・るいてん)から鼻腔へと流れる。
まばたきは、ポンプのような働きをし、目に新鮮な涙を送る。
しかし、読書やパソコンを見ているとまばたきの回数が減り、涙の量が減って、ドライアイになる。ドライアイは、角膜が痛み、痛みや不快感、場合によっては光がまぶしい、かすむなどの症状が出る。日本人のドライアイ患者は、およそ800から2200万人といわれる。
眼科では、ドライアイ用の点眼薬があり症状を改善できる。
気になったら、眼科で調べてみましょう。
(以上、小冊子から抜粋)



私も、パソコンを長時間見ると、目が乾燥し、かすむことがある。
コンタクトレンズが落ちるのも、目の乾燥が原因とも感じている。
コンタクトレンズは、目にふたをしているようなもの‥
涙の交換率は、裸眼と違ってコンタクトレンズの場合は大変低い。この冊子には、ハードレンズで20%、ソフトレンズで2~3%しか涙が得られないと書かれていた。
私はハードレンズを使用しているが、それはソフトレンズより目に負担が少ないからである。しかし、ハードレンズは外れやすく、落ちやすい。
痛し痒し。紛失は仕方ない。(^^)
ともかく、目は大事にしなければなりません。
読者の皆様も、自己防衛、工夫をし、異常があれば眼科に行きましょう。

追伸:ブルーライトも有害。問題を最少にするため、創意工夫したいものですね。
ブルーライト対策の記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori3 | 2014-07-13 06:52 | 健康づくり | Comments(2)

願兼於業(がんけんおごう)


☆41歳の全盲女性の体験。

聖教新聞(7月6日)に全盲の女性の体験談が掲載された。
以下に、その内容を抜粋し、所感を述べる。



1030gで生まれ、未熟児網膜症で失明。
しかし、盲学校ではなく普通学校に就学した。
中学3年のとき、クラスメートに「一緒にお題目をあげよう!どんなことでも叶えられるよ」と言われた。
そこで、普通高校への進学、原則18歳以上の盲導犬の貸与を祈った。
翌年、高校合格。盲導犬も特例で許可を受けた。
そして、全国身体障害者スポーツ大会の水泳で金メダルを獲得した。
点字の経本を読み、勤行を習得。
大学に進学し、20歳を過ぎて入会となった。
ある日、女子部の先輩から、「がんけんおごう」という言葉を聞いた。
人々を救うため、あえて宿業を背負い、願って生まれてくる。
その哲理を、願兼於業(がんけんおごう)という。
仮に、苦難の姿であっても、実は自分が願ったこと。
その宿命を打開していく生き方を通し、妙法の力を示す‥
「すごくワクワクしたんです。これからが、めっちゃ楽しみやん!って。何を実現していこうかなって、思えたんです」
外国に興味があり、アメリカ留学を勝ち取った。
信仰の喜びを語り、アメリカ人に弘教(ぐきょう)。
大学を卒業すると、目標だった電話交換手として現在の就職先に‥
さらに2人の友人を入会に導いた。
2007年に結婚。2009年にトライアスロンに挑戦。伴走者と共に、水泳0.3㎞、ダンデム自転車9.5㎞、マラソン3㎞を走り抜いた。
琵琶湖横断水泳大会にも参加。全盲の参加者は初めてだった。
現在、視覚障がいや盲導犬をテーマに講演活動を行う。
2011年には、働き、自立して社会貢献を志す女性に送られる「サフラン賞」を視覚障害者支援総合センターから受賞した。
彼女は最後に、次のように述べている。
「どんなことでも、真剣に祈って行動すれば、その通りになる。だから、この信心が正しいというシナリオを自分で作るんです。世界中の人が信心の素晴らしさを納得できるよう、私が示していくと決めています」



何という人でしょう。驚くべき人生です。
全盲なのに盲学校に行かず、次々に不可能を可能にする‥
私も随分かかって、「がんけんおごう」の歩みの楽しさ分かりかけてきたのですが、この人はとっくの昔の10代から大確信で歩まれている。
鮮烈な体験談に圧倒されました。(^^)

以下に旧ブログの「がんけんおごう」の記事を添付します。
(旧ブログは、音声ソフト対応ではありません)
願兼於業の別記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori3 | 2014-07-08 06:31 | 体験談 | Comments(6)

前略 千早さま (14)

☆日本点字図書館見学のこと。

風が吹くとおけ屋が儲かる。
一石が投じられると波紋が広がる。
そんな連鎖が本当にある。
考えてみれば、あなたと出会って、不思議な出来事の連続です。
あなたは自在会メンバーでした。
インターネットで私のブログを発見してくださった。
その中の御書全編拝読の記事を読んでくださった。あなたは「御書を読んでみたい」と思われた。けれど、音声ソフトでは正確に読んでくれない‥
ある日、あなたはご自身のブログを立ち上げられ、御書のひらがな訳をされた。
小さな一歩でした。その歩みを見て、私はひらがな訳を知った。
そのプロセスから、ひらがな御書ホームページが生まれました。
以来、多くの自在会、視覚障がい者ボランティアの人々を知りました。私は自ら歩もうとして歩んだのではなく、導かれ、そして背中を押されました。
このほど、日本点字図書館を見学したことは大きな励みになりました。
74年前に設立された点字図書館。創立者、現在の職員やボランティアの人々‥
さて、日本点字図書館の創立者の残した言葉は、私のひらがな御書にかける思いそのものでした。創立者は言いました。
「権利において、義務において、晴盲二つの世界があくまでも公平でなければならぬ」
すなわち、「晴眼者も視覚障がい者も公平でなくてはならない」と。
この理念は、永遠に不滅だと思います。まったく当然のことですから。
御書も同じです。晴眼者のものだけではない。晴盲は公平でなければなりません。
そのことを、日本点字図書館の創立者が鮮烈に教えてくださった。
人生は、何と不可思議で、何と素晴らしいものでしょうか。
今回の出来事は、私の信念をさらに強固にしてくれたのです。(^^)
日本点字図書館の記事は、→ここをクリック!

写真解説.「日本点字図書館建物の鎖の写真です」
建物の鎖の意味は、→ここをクリック!

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# by sokanomori3 | 2014-07-07 06:33 | 前略 千早さま | Comments(2)

日本点字図書館のご案内


☆日本点字図書館を見学。(^^)

以下に、日本点字図書館の寄付金の領収書の写真を添付します。
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写真解説.
「点字図書館の寄付金の領収書です。「お心こもるご支援を、深い感謝の内に頂戴いたしました。当館の事業を進めていくうえで、何にも勝るご支援でございます。視覚障害者の方々に読書の喜びを届けるため、私共は今後とも一層努力を続けてまいります」との文章が点字と共に記されている立派な領収書です」

高田馬場にある日本点字図書館を見学しました。
この図書館は、国内の中心的役割を果たしている図書館です。
創立者は5歳の時に失明した本間一夫氏。勿論、創立者だけの功績ではありません。
本間氏を助けた沢山の人がいたことも忘れてはならないこと。
今、後継の人たちがその志を受け継ぎ、全国の視覚障がい者を支えています。
日本点字図書館の歴史は、→ここをクリック!

写真は、私が見学を終えて寄付をして頂いた領収書です。
少額の寄付でしたが、わざわざ理事長がロビーに出てくださり、頭をさげてお礼を言われました。領収書を見ると「深い感謝の内に頂戴いたしました。当館の事業を進めていくうえで、何にも勝るご支援でございます」と書かれていました。
感謝の言葉が書かれている領収書を、私は生まれて初めて見ました。
理事長さんは年配の人で、目の見えない人でした。
その理事長さんを、心根の優しい職員さんが支えていらっしゃいました。
そのお二人は、満面の笑顔で接してくださいました。
私は満たされました。この出会いと、この出来事とに。
点字図書館の運営費は、国からの補助金が20%だとのこと。その他は、事業収益と寄付で賄っています。資金難が続いている中、寄付金は大きな財源となっています。
本当に、この図書館は美しく尊い存在です。これを機会に、日本点字図書館を知っていただき、皆さまにも温かなご支援を頂ければと願っています。

以下に 日本点字図書館を見学したときの記事を添付します。
各記事は、2014年6月末から7月初頭にかけて連載記事にしたものです。
これらの記事を、本日、読みやすくするために並べ替えました。
(アンダーラインをクリックすると記事にジャンプします)

1.日本点字図書館の外観  2.点字図書館の見学  3.日本点字図書館のサービス 
4.対面朗読室の地図と模型  5.カレンダーと案内図  6.図書の印刷工場を見学 
7.足踏み式の点字原版作成機  8.案内係りの金倉さんの人生

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# by sokanomori3 | 2014-07-06 21:53 | 日本点字図書館見学記 | Comments(1)

日本点字図書館見学記 1


☆日本点字図書館の外観。

以下に、鎖で覆われた日本点字図書館の外観写真を3枚添付します。
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写真解説.
「写真1:日本点字図書館外観の写真です。
コンクリートの打ちっぱなしのビルで、地上5階建ての建物です。
建物は長方形で、道路に面して細長く続き、その建物の前面が4階部分から1階付近まで鎖が垂れ下がっています。グレーの建物に、銀色の鎖(大きなロープほどもある鎖です)が覆う様は、とてもユニークです。
その鎖は、横方向に丈夫な細い金属ロープで固定されていて、鎖が風で音をたてないように工夫されていますが、台風などの時は音がするとのことです。
写真2:日本点字図書館の玄関のガラスの自動ドア部分の写真です。
道路から館内まで点字ブロックが続いています。玄関横には植栽があり、丸い穴の開いた指の形をした看板があります。この丸い穴は点字をあらわしています。穴は大きく1つ。看板は木目調の茶色。
写真3:玄関から見上げた鎖の写真です。鎖は、真一文字に最下層部が揃っているのはなく、波状に不ぞろいになっています。変化のある造形で、とてもオシャレな建物です」


先月、ひらがな御書スタッフの佐藤牧子さんにお会いした。
その時、日本点字図書館の話を聞いた。
佐藤牧子さんの記事は、→ここをクリック!
「日本点字図書館」という視覚障がい者を支援する図書館が高田馬場にあるという。
その近くに、別法人であるが「ヘレン ケラー協会」もあるという。
「一度、見学されたらいいですよ」とのこと。
見学する場合は 予約をするらしいが、とりあえず行くことにした。
ヘレン ケラー協会は、→ここをクリック!

見学当日、空は曇天で、朝から雨が降っていた。
傘を差して 地図を見ながら歩いていると、不思議な建物が見えた。
「これは何だろう?」
鎖が建物全体を覆っている。
鎖の一部に丸い大きな輪があり、まるでそれが窓のように見える。
強風が吹いたら、ガチャガチャうるさいのではないか‥
呆然と眺めたが、その建物が日本点字図書館であった。
玄関には、白杖の人たちが入館したり、出たりしている。
入館すると、すぐに販売コーナーがあり、反対方向に職員のデスクが見えた。
普通の図書館のカタチでない。戸惑った。
どうすればいいのか分からず、受け付けに声をかけた。
「あのー、予約していないのですが、見学はできるのでしょうか?」
「お一人ですか?」
「はい」‥すると、一人の女性が案内して下さるという。
この見学で、私は 日本点字図書館の偉大さ、素晴らしさを学び知った。
私の感動は、簡単には伝えられそうにない。
そこで、撮影許可を頂いた映像を用いて連載記事にいたします。
次の記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori3 | 2014-07-06 21:50 | 日本点字図書館見学記 | Comments(5)

日本点字図書館見学記 2


☆金倉さんとの出会い。

以下に、日本点字図書館の触知案内図の写真を添付します。
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写真解説.「エレベータ近くの壁に設置されている触知案内図(触って確認する見取り図)の写真です。A4用紙ほどの大きさで、避難路、部屋のレイアウト、トイレなどが表示され、点字で名称が記されています。写真は2階案内図」

前回の記事は、→ここをクリック!

日本点字図書館は、東京都新宿区高田馬場にある。
高田馬場駅から徒歩5分の位置。
視覚障がい者を支援する社会福祉法人で、点字図書・録音図書や録音雑誌などを、全国および海外の視覚障害者へ無料貸し出ししている図書館である。
創立者は本間一夫氏。
1940年(昭和15年)11月10日、本間氏は豊島区雑司ヶ谷の借家に「日本盲人図書館」を創立した。今の日本点字図書館である。
本間氏自身、幼少期に失明した視覚障がい者であった。
この図書館は、現在、国内有数の視覚障がい者支援サイトである。
館内見学においては、金倉さん(仮称)という女性が案内をしてくださった。
(あえて、実名を伏せさせていただきます)
冒頭、「お金はありませんが、金倉と申します。宜しくお願いします」とユーモアを交え、けれどとてもまじめに挨拶をされた。
ハッとするような挨拶に気持ちが和らいだ。
エレベーターに乗り、上階に案内された。

最初は館内案内図の説明であった。壁に掲げらた平面図は、視覚障がい者が指先で触って確認できるように凸凹に作られている。
視覚障がい者の場合、最初に館内のレイアウトを知っていただくという。
次に、会議室に通された。窓の向こう側に、鎖が間近に見えた。
「この窓の外の鎖は、滝をイメージして作られています。視覚障がい者に滝の如く情報を与えたいという願いが込められています。ステンレス製の鎖で、全部で26トンの重さがあります。台風の日には鈴のような音色がします。丸い穴は、火災の時などに消防士が入る入口です」とのこと。
私は人の拳ほどもある大きな鎖を眺めながら言った。
「26トンですか、凄いですね。丸い穴、そういう意味ですか。でも、その穴が建物のアクセントになっていますね。素晴らしいデザインです」
金倉さんは、こと細かく説明をしてくださった。
「建物の箱の部分は国の補助金で作られましたが、中身は補助金ではありません」
「この図書館は、昭和15年に日本盲人図書館として創立され、当時、700冊の点字図書の貸し出しからスタートしました」
「現在、職員60名、パート70名、ボランティア400名が働いています。でも、運営費が十分に賄えず、年間の営業日数を減らさざるをえなくなりました」
「運営費はどのように賄っているのですか?」と聞いてみた。
「財政の悪化から国からの補助金が減少し、昨年は赤字になりました。財源は、国からの補助金が20%で、その他は書籍や物品の販売やコンサートチケットの収益、寄付金でまかなっています」
冒頭、「お金はありませんが」との挨拶に加え、図書館の財政困窮が印象に残った。
聞きながら、「ささやかでも寄付しなければならない」と思った。
金倉さんは、年齢は私より年配であられる。
とても清らかで礼儀正しい人である。その説明の声は、凛としていてる。
私にとっては、1つ1つの情報が どれも驚きで新鮮だった。

次に見学したのは、中途失明者の点字学習室であった。
ここでは、ボランティアの人たちが、点字の読み方、書き方を教えているのだという。
「この点字をマスターするのに、どのぐらいの期間がかかりますか?」と聞くと、「3年程度」とのこと。勿論、早い人はいる。しかし、遅い人は3年もかかるらしい。
実際に、指先からザラザラとした点字を文字と認識し、読めるようになるのは大変だろうし、また、点字で文章を書くのは、逆方向で作るのであるから、これも忍耐強い訓練が必要であろう。その訓練を、ボランティアの人たちが無償で支えているのである。
また、パソコン音声化ソフトを利用して、インターネットやメールの利用ができるよう 1対1でパソコンの操作指導も行われている。
ボランティアは晴眼者だけではない。視覚障がい者のボランティアスタッフも混ざっている。
数年もの長きにわたり、文字の読み書きを支援するボランティアたち。
その現実を鮮明に伝えようとする金倉さん‥
私は 説明をじっと聞き入った。
次の記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori3 | 2014-07-06 21:45 | 日本点字図書館見学記 | Comments(1)

日本点字図書館見学記 3


☆日本点字図書館のサービス。

以下に、図書館のCD、点字図書の郵送パッケージ写真を3枚添付します。
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写真解説.
「1枚目の写真は録音図書の郵送用パッケージ(樹脂製)で、CDを収めた緑色のカバーには、日本点字図書館の名称と住所が書かれたカードが収められています。2枚目は、点字書籍のケースで、箱の外側が布で覆われ、同じように日本点字図書館の名称と住所が書かれたカードが収められています。このケースは、マジックテープで開封、閉じを行うようになっています。3枚目は、箱の中に2冊の点字図書が入っている映像です」

前回の記事は、→ここをクリック!

次に、図書館のサービスの紹介を聞いた。
写真は点字図書の貸し出しのサンプルである。
点字図書・録音図書などを専用のパッケージに収め、全国および海外の視覚障害者へ郵送により無料貸し出しをしているという。
この点字図書の郵送料金は国費で賄われ、利用者、また点字図書館側の出費はない。利用者は切手を貼らなくても、読み終わったら近くの郵便ポストに投函するだけで良い。
点字図書や録音図書の情報提供をはじめ、図書に関する問い合わせに、職員は丁寧に対応する。そして、全国津々浦々に点字書籍が送られ、回収される‥
その弛まぬ営みを知り、心が洗われた。
尚、東京都に在住・在学・在勤している視覚障害者個人がお持ちの活字資料を、その方のために点訳または録音し、提供もしているらしい。
専門図書の対面朗読サービスも行なわれているという。
希望の専門分野に詳しいボランティアが、対面して読み上げるのである。
不自由な人たちを助ける仕組み。黙々と支援を続ける人たち‥
その決意と行動のカタチが見えて、とても嬉しかった。(^^)
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# by sokanomori3 | 2014-07-06 21:40 | 日本点字図書館見学記 | Comments(2)

日本点字図書館見学記 4


☆対面朗読室の地図と模型。

以下に、凹凸のある世界地図と地球儀の写真を添付します。
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写真解説.
「1枚目の写真は、国境が点線で区切られ、国の名前が点字で紹介されているA1用紙の大きな世界地図。壁に貼られていました。2枚目の写真は、ビーチボールほどもある大きな地球儀で、大陸が緑色、海が明るい青色に塗られ、凹凸がある造りになっています。海流の動きも詳細に表現されている地球儀です」

前回の記事は、→ここをクリック!

専門図書の対面朗読サービスが行われている部屋には、世界地図や地球儀がある。
専門分野の学習室ということで、このような地図や模型があるのだろう。
この地図は、東京カートグラフィック株式会社製で、見た目も陸地、海など美しい仕上がりで、詳細に国の形が指先で理解できるように作られていた。
地球儀は量産タイプではなく、手作りのもの。この模型に国境線はなく、大陸の形、山脈や河川位置、海流の動きなどを理解する形になっている。
さて、誰が、どんな思いで作ったのでしょう。
願いを込めて、一生懸命に作ったに違いありません。
思いやりと真心が伝わる地球儀です。(^^)
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# by sokanomori3 | 2014-07-06 21:39 | 日本点字図書館見学記 | Comments(4)

日本点字図書館見学記 5


☆カレンダーと案内図のサンプル。

以下に、点字カレンダーと触知案内図の写真3枚を添付します。
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写真解説.
「写真1と2は、点字カレンダーの写真(2はアップ写真)、写真3は、手作りの触知案内図。
カレンダーは月めくりタイプで、電車や建物の写真があり、カレンダー部分は点字付き。触知案内図は、有楽地の平面図で、厚紙を丹念にカットし、丁寧に貼り合わせて作られている」


前回の記事は、→ここをクリック!

日本点字図書館は、製作企業や地方自治体などから注文を受けて、点字の広報誌や商品カタログ、点字名刺、触知案内図など、さまざまな点字印刷物を製作している。写真はその一例。
制作物は、視覚障がい者も晴眼者も、双方が利用できるように工夫されている。
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# by sokanomori3 | 2014-07-06 21:35 | 日本点字図書館見学記 | Comments(0)

日本点字図書館見学記 6


☆点字図書の印刷工場を見学。

以下に、点字プリンターと完成した点字図書の写真を添付します。
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写真解説.
「1枚目は、点字プリンターが点字用紙を打ち出している写真です。コピー機のような形をしていて、印刷用紙は繋がった状態で打ち出され、下にある箱に積み重なるように収納されていきます。2枚目は、製本された点字図書で、本が開かれた状態の映像です。作られたばかりの本で、とても新鮮な清々しい写真です」 

前回の記事は、→ここをクリック!

日本点字図書館には、点字図書の工場がある。
工場内で黙々と行われる作業を一部始終、見学した。
ガチャガチャ、バリバリッ、ダン、ダン、ダン‥さまざまな音がする。
この工場の作業従事者には、ボランティアも含まれるという。
この写真の装置は、1台380万円するという。
故障の修理代が80万円もかかったという。
特殊な装置なので修理費も高額である。
思いやりのある企業が、このような装置を寄付してくださることがあるようだ。
ともかく、資金難の中、作られていく貴重な点字図書‥
1つの点字図書は、企画から製本されるまで通常4ヵ月かかる。
職員、ボランティアの人たちが手間暇かけて世に送り出す。
思いと願いが込められて、1冊の本が出来上がる。
少し薄暗い工場の中、絶え間なく働く人々が輝いて見えた。
とにかく 尊い作業場です。(^^)
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# by sokanomori3 | 2014-07-06 21:30 | 日本点字図書館見学記 | Comments(3)

日本点字図書館見学記 7


☆使い古された機械の美しさ。

以下に、足踏み式の点字原版作成機の写真を添付します。
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写真解説.「昔の足踏み式ミシンほどの大きさで、点字の印刷用原版(金属の板に点字を打ち、その板を用いて点字図書を印刷する)を作る機具です。長年大事に使用されていたもので、今も使える機具です」

前回の記事は、→ここをクリック!

点字図書の工場には、その他600万円もする高額な印刷機もある。
それらが絶え間なく点字図書を印刷している。
その中に、写真の「足踏み式」の点字板作成機があった。
足踏み式のミシン機のような形をしていて、左右にピアノの鍵盤のようなボタンが3つずつある。このボタンで6点文字(点字)を作り、足踏み式で亜鉛版に点字を打つ。
作られた亜鉛版が点字図書の原版となり、その上から用紙をかぶせ、圧力をかけると用紙が点字になるというもの。
今は、高性能のパソコンと印刷機が主流であるが昔はこの機械が活躍していた。
使い古され、塗装が剥げている装置。まざまざと見て心が熱くなった。
どんな人たちが、この器具を使ったのであろうか。
どんな思いで作業したのであろうか。
このように、日本点字図書館は、図書館という機能だけではなく、出版工場でもあり教育施設でもあった。私は一通りの見学を終えた。
とても満たされた気持ちになった。
この図書館はとても素晴らしい。74年もの間、ずっと視覚障がい者に寄り添い支えてきたのだ。500名が異体同心で汗を流して支えているのだ。

そして、館内案内をしてくださった金倉さん‥
この金倉さんも、500人の異体同心の1人である。
質素でありながら、誇りを持って説明される姿が神々しい。
「この人は、どうして、ここで仕事をしているのだろう?」
ふと、そんなことを感じ、聞いてみることにした。
次の記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori3 | 2014-07-06 21:25 | 日本点字図書館見学記 | Comments(2)


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