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公明党結党50年ビジョン


☆取り巻く環境と公明党のスタンス.

本年11月17日に結党50周年を迎える公明党。
この大きな節目を迎える記念日を前に、公明新聞に「結党50年ビジョン」が発表されていた。公明新聞(10月22日)には、見開きで「公明党を取り巻く環境と公明党のスタンス」が書かれていた。
以下に、その内容(主旨)を抜粋する。

○個人化する社会.

グローバル化する社会、経済発展からの豊かさの拡大、福祉制度の充実などによって、個人は、共同体や中間団体から切り離される。
いわゆる「個人化」が進む中で、政党は、これまでの共同体や所属する集団の一員から、距離を置いた個人としての有権者と向き合わなければならない。
労働組合や業界団体などの中間団体の衰退は、政治と有権者との関係に大きな変化をもたらしている。
個人を組織し、指示を与えてきた団体の多くは、自己主張、自己決定を重視する個人の出現に力を弱めている。

○そのつど指示が一般的.

わが国では、元々、米国のような政党帰属意識はほとんど見られず、政党それ自体だけではなく、政治家や候補者への支持を含んだものであった。
政党へのこだわりもなく、中間団体との関係も薄い人たちにとって、投票行動は「モノ」や「サービス」を購入する消費者のように、選挙のたびに投票先を変える「そのつど支持」が一般的になっている。
すなわち、その時点での「争点」によって投票先を変更するのである。
ある調査によれば、1993年7月から1996年10月までの政党支持の変動は、25.8%が同一政党支持、24.1%が支持政党変更者、一時無党派は47.7%だった。
この数字は、有権者の70%が「不安定な政党支持者」だったことを意味する。
新党が次々に誕生し、政権交代も行われたが、多様化する有権者のニーズに政党が応えようとする中で、政党のアイデンティティーが不明瞭になり、バラバラになる中で成功しなかった。
政党は不確かな支持に悩みながら、自らの主張を常に認識し、支持を集めていく以外にない。

○公明党の取り組み.

長年、数多くの中間団体に支えられてきた自民党も例外ではない。
高度成長時代には可能だった十分な利益配当は困難になり、グローバル化の中で官僚の裁量は狭まるばかりだ。
もはや業界全体を守ってくれるような政策は打ち出されることはない。
自民党さえ拡大が難しくなった時代に、同じような試みをしようとした新党が成功するはずはない。足場もなく、漂流を余儀なくされるのは当然である。対して、1対1の対話を軸に、確固たる基盤に支えられた公明党は、このような漂流はない。
個人化が進み、多くの政党が有権者と対面で納得や合意ができない中で、公明党の基盤は強固である。
利益団体の要望に配慮した政策は国民の理解を得られない。
公明党の組織原理は、マスコミの空気や世論の風ではなく、「1対1の対話」、「対面での運動」を軸にしている。
公明党は与党としての国益と、少数派や個人への支援の両方を重視する。
この公明党は、中道主義を明記した唯一の政党である。
具体的には、①政治的な左右への揺れや偏ぱを正し、政治の安定に寄与する、②不毛の対立を避け国民的な合意形成に貢献する、③諸課題に対し、時代の変化に応じた政策提言を行うということである。
公明党は、ポピュリズム(大衆迎合)を排しつついかに幅広い国民合意を形成するかを目指す政党である。



以上の内容は、公明党を取り巻く現代の政治環境と、公明党のスタンスを明瞭に物語っているものである。公明党は少数政党であるが、そのクオリティーは他党の追随を赦さない。
最後に、公明党に対する識者の評価の声をご紹介する。

「時代は限りなく中道志向で推移しており、言うならば全部が公明党に近づいている」
(劇作家・山崎正和氏)
「日本の政治が右へぶれすぎないよう、中道の基盤をもっと分厚くする必要がある。右へ、右へとなびく競争ではなく、中道政治をめざして競争する。中道政治こそが、日本の政治が目指すべき道」
(ジャーナリスト・船橋洋一氏)

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by sokanomori3 | 2014-10-23 06:43 | 公明党 | Comments(0)


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