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見えない水溜り


☆水溜りには声を出そう。

以下に、曇り空の下の砂利道にできた水溜りの写真を添付します。
見えない水溜り_b0312424_671921.jpg
写真解説.「砂利道の水溜りの写真です。水溜りの水面に空の雲と数本の樹木が映っています。この写真は本件の記事内容とは関連しないもので、イメージ写真として添付したものです」 


一昨日、満員電車に乗り、いつもの出勤をしていた。
朝から雨が降り、心も湿りがち。疲労感もあって気分が優れない。
渋谷駅を降りて、横断歩道を上ると真っ赤な傘を差し、白杖ついて歩く女性が見えた。
「雨、大変だよな‥」と思いつつ眺めていた。

○水溜り.


階段を降りていく女性の前方に水溜りができている。
足元を見ると運動靴だ。「あっ、マズイな‥」と思って、声をかけようかどうか迷っている間に、白杖の女性は階段を降り切ってしまった。
彼女の靴は水溜りの中央を踏んで水しぶきを飛ばした。
幸い、ずぶ濡れにはならなかったが、多少、濡れてしまった。
「しまった!やっぱり、見えていないんだ‥」
歩く速度の違いから私は彼女を追い抜いたが、気になったので振り向いた。白杖の女性は、建物に差し掛かると赤い傘を折りたたんでエスカレーターに乗った。
「多少は見えているのだろうか‥」
私は、彼女の姿が見えなくなるまで見届けて、会社へと向かった。

今までの知識からすると、信号などで手助けする必要性は学んでいる。
しかし、雨の日の水溜りは、どの書籍にも書かれていない。
正解は、「水溜りがあることを教えてあげる」ということに違いないのである。
けれど、とっさの判断となると人間は動けない。
まして、都会の道は人が多過ぎる。動きにくい。

○自己嫌悪.

今から2年ほど前のこと。
山手線の電車とプラットホームの間に落ちた女性を助けたことがある。
ホームから電車に乗ろうとした瞬間、目の前の人が急に視界から消えた。
見ると電車とホームの間で両腕から下が挟まれている。
とっさに引き上げようとしたが、若い女性の脇の下に手を入れることに躊躇してしまった。
結局、脇の下に手が入れられず、腕を持って持ち上げたが少々手間取った。
手間取った分、女性は恐怖を強く感じたに違いない。
緊急事態に女性も男性もないことは頭で分かっていても、心にブレーキがかかる。
「何と臆病な、ぐずな人間だろう!」と、思い出すたび自己嫌悪になる。
次回、目の前で同じようなことになれば、もう躊躇はしない。
瞬時に脇の下に手を入れ、一気に救出します。

さて、自在の人は運動靴を履いていることが多い。
革靴のように靴底が固いと路面の感触が掴めないから。
けれど、雨の日には水溜りができる。そこに足を踏み入れたら濡れてしまう。
そのことは教えてあげなければならない。
躊躇しないで、サッと行動できる自分にならなければ‥
修行が足りない。がんばれ、自分!

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by sokanomori3 | 2014-12-03 06:21 | 自在の人 | Comments(4)
Commented by 福島の壮年 at 2014-12-03 13:30 x
私は、外出時には杖を突いています。
以前、外を歩くには危ないなとは思いつつも、
杖を持たないで外出していた時分と比べて、
狭いところを人が行き交う場所などでは、
周囲の方が気を遣ってくれて、私の歩く
スペースを確保してくれたり、どこかにつかえて
物を落としたり倒したりという粗相をしたときなどは、
すぐに手を貸してくれる方が多く、感謝すると共に、
「日本の人情は、まだまだ捨てたものではないな」
と嬉しい感慨を持たせてくれます。

しかし、やはり、不自由な身になってみないと、
その「危険さ」に気付かないことも街路や店内には
多くあります。
例えば、某貸しビルの2階にあるレンタルDVDの店。
エスカレーターやエレベーターはなく、階段を昇り
降りしなければいけませんが、その両脇には手摺が
設置してあるにも拘らず、その手すりを覆うように、
広告の紙片が隙間なくブラ下がっています。
特に、足に障害がある人が階段を下りるとき、
手摺が使えないと、大きな恐怖心を抱きます。

また、悪い方の足の反対側に杖を突いて
歩きますから、私は利き腕に杖を持ちます。
雨が降ると、傘は必然的に利き腕ではない
左手で持つことになります。
私は、目は普通に見えますので、それで
バランスを崩すことはなく、もう、そうして
歩くことにも慣れましたが、
眼の見えない方にとって、片手に白い杖、
空いた片手に傘を持つのは、すごくお辛く
怖いことだろうと思います。

相手の方が驚かないように配慮しつつ、
前方の危険を静かに、早めにお知らせして
差し上げるべきでしょうね。
Commented by 千早 at 2014-12-03 16:17 x
とっさの行動ってむつかしいものですね。
私は助けてもらう側であり、自分が反対の立場であったらどれだけの事ができるのかわかりません。
まず気付くこともなかったりするかもしれないし、声をかけるのも勇気のいることだと思います。
見守っていてもらえたり助けてもらえたり本当にありがたいことです。
Commented by sokanomori3 at 2014-12-04 06:49
福島の壮年さん、おはようございます。

>やはり、不自由な身になってみないと、その「危険さ」に気付かないことも街路や店内には多くあります。

そうでしょうね。
理屈では人間は真実を知ることはできませんね。
体感し、味わってこそ、納得し理解する。
障がいの現実は、当事者しか分からない。
ゆえに、障がいの問題解決は障がいをお持ちの人こそが声を上げ、語っていくということが大事ですね。
今、福島の壮年さんが杖を突かれてあるかれていますけれど、それはいつか私もそうなるのであって、だからこそ、街や建物から障害物を取り除かなければならない。

今、駅ホームからの転落事故防止の柵(ホームドア)が東京は急ピッチで工事が進んでいます。
このホームドアは公明党が強力に推進したもので、現在、10万人以上が利用する駅に優先的に設置されています。
これは、視覚障がい者には大変喜ばしい対策ですが、結果として利用者全員の有益な防御壁ですよね。

>前方の危険を静かに、早めにお知らせして差し上げるべきでしょうね。

ですね。次にはできるようにしたいです。(^^)
★菊川広幸
Commented by sokanomori3 at 2014-12-04 06:51
千早さん、おはようございます。

>私は助けてもらう側であり‥

周囲は、あなたに助けられてもいるのですよ。
あなたに勇気と希望をいただいているのですから。
お互い様です。^^
★菊川広幸


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