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四条金吾殿御返事(2015年8月度座談会御書)


☆別名、八風抄(はっぷうしょう)

四条金吾殿御返事(しじょうきんごどのごへんじ)。
以下に、8月度大白蓮華(だいびゃくれんげ)に掲載されている四条金吾殿御返事(1152ページ)、別名・八風抄(はっぷうしょう・八風御書ともいう)のひらがな文、漢字文を示し、背景と大意を述べます。

○ひらがな文.

けんじんは はっぷうと もうして
やつの かぜに おかされぬを けんじんと もうすなり
うるおい おとろえ やぶれ ほまれ たたえ そしり くるしみ たのしみ なり
おおむねは うるおいあるに よろこばず
おとうるに なげかず とうの ことなり
この はっぷうに おかされぬ ひとをば かならず てんは まもらせ たもうなり
しかるを ひりに しゅを うらみなんどし そうらえば
いかに もうせども てん まもり たもう ことなし.

○漢字文.

賢人は 八風と申して 八のかぜに をかされぬを 賢人と申すなり
利 衰 毀 誉 称 譏 苦 楽なり
をを心(おおむねは)は 利(うるおい)あるに よろこばず
をとろうるに なげかず 等の 事なり
此の八風に をかされぬ人をば 必ず 天は まほらせ 給うなり
しかるを ひりに 主を うらみなんどし 候へば
いかに 申せども 天まほり 給う事なし.

○背景と大意.

極楽寺良観を信望する江間氏を折伏し、やがて建治2年(1276年)に領地替えの命令が下った四条金吾。その苦難の金吾に大聖人が与えられたお手紙です。
四条金吾は、親の代から江間氏に仕えていました。
理不尽な迫害を受ける金吾に、それでも尚、大聖人は「恩ある主君に仕え切っていくことが正しい生き方である」とご指南されます。
さらに、八風に犯されない賢人を諸天は必ず守ること、大聖人門下の祈りは叶うこと、弟子として堂々と振る舞うことの重要性を述べられています。
八風とは、人々が望む四順(しじゅん→うるおい・ほまれ・たたえ・たのしみ)と、人々がいやがり避ける四違(しい→おとろえ・やぶれ・そしり・くるしみ)の八つの事象、すなわち良いことで傲慢になったり、悪いことで失意に沈むという問題に犯されない「賢人」として生きることをご指南されているのです。
八風の別記事は、→ここをクリック!

○所感.

本抄では、毀誉褒貶(きよほうへん)の世の中で、目先の損得に惑わされることなく、信心根本で生き抜くことを教えられています。
毀誉褒貶の意味は、「ほめたりけなしたりする世評」のことで、大聖人は不確かな世間の評価で一喜一憂せず、信心根本で強く賢く生き抜くことで必ず諸天が守ることを述べられています。
私自身、世間や会社関係者などの評価や反応を気にして、迷い、自分が自分でなくなる局面を数多く経験してきました。
しかし、周囲を気にして自分を見失い、自分の意志と反対の歩みをいつまでも続けることはできません。それでは、精神を病む原因にもなることでしょう。
心から納得し、信念を持って元気に生きるには、行学の二道(にどう)が不可欠です。
大白蓮華8月号の池田先生の巻頭 言を以下に抜粋します。

「どんな試練にもたじろがない信念の哲人(てつじん)がいる。
どんな悩める友にも希望を贈る対話の達人がいる。
どんな難局にも活路を開く勇気の賢人がいる。
御書を根本として大哲学の連帯を広げてきたのが創価学会である。
世には興味本位や悪意や邪見の文言が渦巻いている。
人を誑かし、不幸へ引きずりこむ悪知識は多い。
その中にあって、御書という明鏡に照らせば、常に生命を正視できる。
揺るぎない生命観、人生観、社会観に立って、一切を正しく見晴らしていくことができる。
信心の利剣で悪縁を断ち切り、迷いなく常楽我浄(じょうらくがじょう)の正道を進んでいける。行学の二道こそ、全人類の幸福常勝の翼である」

確かに、世の中は悪知識が多く、厳しい現実に満ちています。
この現実に翻弄され、苦しむ迷う人生にしたくありません。
金吾は、見事、江間氏の信頼を勝ち取り、領地三倍の功徳(くどく)を得ました。
その勝利は、金吾が大聖人のご指導をしっかりと実践したからにほかなりません。
時代は変われど、このことは永遠の勝利の方程式です。
大聖人は「苦をば苦とさとり 楽をば楽とひらき 苦楽ともに思い合せて 南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ」(1143)とも述べられています。
楽は広宣流布へと開き、苦は人間革命の種子となる‥
この根本原理で大聖人とともに威風堂々の歩みをしたいものです。
皆さん、共々に頑張りましょう!(^^)

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by sokanomori3 | 2015-07-24 06:22 | 座談会御書 | Comments(4)
Commented by 久遠の凡夫 at 2015-07-24 22:03 x
誉められもせず順風もなく、悪口や批判も言われ逆風ばかり。それでもブログなどを続けている方々は本当に立派な人達だと最近は思います。

なぜなら、
イスラム国がネット利用で弘教活動を拡大したように。今後はネットの影響が大きくなっていくでしょう。
だから今のネットの世界で、先駆の勇者達を見ると、ありがたい存在に見えてきます。
Commented by sokanomori3 at 2015-07-25 14:02
久遠の凡夫さん、こんにちわ。
ブログは読み手の受け止め方で価値が変わるものだと思います。
新聞のように万人に向けて書くものではなく、個人的視点で書きますから、当然、意見は異なりますね。批判も受ける。
それは永遠に続くことでしょうね。
★菊川広幸
Commented at 2015-07-28 16:13 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sokanomori3 at 2015-07-28 22:54
16:13さん、何ともコメントのしようがありません。
何も申し上げませんこと、お許しください。
★菊川広幸


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