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永世中立国スイスの「民間防衛」


☆スイス政府が配布している本.

以下に、「民間防衛」と題される本の写真2枚を添付いたします。
永世中立国スイスの「民間防衛」_b0312424_20101255.jpg

永世中立国スイスの「民間防衛」_b0312424_20161984.jpg<写真解説>
1枚目は、本の表紙の写真で、真っ赤な表紙に白抜きで「あらゆる危険から身を守る、民間防衛、スイス政府編」と記され、スイスの象徴たる十字架マークが入っています。
2枚目は、核シェルターのイラスト部分で、解説文としてできるだけ地下深いところにつくらなければならないこと、非常はしご、非常脱出口を整備する必要性が書かれています」






スイスはヨーロッパの中央に位置している小さな国です。
周囲をドイツ・フランス・イタリア・オーストリアに囲まれています。
九州の面積と同じ程度の領土に約700万人のスイス人が生活していますが、国境は陸続きであり、周囲の国が野心を持てばたちまち征服されかねません。
このため、スイスは国家としての独立を維持するため、「国民皆兵」という独自の概念を所有し、数時間以内に20万人を超える兵士を動員し、有事の際は、アルプスの山並みを自然の砦として、侵略者に多大な損害を与えると宣言しています。
戦争放棄の国、永世中立国のスイスですが、放棄しているのは「侵略戦争」の意味で、防衛上の戦争は「正当な権利」としています。

兵役者は、自宅に自動小銃を保管しています。
各家庭に、自動小銃がある国‥それがスイスです。
兵役義務は20歳から30歳の男子で、50歳まで定期的な軍事訓練に参加させて有事に備えています。例えるなら、ハリネズミのような国防体制と言えるでしょう。
スイス政府からは、この体制を維持するため「民間防衛」という書籍を全家庭に配布しており、戦争になった場合の国民の義務を記しています。

この本には、スイスが他国に占領された場合のことまで書かれてあります。
「(占領という)悲劇的な事態になっても、われわれは決して闘争をやめてはならない。レジスタンスが秘密のうちに始められ、それが次第に活発になり、解放の日まで続けられる」
「反撃の日まで耐えながら、何百万というビラを撒く」
(ビラには以下の文言が入れられる)
「スイス国民に告ぐ!勇気を失うな。絶望にとらわれてはならない。何ヵ月、何年に及ぼうとも、じっと、こぶしを握り締め、怒りを心の中で噛みしめなけばならない」
「われわれが効果的に行動ができるときが来たら、時を逃さず立ち上がろう」
「同じ心と、同じ決意をもって、当分の間は威厳と規律とをもってこの試練に耐えよ」
このような内容まで書かれている本です。

さらに、占領下での解放放送{ラジオ)の内容も書かれています。
「抑圧者の存在は、知らぬふりをせよ。敵の前では、つんぼ、めくら、無感動になれ。敵は国民を馬鹿にするだろう」
「われわれがここだと思う時期に、われわれすべてが一致して攻撃に移ろう」
これは、国外に脱出した政府要人によって、ラジオなどを通じて祖国に送られる放送の内容として記されているのです。

所感.
軍事力によって国の独立は守れるとの意識が、国民一人一人にしみわたっている国と感じました。これが、永世中立国スイスの真実の姿でした。
この本を読んだきっかけは、先日の安保法制勉強会が発端です。
その記事は、→ここをクリック!
私はインターネットでスイスの安全法制を調べ、この本を知りました。
早速購入し読んだのです。読んで衝撃を受けました。
私は「知らないことすら知らない」というレベルなのです。
スイスは軍事力による闘争で、平和を維持する仕組みの国でした。
読んで、「日本人には考えがなさ過ぎるのではないか」と感じました。
無理もありません。義務教育で「国防」のことなど何一つ学んでいないのですから。
けれど、多少なりとも学ばないと、政治分野は語れない。
この本はとても勉強になります。ぜひ、皆さまにも読んでいただきたいです。
日本の常識が、世界の非常識とならないためにも。



別記事に、「国民防衛」の文章の一部を掲げます。
冒頭文の記述は、→ここをクリック!

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by sokanomori3 | 2015-07-28 20:10 | 一般書籍のご案内 | Comments(11)
Commented by ゆりこ at 2015-07-28 21:24 x
スイスは、今では精密機械や銀行業で成り立っていますが、
国土の大半が山岳で農作物があまり取れず、
古くは周辺国への傭兵が盛んで、強固な軍事力で知られています。
スイスには、一人で数回ほど訪れていますが、
山奥でも、戦闘機がもの凄いスピードで爆音を立てながら
空を横切って消えていく姿を何度も見ました。
風景は美しくてのどかそのものですが、日本とは違う圧力を感じました。
武力行使の可能性が広がることで、自衛隊への入隊者の確保が難しくなり、
そのうち徴兵に至ってしまうのでは、という意見もあるようですね。
私は今のところ、静観中です。
Commented by 久遠の凡夫 at 2015-07-29 00:46 x
スイスを勘違いしてる日本人は多いですよね。
きれいごとだけで平和は守れないという事実を見せつけられます。


だがしかし、そんなに性悪説じゃなくたっていいじゃないですか。自分は人間同士が信頼しあえることを信じます。

コスタリカは軍隊が無いそうです。こちらのほうが参考になるかもしれません。
兵器はあるのですが、武装警察が使ってるそうです。「逮捕」のために。
Commented at 2015-07-29 21:45
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sokanomori3 at 2015-07-29 23:12
ゆりこさん、スゴイですね。
スイス、何度も行かれているとは。
日本で徴兵制は、よほどの事態にならないと起こりえないでしょう。
公明党も自民党も、そのことはきっぱりと否定していますしね。
まして、それは憲法改正しかないのですから。
私は公明新聞を食い入るように見ていますが、よく仕事をしていますし、公明党の歩みは素晴らしいと思っています。
ただし、この安保法案の運びは難しいですね。
★菊川広幸
Commented by sokanomori3 at 2015-07-29 23:13
久遠の凡夫さん、こんばんは。
コスタリカは、政治外交の基本方針はアメリカ合衆国との協調、及び反共主義であるとのこと。
非武装中立いろいろな政治的駆け引きがあったのでしょうか。
詳しくは分かりませんが、「1983年から1985年の間、アメリカの対コスタリカ経済援助は、コスタリカ政府予算の1/3に達したとされる」とのネット情報を見ました。
ある意味、アメリカとの絆は相当深いようです。
また、「隣国のニカラグアはコスタリカの武装警察を「軍」であると明言しており、しばしば非難を行っている」とも。
このコスタリカ、私はまったく詳細を知りませんが、少なくとも公明党は一通りの研究をしていることでしょう。その歩みを実践できるどうかは、国の規模、地理的条件、周辺国の危険度合、資源、国際情勢などによって異なることでしょう。
もし、コスタリカのような存在になれるなら、公明党はビジョンに加えるでしょうね。
★菊川広幸
Commented by sokanomori3 at 2015-07-29 23:15
21:45さん、私には分かりません。
スミマセン!^^
★菊川広幸
Commented at 2015-07-29 23:52
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 久遠の凡夫 at 2015-07-30 02:42 x
自分もコスタリカを調べてみました。が、

武装した麻薬組織と、ちょっとした軍隊並に武装した警察が、頻繁に抗争している。
夢の国をイメージしてた観光客が地獄を見た。

世界遺産の大自然が有名だが、冒険家向けのレベルの高い環境がほとんど。
夢の国をイメージしてた観光客が地獄を見た。

地獄というも浄土というも(略)

現実はなかなか厳しいものですな。
中南米がんばれ
Commented by sokanomori3 at 2015-08-02 08:11
久遠の凡夫さん、おはようございます。
毀誉褒貶にまどわされず、美利善をひたすらj追求する‥
その真剣無比な公明党の努力に期待したいと思います。
ガンバレ、公明党!
★菊川広幸
Commented at 2015-08-04 00:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sokanomori3 at 2015-08-04 05:41
00:02さん、おはようございます。
いえいえ、こちらこそ、ありがとうございます。
★菊川広幸


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