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青い鳥症候群の「べき」


☆豊かな時代の成績優秀者の悩み.

何気なくクリック!したサイト‥
そこに『ザ・鬼上司! 【ストーリーで読む】上司が「鬼」とならねば部下は動かず』(染谷和巳 著)の感想文?があった。
購入して読みたいとは思わないが、印象深い内容なので紹介したい。



大学を出て商社に就職した羽村君
上司が“こっちの言い分”も聞かずに一方的に仕事を命じることに耐えられず、2カ月で退職。親類の世話で一部上場の製造会社に再就職するが、今度は仕事の内容が気に入らない、自分の能力を発揮できないと1カ月で退職。
その後も勤めては辞めるを繰り返しフリーターを続け、30歳近くになって流れ着いたのが新たな会社。若い人が皆こうだとは思わないが、こうした傾向を持つ人が増えているようである。
なぜ羽村のような人ができるのか。貧困、空腹を知らない、厳格な規律に縛られて生活したことがない。先生や親など周囲の人から叱られたことがない。こうした社会環境がすくすくのびのび育てた。これが1つの原因。
もう1つは15年以上もペーパーテストに明け暮れ、これでいい成績を上げれば優れた人間と見なされるという価値観を身につけてきたこと。問題集の問題を解く能力は伸びた。眠る時間を削って努力もした。そこそこの大学に入ったことで自信がついた。「自分は優秀だ」というプライドが高くなった。半面、自分の部屋で1人でいることが好きな人間になった。集団生活、人間関係といった分野では赤ん坊のままである。
この2つの原因から、気に入らないことはしない人、できることしかしない人、人と一緒に仕事することのできない人、組織不適合の人ができた。
こうした人々を「青い鳥症候群」と呼ぶそうだ
羽村が求めている青い鳥はどのようなものか。自分をお客様のように大切に扱ってくれる会社である。自分が好きなことを好きなようにできる会社である。失敗しても遅れても叱られない会社、「いいのよ、できなければ。できることだけやってね」とやさしく言ってくれる母親のような上司がいる会社である。
こんな会社があるわけがない」.



「青い鳥症候群」って何だろう
本に書いているのだろうが、ネットで調べてみた。

「精神科医の清水將之が、1983年の著書『青い鳥症候群 偏差値エリートの末路』の中で提唱した概念。青い鳥症候群に罹患した人は、理想と現実とのギャップに不満を感じるあまり、理想を求めて次々に新しいものを手に入れようとする傾向があるとされる。主に、天職を求めて何度も転職を繰り返す、忍耐力に欠けるとされる若者を指して用いられることが多い」

昭和時代の人から、以下の声が聞こえてきそうな青い鳥症候群ですね。
「若い時の苦労は買ってでもしろと言うではないか」
「まさか上司とはかくあるべきと思っていないか?」
「そうじゃない。部下としてどうあるべきかなんだ」
「相手じゃない、自分をどう作るかだ」

立派な歯車になることも大事と思います。偉くなってから好き嫌いを言えばいい。地べたに這いつくばって生きることも、将来の肥やしになる。
どうせなら、気持ちよく、最高の歯車を目指してはどうでしょうか。好むと好まざる関係なく、最初は歯車になるしかないのですから。

追記:この青い鳥症候群の根本原因は境涯ではないでしょうか。
利他に開けば、能力は最大限に発揮できますからね。
私は青い鳥症候群ではありませんでしたが、最初は苦労の連続でした。
そのことを<別館>の「普通の生活」シリーズにまとめています。
普通の生活シリーズは、→ここをクリック!

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by sokanomori3 | 2015-12-13 06:23 | 一般書籍のご案内 | Comments(4)
Commented by 永遠の凡夫 at 2015-12-13 12:22 x
職場や生活の愚痴を言っても、何も良くなりませんしね。
むしろ、自分が良くしてやる。と気持ちだけでも思うほうが、毎日楽しくなりますよね。

「いかにわろくとも・わろきよし人にも又上へも申させ給うべからず候、よきところ・よきところと申し給はば又かさねて給はらせ給うべし、わろき処・徳分なしなむど候はば天にも人にも・すてられ給い候はむずるに候ぞ、御心へあるべし」
(四条金吾殿御返事1183ページ)
Commented by sokanomori3 at 2015-12-13 14:51
永遠の凡夫さん、こんにちわ。
悪きところを良きところにする。
その環境革命は、人間革命によって果たされますね。
私たちには人間革命の信仰がある。
ありがたい限りです。^^
★菊川広幸
Commented by レオ at 2015-12-13 22:12 x
菊川さん、皆さん、こんばんは。
いつも楽しく拝見しています。
菊川さんの記事を拙ブログで紹介させて頂きました。
無断で申し訳ありませんが、問題などありましたら言ってください。
では宜しくお願いします。
http://saburoku.org/dream/
Commented by sokanomori3 at 2015-12-13 22:13
レオさん、こんばんわ。
http://saburoku.org/dream/
の貴ブログを拝見いたしました。
強烈なお褒めの言葉を頂き、ひれ伏している状況です。
別館は少しマニアックなブログ、まさかのご評価で、恐縮至極です。でも、本当にありがとうございます。(^^)
もう、なんだかんだ語りつくしてしまっていて、どれだけ今後、お話しできるか分かりませんが、これからも精進してまいります。

尚、ブログ誘導URLは本ブログで禁止しているので、アドレスを添付し、再投稿とさせていただきましたことは、どうかお許しください。
★菊川広幸


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