英国は没落する

☆EUは離脱者を利さない.

読売新聞（6月30日）の記事写真を以下に添付します。
写真解説.「見出しに“EU英に厳しい姿勢・いいとこ取り許さず”とあり、英国キャメロン首相の写真が掲載されています」

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以下はあくまで私の個人的見解です。

EU離脱は夫婦に譬えると離婚、会社に譬えると転職です。
EU側は苦楽を共にできない英国を利することはないし、また英国が得をすればEUの結束にも悪影響が出るから「英国は損をした」という事実を作ろうとするに決まっています。ビジネスとはそういうものです。

国というのは他国とのパランスから成り立つもの。
本来、EUという商圏を放棄する選択肢はあり得ない。
仕事を辞することと同じ。別の仕事があればいいのですが・・
結局、最悪の選択を国民がやらかした。
この恐ろしい選択は、現実にはイギリス与党のミスであり、離脱派の政治家たちの無知であり、その双方の問題といえます。

今さらですが専門分野を国民に多数決で問うのはいかがなものか。
会社の運営方法を社員の多数決で決めるでしょうか。社員は経営のけの字も知らないのに。そんな人たちが投じる票で正しい道が決まるはずはないのに、です。
病院の経営を患者が決め、学校の運営を生徒が決める。あるいは、幼稚園の生徒が幼稚園の運営を決める。極端な譬えですが、そのぐらいの行いです。
意見を聞くことと、意思決定することとは次元が違う。
EU問題の是非は、道義的、倫理的な判断ではなく、経済のメカニズムの判断ですから、素人の決められることではなかった。
だとすれば、大変な出来事ですね。

EUは運命共同体であり、苦楽を共にする仲間です。
もともと通貨がユーロでないイギリス。
欧州からすれば、「どうぞ、ご勝手に！」との厳しい心理も働く。
事実、フランスの要人は英国の未来について次のように語りました。
「英国は、欧州の辺境の小島になるだろう！」
お金の切れ目が縁の切れ目でしょうか。
裏切りの代償は高いようです。

新聞報道によるとEU側は「さっさと離脱しろ！」なのです。
「中ぶらりんの状態は困ると懸念を示し、手続きを急いでほしいと注文した」とのこと。すなわち「いいとこ取りは許さない！」なのです。
EU側が厳しくなると言っているメディアもありますが、道理から見ればイギリスが痛手を受けるに決まっています。
私、思うんですね、英国は離脱しないと。
できないですよ、わざわざ貧乏への道、歩めません。

さて、話は変わりますが日本の憲法改正、当分できませんね。
平和憲法を変えることはまず無理。そして自衛隊を廃止することも無理。今のスタンスを続けるしかないと思います。白黒つけてはいけないことがある。
グレーゾーン、ファジー、大事ですね。
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