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創価大学・宮田論文問題の総括


☆際立つ須田論文のチカラ.

連載で宮田幸一氏の論文問題について述べてきました。
以下に、その主要な記事のURLを表示し、所感を述べます。

1)創価大学教授・宮田幸一氏に須田晴夫氏が苦言.
 http://sokafree.exblog.jp/26368752/
2)須田晴夫氏の経歴と書籍紹介.
 http://sokafree.exblog.jp/26370605/
3)宮田幸一氏の経歴とゼミ内容の紹介.
 http://sokafree.exblog.jp/26370635/
4)宮田幸一氏研究発表YouTubeの紹介.
 http://sokafree.exblog.jp/26371553/
5)宮田論文「他宗本尊も等しく功徳」の破折.
 http://sokafree.exblog.jp/26372753/
6)宮田論文「釈迦本仏論」の破折.
 http://sokafree.exblog.jp/26373677/
7)宮田論文「本尊の多言語化容認」の破折.
 http://sokafree.exblog.jp/26376423/
8)宮田ホームページから引用した宮田氏の考え方.
 http://sokafree.exblog.jp/26378823/

宮田氏の問題を知ったのは須田晴夫氏のHPからです。
大学教授の問題発言は、薄学の私では十分な反論はできませんが、この部分については須田晴夫氏が鮮烈に反論くださいました。
私はその反論をブログでご紹介しただけですが、多くの方々にこの問題を知っていただき、迷ったり、誤認されないようにとの願いからです。

宮田氏はHPの中で、中村元氏の書籍紹介をし、史実に基ずく探求によって宗教の正邪が決まる(趣意)というような発言をされました。
私は、中村元氏の「仏教入門」を過去に読んでいました。
この本の感想を申し上げると、程度の低い私ですから「笑止千万」と不愉快な人もいらっしゃるかも知れませんが、ともかく世界的権威のある人の本であるにもかかわらず、何の感動も歓喜も得られないのです。
サンスクリット語・パーリ語に精通し、仏典などの解説や翻訳に代表される著作を多数残した中村氏の功績は大きいとしても、そこには「知識」のみがあって、私自身、応用できるものがなかったのです。
これは中村氏を尊敬する宮田氏の論文も同じです。

仏教を語学(翻訳)、歴史学として探求しても、そこには釈尊の文証(後代の人たちが語ったもので釈尊の真実の言葉かどうかは分からない)はあっても、私自身の信仰として、身の震えるような心から納得のいく言葉がないのです。
例えるなら、エッセーでも読んでいるような軽い感じがするのです。
私自身は四苦の解決と、周囲の人たちの苦悩からの救済のために信仰しているのであり、歴史の勉強をしたくて信心をしているのではありません。
創価学会の教学は、見て、嗅いで、食べて、飲んで、例えるなら御馳走で、感動と歓喜があるものですが、学者先生の弁は例えるなら「乾パン」で、味気ない、感動もないものなのです。

須田晴夫氏の論文は、例えるなら御馳走でした。
http://file.www4.hp-ez.com/haruosuda/file_20160922-132507.pdf
信心の神髄を彷彿とさせるこの論文に細胞が躍動しました。

なぜ、ここまでの格差が生じたのでしょうか。
それは学会の中枢で池田先生を師と仰ぎ、修行された須田氏と、外部の学者を師として歩んだ宮田氏の違いだと、私は感じているのです。
仏法は境涯論であり、その根本は修行です。
学者の真理探究の姿勢は素晴らしいと思いますが、宗教としての観点から言えば、修行なき耳学問でしかない。これでは歓喜も得られないだろうし、歓喜を与えることも難しいことでしょう。

特に今回の宮田論文には明らかに学会教学と離反する内容が含まれており、個人的にも容認できない論文でありました。
ただし、宮田氏が教団の中枢で人々を動かす立場でないことが不幸中の幸いで、もし仮にそのような立場なら、この程度の騒ぎに終わらないことでしょう。
宗門に日顕のような魔僧が出現したように、未来に学会の中にオカシナ人物が現われない保障はどこにもありません。
ゆえに、須田氏のような信心と学識のある人が学会の中枢にいなければならないし、その存在価値を改めて学ばさせて頂いたのだと思っています。
あらためて須田晴夫氏の果敢なアクションに感謝申し上げると共に、読者の皆様には、この問題の正しい認識を切望するものであります。

以上で、宮田論文問題の報告を終了いたします。
シリーズの最初の記事は、→ここをクリック!

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by sokanomori3 | 2016-11-16 04:46 | 宮田幸一氏問題 | Comments(4)
Commented at 2017-09-27 15:00 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sokanomori3 at 2017-09-27 22:51
非公開コメントさん、ご意見ありがとうございます。

>たまたま宮田論文に行き当たりました。ひどく読みにくいレイアウトの長文でしたが、創価大の教授だということで真剣に読み続けると、驚くべき増上慢か、むしろ何らかの精神障害を疑いました。

まことにその通りですね。
私もびっくりしました。
★菊川広幸
Commented at 2018-05-12 00:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2019-05-20 13:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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