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大師講御書(だいしこうごしょ)


☆死罪を覚悟されていた大聖人.


金吾殿御返事。別名、大師講御書(だいしこうごしょ)
この御書の「金吾殿」は、四条金吾ではありません。

下総の国(千葉県)の大田金吾です。大田金吾とは、大田五郎左衛門尉乗明(じょうみょう)。略して大田乗明のことをいいます。
富山県に所領があり、裕福でした。鎌倉幕府の役人で、富木常忍に折伏され、天台真言を捨てて大聖人の門下となり外護の任に当たりました。大聖人から沢山の御書を頂き、その主なものは三大秘法抄、転重軽受法門、大田許御書等があります。

本抄は、大聖人が49歳の時のもので、竜の口法難の前年の御書です。
大聖人は次のように本抄で述べられています。
(先に漢字文、後に平仮名文を示す)

法華経の ゆへに 流罪に 及びぬ
今 死罪に 行われぬ こそ 本意 ならず 候へ
あわれ さる事の 出来し 候へかしと こそ はげみ 候いて
方方に 強言を かきて 挙げをき 候なり
すでに 年 五十に 及びぬ 余命 いくばく ならず
いたづらに 曠野に すてん 身を
同じくは 一乗 法華の かたに なげて
雪山童子 薬王菩薩の 跡を おひ
仙予 有徳の 名を 後代に 留めて
法華 涅槃経に 説き 入れられ まいらせんと 願う ところなり
.

ほけきょうの ゆえに るざいに およびぬ
いま しざいに おこなわれぬ こそ ほんい ならず そうらえ
あわれ さることの しゅったいし そうらえかしとこそ はげみ そうらいて
かたがたに ごうげんを かきて あげおき そうろうなり
すでに とし 50に およびぬ よめい いくばく ならず
いたずらに こうやに すてん みを
おなじくは いちじょう ほっけの かたに なげて
せっせんどうじ やくおうぼさつの あとを おい
せんよ うとくの なを こうだいに とどめて
ほっけ ねはんぎょうに とき いれられ まいらせんと ねがう ところなり.

趣意をかみ砕いて以下に述べたいと思います。

過去、私は流罪に及んだが、まだ死罪になっていない。これは本意でない。
死罪を願い、強く強言(ごうげん)の書を提出してきた。
私はすでに年齢が50歳になる。余命はわずかである。
法華経にこの身を捧げ、雪山童子や薬王菩薩の如く、仙予や有徳の如く、後代に名を留めたいと願っているのです
」・・

大聖人は死罪すら望んでいらっしゃったと拝せられます。
竜の口、佐渡流罪は、もとより願ってのこと・・

雪山童子 とは不惜身命(命を惜しまない)の求道の菩薩。
薬王菩薩 とは良薬を衆生に施して心身の病苦を治す民衆救済の菩薩。
仙予(せんよ)とは、釈尊の過去世の修行の姿で大王でした。
大乗経典を誹謗するバラモンを500人殺し、その因縁によって地獄に堕ちず、殺されたバラモンも悔いて後に救われたといいます。
有徳(うとく)とは有徳王のことで、同じく釈尊の過去の姿。
正法を受けたもつ有徳比丘が悪僧に襲われたとき、武器を執って戦い有徳比丘を守りました。このとき、有徳王は全身に傷を受け死が迫りました。
有徳比丘は「是れ正法を護る者なり。当来の世に身、当に無量の宝器となるべし」と褒め称え、大いに歓喜して死んそうです。その後、有徳はアシュク仏国に生れ、仏の筆頭の弟子となった。仏典は、有徳(有徳王)のごとく、身命を捨てて正法を守護しなければならないと説いています。

大聖人は、雪山童子、薬王菩薩、仙予、有徳の如く、命を捨てる御覚悟であられた。だから大聖人は竜の口で「これほどの幸せはない」と喜ばれたのでしょう。

この御書を頂いた大田乗明は何を感じたのでしょうか。
大聖人が竜の口、佐渡流罪となったとき、大田乗明は何を思ったでしょうか。
身ぶるいしながら拝したのではないかと思うのです。
御書は読めども読めども、新しい発見が続きます。
心から「ひらがな御書」の作業に感謝です。

大師講御書の平仮名文は、→ここをクリック!
ひらがな漢字交互文は、→ここをクリック!



日蓮大聖人は、伊豆流罪、佐渡流罪に続き、さらに三度目の流罪になるなら「百千万億倍のさいわい」と述べられています。
その記事は、→ここをクリック!

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by sokanomori3 | 2017-01-14 07:56 | ひらがな御書に学ぶ | Comments(0)


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