ある看取り士の体験
☆その体験に魅了された.
聖教新聞の紙面一面に、衝撃的な体験が掲載されました。
体験が、読者の皆さまに感動を与えるものかどうかわかりませんが、
私としては、大変感動し、勇気と希望を得た記事でした。
感動のあまり、書店でこの体験者の本を3冊購入いたしました。
まだ読んでいない購入したての本の写真を以下に示します。
(4冊あるのは別の介護分野の本を含むから)

以下に、聖教新聞に掲載された驚愕の体験記事をご紹介いたします。
(長文を短縮するため原文と少し異なります)
>看取りの原点は小学6年の時、胃がんで死去した父の臨終の姿でした。
学校から帰宅すると、父の部屋に友人や親戚が集まっていました。
父は皆に感謝を伝え、最後に末っ子の私の手を握り、
「くんちゃん、ありがとう」と微笑み息を引き取りました。
その時の浄化された空気感・・
とても温かい雰囲気で、障子の桟(さん)が
キラキラと輝いて見えました。
私は20歳の時、日本マクドナルドの社長秘書として入社しました。
やがて、私は、当時としては珍しい女性店長になりました。
高度成長の真っ只中、持ち前のガッツで実績を残し、
社長賞である「藤田田賞」を受賞しました。
結婚、出産も経験し、二店舗のオーナーになりました。
私はいわゆる「仕事人間」です。
お金を稼いでいたので、家政婦を雇い、子供を預けて
海外出張に行ったり、家に帰れないこともありました。
やがて家庭と仕事の両立に悩み、どんどん自分を追い込んで・・
ある日、楽になりたいと大量の睡眠薬を飲みました。
命は助かりましたが、子供を夫が引き取り離婚しました。
会社を35歳で辞め、介護の世界に入りました。
「愛ある人生にこそ、生きる意味があると思ったのです。
何か、大きなものに動かされているような感覚でした」
介護の現場で見た世界は、さらに私を変えていきました。
ある高級老人ホームで「延命治療はいらない」という利用者さんが、
チューブにつながれ会話もなく亡くなりました。
私は皆、父のように家族に囲まれて旅立つものだと思っていたので、
そういう姿に「人は何のために生きるんだろう」と悩みました。
私はホームを辞め、病院のない人口600人の離島に移り住み、
4年間、ホームヘルパーとして働きました。
その中で、「看取り」をしたいと思いました。
看取り士とは、医師や看護師、ケアマネージャーと連携しながら、
介護制度の中で人手が足りない部分をフォローする仕事です。
一番の目的は本人の死への恐怖を和らげることです。
同時に、家族の不安にも寄り添います。
現在、全国の看取り士は約400人。
その60%が看護師、20~30%が介護士です。
「看取りの現場では、どんな状況にも動じない心の強さが求められます。
何があってもにこやかに受け入れ、愛を渡せる人で、
愛を欲しい人だと難しいですね。
死を恐れない死生感も求められます」
「ご家族が外出される時もありますし、例えば本人が目覚めた時、
誰かがいるということが大事なんです。
余計なことはしゃべらなくていい。
そこにいるだけでいい。
人間の力、存在ってすごいんですよ」
「どう生き、どんな最期を迎えたいか、どこで死にたいかなど、
60歳を過ぎたら自分で決めておくことが大事です。
愛する家族が困らないよう、日ごろから話しておく。
臨終はとても感動的な時間です。
愛と感謝の心が通う時、頬に赤みがさすこともあります。
不思議で、荘厳な場です」
(聖教新聞2018年10月26日より)
この体験を語った柴田久美子さんは学会員ではありません。
(著作物からそのように思います)
けれどまったく完璧に私は納得したし、勇気を得たのです。
彼女は35歳まで、ビジネスの最先端にいて仕事ばかりの人生でした。
やがて介護の世界に入り、離島に移住し、さらに献身的に働きました。
苦難は幾たびも訪れたことでしょう。
しかし、彼女は自らの信念に生きたのです。
何という素晴らしい人生でしょうか。
私も今日までビジネスの世界で青息吐息で生きてきました。
今の仕事を終えたら、次は介護の世界に行きます。
私は贅沢な暮らしに興味はありません。
献身的な労働をしたいといつも願っています。
尚、購入した本の読書感想文は後日記事にします。

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by sokanomori3
| 2018-10-26 20:26
| 夢修行
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