本「親孝行最優先」の感想
☆親孝行の本から学びました.
私は親孝行がしたいから、親孝行の本をときどき読みます。
先日、「親孝行最優先」という気になるタイトルの本を読みました。
その中に宝石のように光る教えが記されていました。
以下に、その内容を書き出し、所感を述べます。
>Hさんに「親孝行なさいませ」と言われた言葉が深く心に残っています。
さらにHさんは「“起きて半畳、寝て一畳、腹がふくれて子は育つ。
その他のことはみんな贅沢”私はこう思い、それ以外のことは贅沢と、
自分に言い聞かせて暮らしてきました」とおっしゃられました。
このことを生涯忘れまじと思い、私ども夫婦は
「生涯贅沢はいたしません」と決意しました。
>筋無力症の母は寝たまま小用が足せない人でしたから、
私は便所に行く世話をしました。
「何度でも、起こしていいのですよ。私の品性がよくなるんですから、
遠慮しなくていいのですよ」
「お母さん、すまないことはないんです。何回でも起こしてください」
それは母に言っているというより、自分自身に言い聞かせているのです。
その夜中の付き添いも、四回が三回になり、三回が二回、二回が一回になり、
とうとう夜中に一回も起きなくなりました。
「お母さん、これはいったいどういうことなんでしょう」と言いましたら、
「どうしてか分からないが、良かった。起きるあんたもつらかったろうが、
起こす私もつらかった」と言いました。
その言葉を聞いて、私は母と一緒に涙を流しました。
そうして、しばらくのちに母は他界しました。
>私は50歳のとき、血気にはやって、
救済してやろうという気持ちが多分にあったと思います。
不真面目な人を見るといらいらする訳です。
たとえば当番をすっぽかしたり、遅刻したりすると、
先輩を代表世話人という立場で注意しました。
そうしますと、その先輩が「私はあなたのお父さんには世話になったけど、
あんたには世話になっとらん。なんでそんな偉そうに言われにゃならんのや、
やめた」と、施設をやめてしまったのです。
私は反省をしまして、何回もお詫びに行きましたが、さっぱり許してもらえません。
先生に指導を受けたら「それはあんたが若いのに偉そうに言ったのだから、
しっかりあやまりなさい。毎日、あやまり状を書きなさい」と教わり、
私は一ヶ月、毎日「申し訳ありませんでした。私が間違っておりました。
若いのに生意気なことを言ってすみませんでした。
これからは低い気持ちでやらせていただきます」と書き続けました。
そうして、一か月後に施設に帰ったのです。
そうしたら、その人が駅のホームにまで迎えにきてくれて、
私の顔を見るなり“はー”と頭を下げられるのです。
「先輩、頭を上げてください」と言うと、先輩は
「私のほうが悪うございました。少々年を取っているばかりに、
生意気なことを申しげましてすみませんでした」と言って
詫びられたことがあります。
>一がなければ二はありません。二がなければ三も四もありません。
一を作ることが大切です。では、一とは何か。
それは一つの実行です。一人の人が助かることです。
ゼロはいつまでたってもゼロです。
>当番は、開始時間に遅れないことです。
終了時間を厳守し、熱心のあまり遅くならないことです。
私たち人間は、みな不完全であり、未熟であり、弱い存在であることを自覚し、
低い心で当番を務めさせていただくことです。
そして「他を救うにあらず。己を助くるにあるを悟る」を基本に努力することです。
>一つ、人の心を動かすのは理屈ではない。誠です。
二つ、只、はい、はいと這い上がりなさい。
三つ、カネを取るな。痛みを取れ。
>「薬師より 預かる岩の煎じ薬 癒えし笑顔を 我が喜びとす」
>「生涯現役」「臨終定年」という思いで生涯をまっとうしたいと考え、
ご恩返し一筋に走ってまいりました。
私の原点はHさんに言われた「親孝行なさいませ」の一言であります。
あの日以来、私たち夫婦は精一杯の親孝行をさせていただくことを
第一に考え、努力してきました。
今、「親孝行最優先」の子供たちに支えられ、
私たち夫婦は生きております。
(以上、書籍文章の一部表現を変更しています)
「私ども夫婦は、生涯贅沢はいたしません」という
この生き方に、私はすごく共感できました。
むしろ私は、私だけが贅沢すると悲しくなる性格(境涯)なのです。
「自分だけが旨いものを食べ、贅沢な暮らしをしては申し訳ない」と思うし、
「私だけが報われる人生など絶対にできない」とも思うのです。
今の茨城の家族と食事をしているとき、私はときどき、
「これ、お母ちゃんに食べさせてやりたいなあ」と思うのです。
茨城の今の自宅は高気密・高断熱住宅で温かいのですが、
岡山の実家はまともな断熱材のない寒い家です。
そのことが、私は申し訳ないのです。
でも、母にとって実家は母の人生そのものです。
そこになじみ、そこに根を張っている。
母はその家と人生に満足しております。
この本のように、今、私は「親孝行最優先」に向けて準備中です。
母が弱り、母が困ったら、私は帰郷して報恩します。
そのことは、何がどうあろうと必ず実行します。
わが母への報恩の準備の記事を以下に示します。
https://sokafree.exblog.jp/i58/
https://sokafree.exblog.jp/i60/
https://sokafree.exblog.jp/i69/

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by sokanomori3
| 2019-02-16 07:04
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