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大悪起これば大善きたる


☆人間革命第一巻の記述より.


不気味なコロナウイルスで恐ろしい状況が続いています。
日本国内の新しい感染者数は1日244人(3月31日)になりました。
驚異的なスピードで感染者数が増加しています。
「首都封鎖」が現実味を帯びてきています。

私自身も、いつ感染するかも分かりません。
感染して死ぬこともあるだろうし、
私がウイルスを媒介して他者を殺すこともありうる。
これは切実な、恐るべき事態です。

この情勢は、太平洋戦争の時代に近いと感じられるのです。
当時、その戦争で軍国主義が完全に崩壊したのですが、今となれば拝金主義、
売り上げ優先主義、大量生産・大量消費主義が崩壊するのではないか、
価値観がコペルニクス的に変わる前兆ではないか、
そんな予感がしてならないのです。

そう思い、書棚の小説・人間革命第1巻を開きました。
冒頭の黎明の章から読み始めました。

>戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない。
だが、その戦争はまだ、つづいていた。(中略)
下町は、ほとんど全滅であることも知った。
かろうじて山の手の知人のうち、半数が助かっているにすぎない。
しかも、その戦争はまだ終わっていない。
「ばかげたことを、いつまでやってるんだ!」
彼は吐き出すように、はげしい口調で呟いた。
(中略)「あんまり傍によると、お土産が移るぞ。
虱(しらみ)さ。わが血を分けた虱さ」
幾枝がびっくりして飛びのいた・・

この文章に、コロナウイルスの現在を重ねると・・

>コロナショックでの経済崩壊は残酷で悲惨である。
だが、そのコロナウイルス問題の終息は見えない。
多種多様な店舗、会社が経営難で倒れていく。
「コロナウイルスはいつまでつづくんだ!」
人々は吐き出すように、激しい口調でつぶやく。
(中略)「あんまり傍にいると、お土産が移るかもな。
コロナウイルスさ、感染しているかも知れないから」・・

私はさらにオーバーラップさせつつ読み進めました。

>獄中より獄外にこそ、悪人が多くはびこっていた。(中略)
社会の正邪、善悪をはかる基準が、まるで正反対になっていたのである。

>戦意喪失どころの騒ぎではない。政府の「本土決戦」の叫びが、
いかにも空しくひびくだけであった。日本民族の
総決算の時期は、刻々と近づいていたのである。
(中略)いま、彼の頭の中には、だだ一つ
「再建」ということであった。
いうまでもない、創価学会の再建である。

昭和20年当時の総決算とは「無条件降伏」でした。
では、コロナウイルス問題の「総決算」とは何だろう・・
私はさらに小説を読みつつ考えました。

>この世で最も忌むべきことは、誤ったことを正しいと信ずることだ。
たとえ、どんなに善意に満ちていたとしても、また、
どれほど努力を尽くしたとしても、そんなことは関係ない。
信じたものが非科学的で誤っていた場合には、
人々は不幸を招かざるをえないからである。
人間ばかりではない。それを信じた集団も、
社会も国家も、まったく同様である。

>人々は、それぞれ信じているものの本質が、あらゆる視点から見て、
絶対に誤りのないものであるかどうかについて、恐ろしく無関心である。
ここに、救いがたい不幸の根源があるのだ。
(中略)戸田は、それをはっきり断言できた。
「ある。私はそれを知っている。それを日蓮大聖人は、
明確に、具体的にご教示くださっている。
人々は、それを知ろうともしなかった。
そして、700年が過ぎ去ったのだ」・・

この記述に考えさせられました。「日本にコロナが広がったとする。
その結果生じるであろうおびただしい数の失業者と会社の崩壊の中、
いかにして広宣流布を進めればいいのだろう。
今、学会の組織活動は完全に止まっている。何をもって
学会に貢献すればいいのだろう」と。

今、私の心の中にあるのは「大悪起これば大善来たる」の御書です。
以下にひらがな御書の「大悪大善御書」を示します。
→hiraganagosho.web.fc2.com/b1300

大悪が発生するときは、予兆はないと大聖人は述べられています。
たしかに、コロナウイルス問題に予兆はなった。
ある日、中国で問題が発生し、瞬く間に世界に広がりました。
けれど大聖人は「嘆くべきではない」と述べられています。
そういう時に「大正法は広まる」とご教示くださいました。

私自身、このコロナ問題をチャンスに変えたいです。
そして悔いなく広宣流布を果たしたいです。

以下に、小説第一巻の過去記事を示します。
→sokanomori.exblog.jp/15761918/


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by sokanomori3 | 2020-04-01 08:09 | 学会活動 | Comments(1)
Commented by sokanomori3 at 2020-04-04 04:34
1名様、おはようございます。

>国会の中ってどうして「敵」同士なんだろう?
助け合い補いあわないといけないですよね?
自界叛逆難難ですよね、同じ日本の国会の議員内で、
首を取ろうと戦いあっている。
戦う相手を間違ってますよね、目の前の国民を助けるために
その問題と戦わないといけないのに。

野党は自分自身をアピールしたいから
揚げ足を取るし、何でも批判します。
結局、椅子取りゲームですからね。
★菊川広幸


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