椅子取りゲームの仕事には戻らない

☆沈黙して努力を続ける.

今、勤めている介護施設は人手不足のようです。
「ようです」というのは、私が体感的に人手不足を感じるスキルがないからで、
確かに忙しいのですが、それが人手不足から忙しいのか
そもそも忙しい職種なのかが分からないからです。

けれど私は、日々、やりがいを感じながら仕事をしています。
ずっと立ち仕事なのに疲れないのです。
心に悦びがあり、歓喜があるからでしょう。
熱中できる遊びを目一杯楽しんで、心地よく疲れて
ぐっすり眠る子供のような毎日なのです。

職場の介護士は、私がフルマラソンを走れる体であることを知りません。
「夜勤は大変だよ、大丈夫かな？」などと言われるのです。
60歳の初老には無理では？と思っているのでしょう。

私はプライベートの話を職場でほとんどしません。
あえてマラソンを走ったことも話しません。
私は淡々と「実績」を作り続けます。

半年、1年が経過し、仕事がミスなくできるようになって
「なんで菊川さんは60歳なのに元気なの？」と聞かれるまで
私は沈黙して努力するつもりです。

髪の毛からつま先まで「私自身が商品」です。
見た目も仕事の遂行も、全てが自分自身の実力です。
そのことがとても楽しく、誇らしいです。

過去、私は長く管理者をやってきました。
最後は役員までやりましたが、上に立てば立つほど
妥協に妥協を重ね、脇役になるものでした。
それが今、私は主役として目一杯仕事ができる。

60歳だから弱い、衰えるという固定概念を打ち破りたいです。
1年後、周囲が感服するような職員になれたら、
3年後、介護士資格を取得して胸を張れたら・・
どんなに愉快だろうと考えています。

私は以前の会社には絶対に戻りません。
この仕事を継続して極めます。


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