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野戦病院でのホイットマンの記録


☆介護士だったホイットマン.


ホイットマン詩集「草の葉」の詩の一部の映像を添付します。
野戦病院でのホイットマンの記録_b0312424_17041937.jpg

写真解説「ホイットマンの“包帯を巻くのが私のつとめ”と題される詩の写真です」

以下に、ホイットマンに関する過去記事を添付します。
→sokamori2.exblog.jp/28411412/
→sokamori2.exblog.jp/28413118/

このホイットマン、南北戦争の時に野戦病院で仕事をしていました。
ホイットマンが42歳から45歳にかけての話です。
1863年、陸軍の主計官事務所に職を得て、働きながら病院に通い、
負傷兵の世話をしているのです。北軍が勝利するも、
リンカーン大統領が暗殺され、そのプロセスを
生々しく詩集「草の葉」に残しています。
以下に、その野戦病院の詩の一部をご紹介します。

>包帯と水とガーゼを携え、まっすぐにわたしは負傷兵のもとへ急ぐ。
戦いすんで運び込まれて地面の上に横たわる彼らのもとへ、
かけががえのない彼らの血が草を地面を赤く染めるところへ、
それとも列をなす病院のテント、それとも
屋根つきの病院の内部へ、そして左右に
居並ぶ簡易ベッドの長い列にわたしは立ちもどり、
次々に近づいて一つも洩らすことはない。

>地で固まったぼろ切れや血の滴りでみるみる一杯になり、
空にされて、それからまたもや一杯になる。
わたしは膝をまげて傷口に確かな手つきで包帯を巻いていくが、
相手が誰でも容赦しない、痛みはきついが避けがたいのだ。
ひとりが訴えるような目をわたしに向ける・・
可哀想に、君とはたしか初対面だが、それでもわたしは、
それで命が救えるのなら、今ここで君の代わりに
死ぬことを拒めぬように思えてならぬ。

>切り株もどきの腕、切断された手から、
血糊で固まるガーゼをわたしは外し、
かさぶたを剥がし、膿と血を洗い落とす。
兵士はふたたび枕に戻るが首は横に傾げたままだ。
目を閉じ、顔は蒼白、血だらけの切り株を見る勇気はない。

>脇腹の、深い傷に私は包帯を巻く。
だがそれもあと一日か二日のこと、
すっかりやつれて衰弱するいっぽうだ。
それにどうだ、黄ばんで青ざめたあの顔色。
わたしは弾丸が貫いた肩や足に包帯をする。
腐乱した壊疽に蝕まれ、実に不快で、
反吐(へど)さえ出そうな足をきれいに洗う。

>わたしは忠実、へこたれるものか。
骨の砕けた股(もも)、膝、腹部の傷、そのほかまだまだ
多くの傷にわたしは眉一つ動かさず包帯を巻く。

>こうして黙ったまま、傷つき倒れた兵士の痛みを手当てして、
慰めてやり、和らげてやり、不安に悩む者のそばには
暗い夜が明けるまで坐ってやる・・

(草の葉“包帯を巻くのがわたしのつとめ”より)

このようにホイットマンは、介護、看護の仕事を南北戦争で経験しています。
彼の弟が前線で負傷し(軽傷だった)、その報を受けて戦場に赴き、
そのまま戦場にとどまり仕事をしたのでした。

私は今、介護施設で仕事をしつつ、ホイットマンを偲び、
ナイチンゲールに思いを馳せつつ働いています。

以下に、ナイチンゲールの記事を添付します。
→sokafree.exblog.jp/30041466/


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by sokanomori3 | 2020-05-29 17:58 | 介護士への道2020 | Comments(2)
Commented by 千早 at 2020-06-02 12:58 x
ホイットマンってどんな人だか知りませんでした。
草の葉って詩があると記事にあったから優しい詩を書く詩人とのイメージが、こんな戦場で大変な負傷兵を看護していたんですね。
凄い人数の大けがの重症患者の手当て、十分な医療でみんな回復する人達ばかりならまだ看護する側の心も耐えられるかもしれないけれど、助からなかった人たちも大勢いたでしょうに、その手当は精神的に本当に苦しいことだったと思います。
医師看護師介護士、みんな心強くなければ果たせないことですね。
Commented by sokanomori3 at 2020-06-02 17:34
千早さん、こんにちわ。
ホイットマンの詩から見えるのは、歓喜なんですね。
もちろん助からない人、一生を障害をかかえて
生きなければならない人も沢山いたでしょう。
でも、ホイットマンは北軍側にいたし、
黒人奴隷解放の正義の戦争でしたから、
死んでいく兵士にも大義があった。
ゆえにホイットマンは苦しさよりむしろ、
歓喜があったのではないかと私は感じています。
★菊川広幸


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