上野殿後家尼御返事（2020年7月度座談会御書）

☆地獄即寂光御書に学ぶ

以下に、絵手紙用の藍（あい）色の絵具の写真を添付します。
写真解説「黄色や赤、緑などの色表の上に藍色の絵具を置いて撮影した写真です」

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2020年7月度大白蓮華の上野殿後家尼御返事（うえのどのごけあまごぜんごへんじ）、
別名・地獄即寂光御書（じごくそくじゃっこうごしょ・1505ページ）の
ひらがな文、原文を示し、背景と大意、所感を申し上げます。

○ひらがな文.

ほけきょうの　ほうもんを　きくに　つけて　なおなお　しんじんを
はげむを　まことの　どうしんしゃとは　もうすなり.
てんだい　いわく「じゅうらんにしょう」うんぬん.　
このしゃくの　こころは　あいは　はのときよりも　なおそむれば　いよいよあおし.
ほけきょうは　あいの　ごとし.　しゅぎょうの　ふかきは
いよいよ　あおきが　ごとし.

○原文.

法華経の　法門を　きくに　つけて　なをなを　信心を
はげむを　まことの　道心者とは　申すなり.
天台　云く「従藍而青」云云.
此の釈の　心は　あいは　葉のときよりも　なを　そむれば　いよいよあをし.
法華経は　あいの　ごとし.　修行の　ふかきは
いよいよ　あをきが　ごとし.

○背景と大意.

文永2年（1265年）7月、日蓮大聖人44歳の御時、南条時光の母・尼御前に
与えられた御書です。（過去には文永11年と考えられていた）
大聖人は法華経の信仰を貫いた夫は、生きている時も、亡くなった時も
「生死ともに仏」であると断言され、天台大師の言葉、
従藍而青（じゅうらんにしょう）を通して、さらに信心に
励んでいくよう激励されています。

写真に掲げた絵具は真っ黒に見えますが、水に溶かすと藍色になります。
藍（植物）の葉は、藍色色素の原料となる他、乾燥させれば、
解熱、殺菌の漢方薬としても用いられています。
この植物の汁を布に染めると薄い青色で、何度も
染め直すことで深い藍色になります。

7月度座談の学習範囲では、信心の継続、仏道修行の繰り返しの中で
一生成仏の勝利が得られることを指導されています。

○所感.

大白蓮華（57ページ）に池田先生の指導が掲載されています。

＞いよいよ戦い続ける信心が日蓮大聖人仏法の真髄です。
たゆまぬ発心、そして挑戦の繰り返しこそ、
わが生命を永遠に輝く仏界に染め抜くのである・・

創価学会で「戦う」という言葉はよく使われますね。
私は「悪と戦う」との意味だと受け止めています。
では、その悪とは何か。悪は外にもあるし自分の中にもある。
悪とは、三障四魔 （さんしょうしま） でありましょう。
それを打ち砕く戦いこそ、広宣流布なのでしょう。

以下に三障四魔の記事を添付します。
→sokanomori.exblog.jp/17927950/

その戦いは仕事の中にもあるし、私生活の中にもあります。
選挙や折伏や、学会活動だけの話ではありません。
ありとあらゆる局面で、利他の歓喜で歩むことこそ、
大幸福、大満足の人生になると考えています。

40歳から本格的な信心を開始した私の信心歴は20年です。
結果、信心の継続によって所願満足の60歳到達ができました。
きっかけは職場での孤立（窓際族体験）が原因でした。
以下に、窓際体験の記事を添付します。
→sokanomori.exblog.jp/15414796/

上野殿後家尼御返事のひらがな御書交互文と背景と大意を示します。
→hiraganagosho.web.fc2.com/b1504
→hiraganagosho.web.fc2.com/c1504

上野殿後家尼御返事の過去記事を以下に示します。
→sokafree.exblog.jp/24178476/


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