1000円亭主でも幸せ？

☆今、私は200円亭主です.^^

子供の頃、私は決まった小遣いはありませんでした。
学校も近く、家との往復で何か買う必要はなかったし、
今のようにペットボトルの水を飲む習慣もなく、
水道水を直接、ごくごく飲んでいました。

駄菓子屋で多少の買い物はしていたので、50円とか
そのぐらいは持っていたのでしょう。
でも、何かを買って嬉しいというより、
友人と遊んだり、虫や小動物を飼育したりして
それで十分、楽しい生活でした。

でも中学になるとプラモデルや切手収集など、
お金のかかる遊びを覚えました。
そのころになると、親にねだってそれなりの
小遣いをもらっていたのだと思います。
それでも月に2000円前後でしょうか。
それが大人になると、小遣いは5万円とかになり、
高額商品を次々購入するようになりました。

しかし、60歳以降、自分でも驚くのですが、
財布のお金がぜんぜん減らないのです。
欲しいモノがないのです。まったくいらない。
最初は、仕事用に仕事で着る服や靴などを買いましたが、
今のところ再購入は必要ないですし、
その他、欲しいモノがないのです。

クルマ通勤ですからモノが運べるので、食べ物や飲料水は
全部、自宅から職場に持ち込めるし、
そもそも施設内には売店もないので、
職務中に何かを購入するということもない。
お金を使う局面がありません。

そうして気づくと、月に5000円も使わなくなってしまったのです。
5000円を30日で割り算すると1日、何と167円・・
まあ切をよくすれば200円で生活しているのです。
これって、ちょっとオカシイですよね。
いまどきの中学生より少ないでしょう？

コロナ時代でプライベートでの付き合いがほとんどないという
こともありますが、それにしても欲しいモノがないなんて
自分でもとても超不思議な生活なのです。

1000円亭主と言い、世の人々は小遣いが3万円の人を憐れみますが、
まさか私が200円亭主になるなんてビックリです。
でもあくまで小遣いの話ですよ。資格取得のための勉強や、
親孝行のための帰郷やリフォームは別です。

昔、1000円亭主を見て可哀そうに思っていましたが、
そんなことはないと、この年になって知りました。


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