悩みを成長のチャンスに変える

☆鍛え打てば剣となる.

以下に佐渡御書の一節の御文の写真を添付します。

写真解説「御文・鉄は炎打てば剣となる　賢聖は罵詈して試みるなるべし（958）」

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現在、世界のコロナ感染者数は4400万人、死者数は117万人です。
今、世の中はコロナ大流行の只中にあり、
経済は奈落の底に向かっています。
新聞を見れば、いつも暗いニュースばかりが並んでいて、
どれもこれも脱出が見えないものばかり。

まさに風が吹けば桶屋のごとく、コロナ流行の影響は強く大きい。
先日、航空機業界大手のANAの今期累積赤字が5100億円になるとの発表がありました。
前年度実績は276億円の黒字で、すなわちたった一年で10年分の
利益を超える損失が出るとの見通しです。この損失は
リーマンショック時の赤字額の9倍に相当します。
問題は今期に止まらないこと。コロナが続けば
これからも損失は拡大するのです。

個人に譬えるなら年収276万円の生活者が、いきなり
5100万円の借金を抱えたに等しい。
揺るがないと思われていた花形業界は今、
地獄の底であえいでいます。

このANA以外の各種産業も目を覆うばかりの惨状ばかりです。
けれど不思議なことに日経平均は2万3000円代であり、
捨てる神あれば拾う神？で経済指標は強気。

確かに社会問題から廃れるビジネスがある代わりに、
その混乱で活性化するビジネスもある。
このコロナ時代の苦難も、賢い企業は進化へと向かい、
より強固で、より研ぎ澄まさるのかも知れません。

一方、新聞紙面は経済問題以外でも悲劇を連日伝えています。
香港では、民主活動家が米国大使館に亡命申請したものの
失敗して中国治安当局に拘束・逮捕され模様。
これで彼らは抹殺されるのでしょうか。

アジア情勢を見れば、日本と韓国との関係は空前の対立を続けています。
中国の海洋進出、人民統制はまったく治まらない。
対立や圧政はむしろ激しくなっている。
つまり中国も韓国も凶暴化している。
この劣悪化する情勢はアジアに止まらない。
世界中が喘ぎ、オカシクなっています。

日蓮大聖人は佐渡御書に次のように記されています。

くろがねは　きたいてうてば　つるぎとなる　けんせいは　めりして　こころみる　なるべし.
鉄は　炎打てば　剣となる　賢聖は　罵詈して　試みる　なるべし.

愚鈍なる者は炎に焼かれ、打ち砕かれて灰になるが、
賢聖は、むしろ打ち固められ強くなる・・

どんな荒波が来ようとも、強固な巌（いわお）は崩れません。
私たちは悩みを成長のチャンスに変えなければなりません。
個々人における宿命との闘争・葛藤を、決意と祈りと
執念の行動とで打ち破らなければならない。

日蓮大聖人門下は日蓮大聖人の時代も、創価三代の時代も
苦難の全てを打ち破り勝利を重ねました。
今、後継の私たちは試されています。
真実の弟子かどうかが問われています。

さあ、私たちは今一度青年の志で立ち上がろうではありませんか。
創価の偉大を世に知らしめようではありませんか。
池田先生の如く、勇敢に勝ち抜きましょう！

以下に佐渡御書のひらがな訳（交互文）を添付します。
→hiraganagosho.web.fc2.com/b956.


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