公明党・遠山氏の議員辞職の波紋
☆身を滅して党を守り抜く.
報道から1週間で議員辞職した遠山氏の新聞記事を示します。
写真解説「記者会見の写真付き読売新聞と、議員辞職を告げる公明新聞の写真です」
このほど、公明党の国会議員・遠山清彦氏がコロナ緊急事態宣言下で、
深夜まで銀座の高級クラブで飲食していた件と、過去に遠山氏の資金団体が
キャバクラ代金を不正支出していた件などが報道され、
その責任を取り、党の役職を辞任後、電撃的に
「議員辞職」したことについて、一般紙と公明新聞の
内容を示し、個人的な評価を申し上げます。
>(読売新聞)公明党内で、遠山氏が議員辞職したことへの動揺が広がっている。
将来の党を担う有望株で、次期衆院選で神奈川6区からの
出馬も決まっていたが、遠山氏に変わる候補者の
擁立は困難との見方が出ている。山口代表は2月1日、記者団に
「強い政治不信をもたらし、深くおわび申し上げたい」と陳謝した。
候補者不在となるかながわ6区への対応についは
「地元とよく相談しながら検討したい」と述べるにとどめた。
公明党は当初、遠山氏への処分は見送る方針だったが、
支持母体の創価学会内では、選挙応援の核となる
婦人部を中心に不信が治まらなかった。
>(公明新聞)遠山清彦衆議院議員は1日、緊急事態宣言下の飲食店を
午後8時以降訪れていたことや、2019年の政治資金収支報告書に
不適切な支出を計上していたことへの責任を取り、
議員辞職願を提出し、同日夜の衆院本会議で許可された。
山口代表は同日午後、記者団に対し遠山氏から1月31日に
議員辞職の申し出があり、1日午前の常任役員会で
議員辞職願が出されたとを説明。「議員の出処進退は
本人が決めるべきもの。今回、本人の最も厳しい
決断が示され、それを受け止めた。その上で、
「国民の皆さまに強い政治不信をもたらしてしまったことを
党を代表して深くおわび申し上げます。党一丸となって、
政治の信頼回復に尽力していきます」と語った。
これに先立ち、遠山氏は識者会見で「1月29日に幹事長代理を辞任したが、
さらに重い決断をしなければ信頼回復はできないのではないかと
熟慮した結果、議員辞職すべきと決意した。
改めておわび、申し上げます」と陳謝した。
(以上、2021年2月2日の新聞記事より)
この遠山氏に関し、私は先に次に示す記事を書いていた。
→sokafree.exblog.jp/30409338/
→sokafree.exblog.jp/30411575/
→sokafree.exblog.jp/30413448/
この一連の内容を推理すると、「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、
大衆の中に死んでいく」という公明党の立党精神を守るため、
遠山氏は議員辞職というもっとも厳しい選択をしたのだと
私は感じたし、一切をかなぐり捨てた遠山氏に
納得できたし、また感動も得たのでした。
敗北ともとれるプロセスですが、私は公明党の未来にとって
大きな価値ある辞職だったと受け止めています。
その理由は、緊急事態宣言下で率先垂範に反した行動をとったこと、
2019年6~10月に地元の公設秘書が福岡市内のキャバクラ3軒に計約9万円を支出、
加えて遠山氏自身が宮崎県延岡市内のスナックを利用し、
2万円を支出していたことは、どれも問題です。
※秘書は後援会関係者らと、自身は民間企業社長と懇談した。
しかし、それが議員辞職に価するかというと本当はそうではない。
実績もある。能力もある。これからも沢山の仕事をして
世に尽くすことができる力ある議員でした。
けれど、それを全部、なぜ切り捨てたのか。
それは遠山氏の政治に対する真剣な取り組みの姿勢、思いの強さから、
「公明党に泥を塗った」ことへの悔恨の情が深くあり、
今後の公明党の前進・活躍のために、個を捨て、
組織を守ったということなのでしょう。
まさに「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」です。
私自身、任期中は在籍しても、遠山氏は次期選挙以降、
政治家を続けるべきではないと思っていました。
「申し合訳ないことをした。やり残した仕事を任期中全部やり切り、
責任をとって、衆議院解散後は政治家を引退します!」
という進め方になるだろうと感じていました。しかし、
予測もしなかった「即時、議員辞職」でした。
私は「なんだこれは。即時辞任は過剰過ぎないか!」と驚きましたが、
よくよく考えてみれば「これが一番いい選択」だと思ったし、
「遠山議員は立派な仕事をした」と感心したのです。
いかなる不正もしない、一切の私利私欲を捨てて大衆に尽くし抜く。
その道を外れたら、即時、辞職をもって責任をとる・・
その公明党の歴史の道を作ったと言えるからです。
遠山氏の心の内が今、語られることはないでしょう。
また、公明党からも情報発信はないでしょう。
今の段階では「言い訳」になるからです。
でも、この即時・辞任は、全公明党議員への大きな波紋となり、
未来永劫、不正のない党運営の流れを作る礎になるでしょう。
そして、身をもって正した、この事実をもって、他政党も起こすであろう
不正・不適切な行為への追及も、公明党は縦横無尽にできるでしょう。
以上のことから今回の内容は心から納得できたのであります。
遠山氏には「お疲れさまでした。あなたは立派です。
勝利者です」と申し上げたいと思います。
追記:誰もが、ついふらふらと行動し、失敗もミスもするものです。
しかし、そのとき、どう責任を取るかは千差万別です。
遠山氏の決断は、未来に必ず評価されるでしょう。
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by sokanomori3
| 2021-02-03 05:49
| 公明党
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