戸田城聖の生命論(6)
☆境涯という立ち位置.
以下に、十界論の記述ページの写真を添付します。
前回の「生命論(5)」の記事を以下に添付します。
→sokafree.exblog.jp/30450326/
前回の記事では、大まかな十界の形についての記事でした。
次に、具体的な十界の境涯の内容を申し上げます。
>1.地獄界:瞋(いか)っている時、ケンカをしてる時、
ケガをしたり病気になった時。
2.餓鬼界:貪って居る時、どうしても金が居る時に欲しい欲しいと血眼で借金しに
歩いている時など。必要なものを得られず焦って他を考えない時。
3.畜生界:仕事で上役などに文句を言われ、無理を言うと
思いながらだまって従って様な場合、うそをついている時、
利害を以て善悪を無視している時。
>4.修羅界:人をだまして目的をとげようとたくらん居る、
勝負事に凝って居る時、人と争っている時、
ケンカ口論をしている時。
5.人界:平凡な人並みのことをしている時。
6.天界:大きな喜び事に没頭している場合、すばらしい音楽を
聞いたり、劇を見たりしている時。新婚当初なぞ、幸福感で
一杯な時などは天界の中でも有頂天に属する。
7.声聞界:人から有益な話を聞いたり、自分の向上の為に勉強したり、
自分の悩みを解決せんとして道を求めて居る時。
8.夜の星空を見つめて宇宙の無限性を悟ったり、大火、大地震等に遭って
人生の無常を悟ったり、立派な音楽や絵を創作して、ある法則、
真理というものを感得して、自分の心境が思いがけなく開けた様な場合。
9.「無顧の悪人も猶妻子を愛す、菩薩界の一分なり」(本尊抄)
と示されて居る通り、妻子を愛し、親に孝行をして喜ばせ、
人の為に利益を与え、人に大法を説いてる場合。
10.仏界:「仏界許(はか)り現じ難し、九界を具するを以て
之を信じ疑惑せしむることなかれ」(本尊抄)
御本尊を拝み奉って九界の中に生活しながら、今生のみならず
未来永遠に渡っての幸福を確立して、世間の様々な事件、
身に降りかかる大難、生死などに依って壊されることのない
絶対の幸福を得た境涯を仏界というのである。
この時には、一切衆生を救う力をそなえて、
きわめて生命力の強い人となって居るのである。
以上、外界の十界、人間界の十界、個人の十界を示した。
(中略)人間のみならず他の動物も十界を具えて居るし、
有情のみならず非情といわれる草木、器物、
自然物も十界を具えて居る。
一例を取れば、使用している電球に付いて考えるに、
明るい下で皆が仕事をしている時に突然切れて真っ暗に
なったら一瞬にして地獄の働きである。
電灯をつけて電力を消費するのは餓鬼界である。
嵐の時なぞ屋外で街灯が消えたり、うすくなったり強くなったり
するのは修羅の働きである。其の他、人界もあり
宮殿に灯せば天界の働きである。誰かがこの電球を
調べて、さらに高級な電球を発明したら、声聞界、縁覚界であり、
光を発するという特性から人に利益を与えて居るのは
菩薩界の働きである。仏前を照らせば仏界である。
(中略)分析して見ると、植物も動物も人間も同じく皆素粒子により
構成されて居り然も一個の形を保って居る時には
厳然として十界を具えて居る。
(折伏教典42~48ページより)
所感:ついに生命論の最も大切な内容に入りました。十界から見れば、
生物だけでなく、岩石に至るまで生命になる・・
このことには多くの人々は驚くのではないでしょうか。
(私もこの記述には驚いています)
それにしても、分かりやすい説明ですね。
この十界、人の境涯は時々刻々と変化しますが、
どの境涯を中心にしているのかが問われます。
六道輪廻を中心としているのか、四聖を中心にしているのか。
その立ち位置で、人生の幸・不幸が決まってくるのです。
仏道修行は仏・菩薩の境涯を得るためのもの。
そのことが、さらに深く生命論で解説されます。
次の記事は、→ここをクリック!
ブログトップへ
by sokanomori3
| 2021-03-09 04:09
| 折伏教典の研究
|
Comments(0)
創価の森通信Freedom 音声ソフト対応BLOG
by sokanomori3
外部リンク
検索
カテゴリ
全体ブログ案内
ひらがな御書の集い
ひらがな御書
ひらがな御書に学ぶ
ひらがな御書の解説
座談会御書・解説
御書の登場人物
仏法用語
小さな一歩でしゅっぱ~つ♪
千早抄 (体験談)
千早美術館
前略 千早さま
愛別離苦
日本点字図書館見学記
新版御書の拝読
新人間革命読書感想文
聖教新聞
創価学会総本部
日蓮大聖人
池田大作先生
池田先生の詩
池田大作先生の逝去
戸田城聖先生
牧口常三郎先生
幹部指導
功徳を得る信心
創価学会の記念日
創価ニュース
学会書籍のご案内
折伏教典の研究
創価学会歌
希望の哲学
創価学会の問題
宮田幸一氏問題
妙音・自由の人
障害者スポーツ
自在の人
自在会情報
視覚障がい書籍紹介
盲導犬
勤行 唱題
公明党
政治
一般書籍のご案内
管理人より
読者の皆さまへ
創価の森の小さな家
飼い猫ラッキ一
<別館>のご案内
創価の森通信フリーダム
学会員として生きる
体験談
地域の灯台たれ
窓際族以降の17年
私の仕事
親孝行
母の旅立ち
良死の準備
介護士への道2020
介護士への道2021
介護士への道2022
介護士への道2023
介護福祉士2023年5月~
介護士の転職方法
ウクレレ愛好家
ボランティア芸人
夢修行
健康づくり
怪我・病気対策
ミニマリスト
大工は魔法
料理は魔法
健康ジョギング
フルマラソン
ぼっちキャンプ
ウイスキー愛好家
雑記帳
つぶやき
俳句
ポエム
日本・世界遺産見学
経済
フェイクニュース
創価学会批判
紛争・災害ニュース
沖縄の戦争
21世紀の戦争
九州大震災
大白蓮華
グラフSGI
公明党候補一覧
新版御書の全編拝読
任用試験
老後の人生設計
他宗教
サカマキガイ駆除
日顕宗
ダイハツミラ660
太鼓
実家の解体
未分類
最新のコメント
キョンシーさん、おはよう.. |
by sokanomori3 at 05:40 |
こんにちは。 菊川さんの.. |
by キョンシー at 17:11 |
ごんさん、ありがとうござ.. |
by sokanomori3 at 20:40 |
大きめサングラスで、外歩.. |
by ごん at 15:34 |
千早さん、おはようござい.. |
by sokanomori3 at 06:50 |
手術お疲れ様です! 瞼.. |
by 千早 at 18:23 |
キョンシーさん、おはよう.. |
by sokanomori3 at 06:19 |
千早さん、おはようござい.. |
by sokanomori3 at 06:18 |
非公開コメントさん、おは.. |
by sokanomori3 at 06:15 |
菊川さん(*^^*) 待.. |
by キョンシー at 17:38 |
菊川さん茨城へお帰りなさ.. |
by 千早 at 16:57 |
ぽっぷりんさん、おはよ.. |
by sokanomori3 at 08:28 |
両親が学会員さん、 あ.. |
by sokanomori3 at 08:27 |
キョンシーさん、こゆきん.. |
by sokanomori3 at 08:26 |
キョンシーさん、おはよう.. |
by sokanomori3 at 08:22 |
【諸天(神)最強ランキン.. |
by 両親が学会員 at 22:24 |
なんでこんな詩が書けちゃ.. |
by ぽっぷりん at 01:35 |
菊川さん、こんにちは.. |
by kaisen at 17:19 |
師弟不ニは日蓮正宗でも普.. |
by 隊長 at 09:10 |
菊川さん。 菩薩の境涯は.. |
by キョンシー at 23:17 |
リンク
ランキング登録をしています。バーナーのクリック協力をお願いします!
ひらがな御書ホームページ
ひらがな御書ホームページ
以前の記事
2024年 11月2024年 10月
2024年 09月
2024年 08月
2024年 07月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 04月
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月