2021衆院選の左派敗北の理由

☆自公政権293議席.

以下に、衆院選挙結果の読売新聞円グラフを示します。

写真解説「新勢力として自民・公明で293議席、野党で162議席が記されています」

---

令和三年の目玉の衆院選挙が終わり、結果、公明党は32議席を獲得、
自民党と合わせて293議席の安定多数を得ました。

候補を一本化した左派勢力の立憲民主、共産党は議席を減らし、
維新が41議席の大躍進を果たしました。加えて国民は微増、
いずれも与党寄りの政党が躍進しました。

結果として、自公政権は国民の総意をもって信任されたことになります。
公明党は小選挙区9候補が全員当選、比例区で23名を獲得しました。
以下に、公明党の「党声明」を要約します。

＞わが党は、公認候補を擁立した9小選挙区で全員当選、比例区では23人が当選、
合計で公示前から3議員増の32議席を獲得することができました。
公明党に深いご理解とご支援をお寄せくださった国民、有権者の皆さま、
とりわけコロナ禍という未曽有の状況の中、最後の最後まで
大きく押し上げてくださいました全国の党員、創価学会員の
皆さまに心より感謝と御礼を申し上げます。

この結果は、自公連立による4年間の安定した政権運営が、
国民の皆さまに支持されたと確信いたします。
特にコロナ対策では、二回目のワクチン接種を終えた人が7割を超え、
重症化を防ぐ治療薬の活用も進み、新規感染者数が激減するなど、
明るい兆しが見え始めていることが評価され、同時に、
痛んだ暮らしの立て直しと新たな経済成長を実現してほしい
との期待の表れと受け止めています。（中略）

わが党は選挙戦を通じて、三回目のワクチン接種の無料化や
国産治療薬の開発・実用化、医療供給体制の強化など、
感染症に強い国づくりをはじめ、経済の再生や子育て・
教育支援の充実を強く訴えてまいりました。
掲げた公約の実現に総力をかかげ、誰もが希望を持ち、
安心して暮らせる日本を築いてまいります。

2021年11月1日　公明党.

今回の選挙は、野党が候補を統一し、与党と野党の一騎打ちに
持ち込む作戦に出て、与党側には大きな危機感がありました。
マスコミも自民党の敗北、立憲民主党の躍進を予測、
事前情報は与党不利とされていました。

しかし結果は逆で、自民党は議席を減らしたものの単独で安定多数を得て、
与党に考えが近い維新や国民民主も議席を増やしました。

左派の「沢山の国費を国民に還元する」という主張を
なぜ、国民は支持しなかったのでしょうか。

それは「儲けて分売する」の「儲け」が欠如しているからです。
加えて、野党は「政権交代すれば生活が豊かになる」という
政権交代のみのスローガンだけで戦ったのでした。
地に足を付けていない主張を、国民が「ウソ」と
見抜いた結果だったのではないでしょうか。

野党の主張を「悪魔のささやき」とまで批判している人がいます。
以下に、政治評論家の森田実氏の動画を示します。

→youtube.com/watch?v=Zq523CrkTQo

経済、外交、教育、福祉など、全方位で安定した生活がしたい国民にとって、
「分配だけ」を主張し、「お金のある人からお金を取って分配する」
というような左派思想は容認できないかったのでしょう。

※かくいう私も、左派の主張には全く賛同できません。

私が左派や良識を欠くマスコミに失望するのは、彼らが
「火のない所に煙りを立てる」ことです。
日本が世界的に見て、とても暮らしやすい素晴らしい国なのに
「オカシイ」「ヒドイ」と批判ばかりをしていることこそ
日本の政治問題の元凶だと思うからです。

公明党が長年、福祉に教育に尽力し、防災・減災など
命を守る政策を推し進めた結果、日本は
揺るぎない幸福国家になれているのですから、
「今の政権をぶっつぶせ！」のスローガン一本では
お門違いもはなはだしいと思います。

ともかく、視野の狭い野合の野党が勝たなくて本当に良かったし、
今後、与党、また良識ある一部野党の力で、
良い国づくりをしていただきたいです。


ブログトップへ