吉野家と遠山問題の共通点

☆信用・信頼のドミノ倒し.

牛丼「吉野家」は、このところ失態続き。常務取締役による
「生娘シャブ漬け発言」の次は、就職説明会に参加を希望した学生を
「外国籍の人」と誤認し、参加を断ったことがニュースになり、
吉野家ブランドが「ヒール」になっている。

「弱り目にたたり目」であるが、マスコミも
二匹目のドジョウと容赦しない。

では、吉野家はそこまで叩かれるような粗悪な存在であろうか？
そうではない。どの企業もほころびがあるし、
叩けばホコリが出るのである。多人数の企業・
組織が完璧なクリーンであるはずはない。

この吉野家の問題と「遠山問題」はとても似ている。
クリーンな公明党。その中に不正も、あるいは
誤解を与える行動も当然だが存在する。

昨年、遠山はコロナ流行での外出制限において銀座で酒を飲んだ。
現職の国会議員。マスコミは尾行していたのであろう。
しかも、事前に「11万円の不正使用」も調べ上げていた。
その隙を突き、ニュース報道に踏み込んだ。

国民の行動を規制しているさ中、国会議員が規制を破ったこと、
遠山事務所の関係者がキャバクラの領収書を
公費使用として申請していたことも発覚、
「問答無用」の即時議員辞職となった。

支援者は愕然とした。その一人の私もショックを受けた。
しかし、議員辞職の後も問題の追及が起った。
「仲介料・1000万円の違法取得」である。

その問題の内容を詳しく書いた記事3つを以下に掲げる。

→sokafree.exblog.jp/31341914/
→sokafree.exblog.jp/31346177/
→sokafree.exblog.jp/31350174/

正直申し上げれば、私は遠山が仲介料として受け取ったとは思っていない。
仲介111件（総額37億2000万円）で得たお金は1000万円である。
政治献金は150万円まで認められている。
もし、仲介料を目的とした行動なら1000万円を
遥かに超えた金額を手に入れたであろう。

遠山自身も「それは仲介料ではない。政治献金」と主張している。
結果、懲役2年、執行猶予3年、罰金100万円の罪に服した。
遠山は「判決を重く受け止めます。ご支援を賜った方々に
心よりお詫びを申し上げます」とコメント。
一切、言い訳をせず、遠山は上告をしなかった。

なぜ、上告しなかったのか。それは先の銀座問題、
不正使用問題があったからであろう。
すでに「ヒール」のレッテルを張られた遠山が
上告すれば世間はどう思うだろう。

「反省がない！」「とんでもない！」と傷口が広がるだけである。
事実とは違う判決だったとしても、公明党の名誉を
これ以上傷つけられないと判断したのではないか。

もともと身から出た錆。罪が軽くなったところで
公明党に塗ってしまった泥はぬぐえない・・
遠山はそう考えたに違いない。

公明党は常にマスコミから狙われる。悪意をもって追尾される。
だからこそ公明党議員は「李下に冠を正さず」の生活が
絶対に必要になるし、肝に銘じるべきだ。

これは何も議員に限ったことではない。
学会員、とりわけ有名人の学会員は同じである。
私のような平凡な存在であっても、
私自身、そのことは常に意識している。

ひとたび広宣流布に身を置けば同じである。
学会正義に泥を塗ってはならない。


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