自公選挙協力解消の真相

☆半年近くの交渉決裂.

東京28区の問題での選挙協力を解消した新聞報道を示します。

写真解説「公明新聞“自民の対応、大変心外。誠実な協議と言えず”のタイトル」

---

昨日、公明党が次期衆院選の東京選挙区におて“自民党を推薦しない”
方針を打ち出し、自民党との亀裂が明らかになりました。
暗雲急を告げたTVニュースに驚くと同時に、
近未来の連立解消も予感させられました。

きょうの公明新聞に、この問題の真実が掲載されていたので、
記事の一部を抜粋すると共に所感を申し述べます。

＞公明、東京で自民と選挙協力解消.
方針決定、自民に伝達.
都議会での自公協力も解消.
自民の対応、大変心外.
誠実な協議と言えず.

（以上、記事のタイトル）

＞公明党の石井幹事長と西田選挙対策委員長は25日昼、
自民党の茂木幹事長、森山選挙対策委員長と会談、
東京都における次期衆院選小選挙区の
候補者を巡る交渉の経緯を踏まえ、
公明党としての対応方針を伝えた。
この会談の中で石井幹事長は「東京における
自公の信頼関係は地に落ちた」と述べ、
同日の党常任役員会で決定した方針を伝達、
具体的には、①東京28区で公明党として
候補者を擁立しない、②公明党が候補を
公認した東京29区で自民党からの推薦は求めない、
③東京の小選挙区で公明党は自民党候補のを
推薦しない、④今後の都議会や首長選などで
自公の選挙協力をしない、⑤都議会に
おける自公の協力関係を解消する、とした。

＞自民党側は、党内で検討する考えを示したが、
石井幹事長は「公明党の最終的な方針なので、
この方針を変えることはない」と述べた。

＞石井幹事長が25日、党会合で述べた自公間の
交渉の大要は、次の通り。

＞公明党は衆院小選挙区の「10増10減」に伴い、新たに
戦局が増える地域での擁立を目指し、東京・埼玉、
千葉、愛知に絞って自民党と交渉を重ねてきた。
東京29区は、公明党の現職がいる旧東京29区が割れたため、
公明党はそのうちの東京29区での擁立を選択した。
（この判断は）事前に自民党の茂木幹事長らに
了解を得た上で1月25日に公認を発表した。
しかし、5月の連休明け3に、公明党の予定候補者が
自民党都連幹事長に挨拶したところ、
「公明党のやり方は強引だ」「自民党の現場は
応援しない」「自民党の公認がなくても
出馬したい人がいる。その人を応援する」との
発言があった。とんでもないことだ。
今月23日になっても自民党から「強い反発が残る」
と伝えられ、今だに調整がついていない。

＞（西田選挙対策委員長も）自民党の候補者がいない
ことを確認し、東京28区での公明党の擁立を
「自民党本部としても最大限協力する」との話もあった。
しかし、23日には自民党から「東京都連としてすでに
候補者を決定している。地元を説得して
全面的に協力することが困難」と伝えられた。
初耳だ。代替え案として東京12区、東京15区での
擁立が示されたが、公明党は、両選挙区ともに
すでに自民党の現職がいることから対象としていない。
状況も異なり、受け入れられない。

＞半年近くに渡る交渉だったが、残念ながら（自民党が）
誠実な協議とは言えないことがあった。
ここに至り、自民党から応援できないと
言われたことは大変心外だ。

（公明新聞2023年5月26日より）

自民党に誠実にに尽くしてきた公明党に対し、自民党が
不誠実な対応をしたなら仕方ないでしょう。
おそらく選挙日程が迫っている状況の中で、この
タイミングしか道がなかったのでしょう。

責任ある政党同士ですし、相手を馬鹿にしたような
対応をされてはタッグは組めないし、このことで
自公の勢力が弱まっても、長い目で見れば
前三後一の後退として容認できます。

公明党は公明党らしく、与党であろうと野党であろうと、
その価値を如何なく発揮してほしい・・
私的には野党・公明党でもかまいません。

世の中を良くしていく努力を続ける公明党であるかぎり、
私は生涯、応援を続けるのですから。


ブログトップへ