母の検査入院
☆余命二週間の診断.
私の父は2001年3月23日に71歳で死去しました。
当時、私は41歳でした。今、私は64歳です。
そして先日、母が85歳で亡くなりました。
父を失って23年間、母は一人で岡山で生活していました。
18歳で東京に出た私は、親孝行をいかに果たすかを
ずっと悩み続け、ことあるごとに
できるかぎりのアプローチをしてきました。
そして、そのアプローチはこれからも
何年も続くだろうと考えていました。
振り返れば、今から10年前に母が病に倒れた時、
母の命には限りがあり、必ず死ぬであろうことを実感しました。
以来、私は具体的な親孝行について真剣に考え、
その方途を模索、確定したのです。
それは当時56歳だった私が、60歳で会社を引退して
次に介護の仕事をして、母が衰弱したら
一緒に暮らすというシナリオでした。
独り暮らしの母ですが、最期は淋しい
思いを絶対にさせないと決意したのです。
以下に、その最初のアクションを書いた
8年前の記事を以下に示します。
→sokafree.exblog.jp/26155848/
※この記事の内容は、介護資格「初任者研修」の
説明会に参加した時のものです。
父を失ったとき、私は父の支援を何もできませんでした。
ただ一度、父の髭を剃ったことがありました。
その時の父の笑顔は忘れ得ぬ思い出になっています。
父は、死に際し次のように語りました。
「わしは死ぬことなんかちっとも怖くないぞ・・
お母ちゃんを頼むな・・」
これが父の最後の言葉でした。
以下に、当時を語った記事を示します。
→sokanomori.exblog.jp/11207643/
私は母の晩年に際し、できる限りのことをしたいと考え、
以降、いくつもの支援を行ってきました。
遠方でもあるし、できることは限られましたが、
出来る限り先手を打ってきました。
本年(2024年)初頭、私は複数の親戚に連絡を入れました。
「今年の5月18日(土曜日)に母と伺います。
元気なうちにぜひ会ってください」
ホテルの予約、レンタカーの手配も済ませました。
そして母は3月末まで元気でした。
親戚も母との再会を楽しみにしてくれていました。
私の希望は大きく膨らみ、今年一番の
イベントの準備を加速させました。
ですが、4月初頭に母の体調が悪くなったのです。
私の奥さんが急遽帰郷して付き添い、
4月11日に検査入院しました。
そして12日、「余命二週間」を告げられたのです。
胆のう癌でした。すでに各所に転移があり、
数日後、腹水を抜く処置が施されました。
私は4月13日に帰郷して一週間滞在しました。
母の意識ははっきりしていて苦痛は少なく、
個室で手厚い看護を受けていました。
この母が亡くなったのは4月27日AM10時です。
余命二週間の宣告の通りの死去でした。
母の葬儀は5月3日に行われました。
今、母の遺骨は茨城の私の自宅の仏壇にあります。
私は7月から岡山に帰郷して、母の死去後の
手続きをする予定になっています。
予定していた親戚回りの直前に母が入院・死去したことは、
読者の皆さまからすれば驚きのことでしょう。
ですが、実はとても不思議なのですが、最高の形での
母の死であり、葬儀でありました。
さらに申し上げれば、わが母の死は誇りが持てる、
大きな感動を伴う旅立ちとなりました。
そのことを、私はしっかりと皆さまに
ご報告させていただきたいですし、
これからの私の予定もお伝えしたいのです。
尚、この記事より「母の旅立ち」と題し、
シリーズでご報告申し上げます。
内容は、この記事を含め以下の10篇とします。
(現段階の予定です)
①母の検査入院(余命二週間の診断)
②帰郷(母の死の受け止め方)
③親戚への連絡(イベントの中止)
④最後の母との対話(一時、茨城へ)
⑤訃報(死去した母との対面)
⑥通夜(感謝の勤行・題目)
⑦告別式(5・3の葬儀)
⑧遺骨との生活(幸せ)
⑨決意(これからの予定)
⑩霊山への旅立ち(まとめ)
これから私の母の死の体験(真実)を語ります。
最後までご覧いただければ幸いです。
次の記事は、→ここをクリック!
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by sokanomori3
| 2024-05-30 05:43
| 母の旅立ち
|
Comments(9)
Commented
by
リストラおやじ
at 2024-05-30 07:03
x
お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。お題目送ります。
Commented
by
夕焼け
at 2024-05-30 18:28
x
知りませんでした。
追善の題目を送らせていただきます。
追善の題目を送らせていただきます。
Commented
by
sokanomori3 at 2024-05-31 04:21
リストラおやじさん、夕焼けさん、
ご安心ください。
母は一点の曇りなく、
清く美しく旅立ちました。
ありがとうございます。
★菊川広幸
ご安心ください。
母は一点の曇りなく、
清く美しく旅立ちました。
ありがとうございます。
★菊川広幸
ご冥福を心よりお祈りします。
自分も83歳になる母がいます。
残された時間を大切にと祈る日々です。
ご自身のお体ご自愛ください。
自分も83歳になる母がいます。
残された時間を大切にと祈る日々です。
ご自身のお体ご自愛ください。
Commented
by
sokanomori3 at 2024-06-01 04:27
レオさん、おはようございます。
私の母とほぼ同年齢ですね。
ありがとうございます。
★菊川広幸
私の母とほぼ同年齢ですね。
ありがとうございます。
★菊川広幸
Commented
by
kaisen
at 2024-06-02 20:11
x
お悔やみ申し上げます。
Commented
by
sokanomori3 at 2024-06-03 06:00
kaisenさん、ありがとうございます。
★菊川広幸
★菊川広幸
Commented
at 2024-06-14 16:50
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
sokanomori3 at 2024-06-15 06:10
非公開さん、おはようございます。
>お母さまの訃報に接し、(中略)ショック過ぎて言葉が見つからず 連絡差し上げるのが遅くなってしまいました。それでも素晴らしい旅立ちだったとのことに少し安堵しています。心から心から御冥福をお祈り申し上げます。
ありがとうございます。
年老いていく両親のことは、
子であれば人生最大級の心配事でしょう。
けれど手厚い親孝行ができていれば、
その先には歓喜があるでしょう。
そのことを私は体験しました。
不思議な体験でありました。
★菊川広幸
>お母さまの訃報に接し、(中略)ショック過ぎて言葉が見つからず 連絡差し上げるのが遅くなってしまいました。それでも素晴らしい旅立ちだったとのことに少し安堵しています。心から心から御冥福をお祈り申し上げます。
ありがとうございます。
年老いていく両親のことは、
子であれば人生最大級の心配事でしょう。
けれど手厚い親孝行ができていれば、
その先には歓喜があるでしょう。
そのことを私は体験しました。
不思議な体験でありました。
★菊川広幸
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