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母の最期の言葉


☆祈「小病小苦・広宣流布」


母の闘病に際し、仏壇に供えた祈念用紙の写真を示します。
母の最期の言葉_b0312424_05040563.jpg

写真解説「白い用紙にマジックで“小病小苦・広宣流布・綾子”と書いています」

前回の記事を以下に添付します。
→sokafree.exblog.jp/33830134/

人は生まれる時と死ぬ時を選ぶことはできません。
短い人生もあるし、長い人生もありますが、
大事なことは人生の中身でしょう。

母の85年間の人生は決して短くありませんでした。
その晩年は安穏で安楽でした。

母を見舞って私は一週間古里に滞在しました。
葬儀の手配を進めつつ、毎日、
母の小病小苦と広宣流布を祈りました。

病室の母は時折「しんどい」と言いつつも、
「私は歯医者から“50歳には歯が全部なくなる“と言われけど
3本残っとる。大したもんじゃろう」と言い、
二人で笑ったりもしました。

母は「寝てばかりいるから腰が痛い」でも
「苦しくはない」と言うのでした。

このように私が滞在中の母は重篤ではなかったので、
一時、茨城で仕事をしつつ、健康状態に
変化があれば帰郷することにしました。

母は言いました。

「私は悔いはないで。広幸、後をたのむ・・
それでなあ、私の葬儀の時は一番ええ
黒地の花模様の着物を着せてくれ」・・

自宅には母の着物が6着ありましたが、
花模様のついた黒い着物が見当たりません。
あったのは黒い「喪服」で、さすがに
これではないと思いました。

「一体、どの着物のことを言っているのだろう?」

近所でいつもお世話になっている婦人部の力を借りて探している時、
見上げた箪笥の上にオレンジ色の箱ありました。
中身は黒色で見事な花の刺繍のある着物でした。
私の結婚式にまとっていた着物でした。

「これだ!この着物だよね!」と言うと、婦人部さんは
「そうじゃ、これじゃ!」と二人で笑いました。

その翌日、その着物を病院に持参しました。
病院から死去の時、着せる着物を
持参するように言われていたのです。

担当の看護師に「本人が望んだ着物」であることを伝え
「大変ですが着せてください」とお願いしました。

その日、母は酸素吸入器のチューブを鼻に入れて眠っていました。
声をかけようとすると先に母が目覚めました。

「なあお母ちゃん、明日、茨城に帰ることにした。
また来るけえな」と話すと、母は
次のようにはっきりと言いました。

「私は池田先生の所に行く。
池田先生と共に生きてゆくよ」

私は衝撃を受けながら母の言葉を聞きました。
そして、あえて穏やかに言いました。

「でも、すぐに行かんといてな・・
ほんなら、これで帰るよ。
また来るで・・」

母と握手をしました。小さな温かい手でした。
病室のドアから振り返ると、母は
横たわりながら手を振っていました。

それが生前の最期の姿となりました。

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by sokanomori3 | 2024-06-03 04:19 | 母の旅立ち | Comments(6)
Commented by キョンシー at 2024-06-03 12:10 x
菊川さん
ブログ配信ありがとうございます。
昔からブログを読んでいるせいか、他人事とは思えず、私は泣けて泣けて泣けて泣けて。もっと生きて欲しかったと思うのです。
Commented by sokanomori3 at 2024-06-04 04:58
キョンシーさん、おはようございます。

私は結局、親戚回りのイベントできなかったし、
介護も一切、することができませんでした。

けれど、「悔いはない。私は池田先生の所に行く。
池田先生と共に生きてゆく」との
母の言葉に、母の死への決意と
母の人生の勝利とを
はっきりと受け止めました。

最後、母はいつものように手を振ってくれて、
これは私が実家を出る時に必ずしていたことです。
何度、母は手を振ってくれたことでしょう。

最後はベットの上からでした。
その光景は生涯忘れることはないでしょう。

ありがとうございます。
★菊川広幸
Commented by キョンシー at 2024-06-04 12:11 x
菊川さま
お返事ありがとうございました。
お母様の決意に感動いたしました。
池田先生の「母は偉大なる大地」との言葉を思い出しました。
ブログの続編で、また感動したいです。
Commented by sokanomori3 at 2024-06-04 19:24
キョンシーさん、こんばんわ。

親の死を多くの人は詳しく述べることはないでしょう。
けれど私は、できる限り詳細に、リアルに
お伝えしたいと考えています。

私には子がいないし、母は一人暮らし・・
一般的にみれば悲しい生活に
受け止めることでしょう。
まして、親孝行修行を4年もやって、
いよいよこれから本番という時期に
母が旅立ったのです。
葬儀に訪れた人たちも
多くそう思っていたのではないでしょうか。
ところが違うのです。
母も私も歓喜の日々を生きたのです。
そのことをしっかりと
お伝えできればと思っています。
★菊川広幸
Commented by オガワ at 2024-06-10 11:18 x
初めてコメントさせていただきます。
10年ほど前に発心して、菊川さんのブログに触れてまいりました。
水の信心とはいかず、波の信心で来たり来なかったりとしておりましたが、再発心した時や逆に信心に迷いがある時、また政治ネタを信心の視点から見る時に、菊川さんはどのような考えでおられるのかと時折ブログを拝見させていただいておりました。
今回久しぶりに来たのですが、本当に驚きました。菊川さんとお母様のご心情に触れると涙が出てきます。
私も今40代に突入し、年老いる父母、妻の義父義母に何ができるか、また最後の時をどう迎えられか深く考えさせられました。
心よりお悔やみ申し上げます。
大変な中ブログ配信ありがとうございました。
Commented by sokanomori3 at 2024-06-10 17:16
オガワさん、こんにちわ。
40代というと現役で一番輝ける時代、
でも大変忙しい時代と思います。
その中でいつか訪れる親の死をどうするのか、
私は当時、ぼんやりと考えていました。
私が動いたのは50歳の時、
旧ブログ「創価の森の小さな家」の時に、
母を東京見物にさそって
祈念のアルバムを作ったことでした。
この時の写真を、今回の葬儀で遺影に使いました。
以降、母は何度か病気になって
入退院を繰り返し、都度私は
母の支援に全力を尽くしました。
遠く離れた母に、思うような行動ができず
悩んだことも多かったです。
この程、私は母を失いましたが、
やるべきことをやってきたことで
残念だったり、悔いが残るようなことは一切なく、
そのことが母にとっても、私とっても
幸せな旅立ちとなりました。
池田先生は何度も親孝行について指導され、
私も都度、自分自身の親孝行を祈り、考え、
行動してきました。

このたび、葬儀についても「余命二週間」という告知があり、
十分に準備をして臨むことができました。

一つひとつがギアがかみ合い、
一点の悔いもない旅立ちができました。
私は元気です。
ありがとうございます。
★菊川広幸


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