訃報

☆死去した母と対面.

白い棺の手前で揺れるロウソクの炎の写真を添付します。

写真解説「通夜で撮影した棺とロウソクの写真です」

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前回の記事を以下に添付します。
→sokafree.exblog.jp/33831243/

母は重篤には至っていませんでした。
私は一時、職場に復帰しつつ
病院への問い合わせを続けました。

4月27日午前9時過ぎに病院から連絡があり、
「衰弱しているので来てほしい」と言われました。
私は「では明日帰ろう」と思ったのですが、
1時間後の10時に再び連絡があり、
「亡くなりました」と知らされました。

私はすぐに仕事をやめ、上司に母が亡くなったことを伝えて
仕事を引き継いだ後、すぐに自宅に戻りました。
自宅に着くと奥さんが帰郷の準備を済ませていました。
奥さんは抜けられない仕事があったので、単身、
私だけで古里に向かいました。

帰郷途中、「時が来たんだ」と心の中でつぶやきました。
悲しみとかつらさとかは一切ありませんでした。
ただ走馬灯のように、母との様々な生活が
浮かんでは消え、消えては浮かびました。

最寄駅から電車を乗り継ぎゴールデンウイーク中の東京駅に着くと、
新幹線の切符売り場は長蛇の列でした。
自動販売機で手が震えて思うように買えません。
「焦るな、落ち着け！」と言い聞かせて
やっと「のぞみ」の指定席を取りました。

岡山駅からバスに乗り換えて、夕方の6時過ぎに
実家の近くのバス停に到着しました。

この時間では母と会うことはできません。
帰宅してすぐ、母の面倒を見てくださっていた
学会の婦人部の家に挨拶に行きました。

その婦人部さんは「綾ちゃん、綺麗な顔じゃったよ。
私がな、あの着物を着せてあげた。
お化粧もしてあげた」と笑顔で言いました。

その日の夜の7時過ぎ、親戚から電話があり
「病院に向かっている」とのこと・・
「母は葬儀場の霊安室で、今の時間は閉まっているから
会えませんよ」と言うと「もう近くにいるから
自宅に寄りたい」とのことでした。
「何にもないですよ。それでよければ」と伝え、
しばらくして親戚3人が訪れました。

この親戚は、母の兄、祖母方の娘夫婦です。
自販機で買ってきてくれたお茶で
しばし対話をしました。

翌朝、葬儀場の霊安室に眠る母と対面しました。
母はベッドに横たわり、顔に白い布が
掛けられていました。そっと布を上げると
安らかで美しい母の顔がありました。

「お母ちゃん、来たよ・・
ええ顔しとるなあ。綺麗じゃなあ・・
見事だなあ。ありがとう」

母の顔は、広宣流布の実証の顔でした。

母と対面した後、葬儀屋の担当者と
葬儀の打ち合わせに入りました。

葬儀のスケジュールは満杯で5月3日が最短でした。

「もっと早くなりませんか？」
「この日が最短です」
「分かりました」

27日の死去で葬儀が5月3日ともなると、
一週間待たされることになります。

「この美しい母の顔がもつのだろうか」と不安でした。
ともかく告別式日時が火葬場へ連絡され、
5月3日10時に決まりました。

次に死亡届けを役場に提出、火葬許可証を得ました。

※この許可証日時と告別式は一体です。
別々の日程では成り立ちません。

葬儀の日程を地元の学会に伝え、
儀典部の導師、副導師と打ち合わせて、
葬儀の内容が確定しました。

地元の町内会によって、葬儀日程と葬儀の内容
（通夜なし、香典なし）が伝えられました。

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